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DAY1184:短い付き合いと別れ



ワシが腰掛け会社に身を置いた1月の後半から数日して一緒に仕事した、カワサキがこの度、腰掛け会社を卒業。


先週一杯で辞めて、知り合いの荷揚げ屋に行くとタニムラさんから聴いたのが、3月の終わり位。


それからずっとコイツと一緒に仕事行く事がなく…


このまま逢わずに終わってまうんかと想われた先週末、3人仕事の現場があり、ワシとタニムラさんで何時も仕事をしてる中、カワサキが加わった。


コイツ、初めて一緒に成った京都の現場でコイツのせいで怪我させられた事もあり、仕事も出来ひん、何処か抜けた20代前半の若造なんやが…


何か唯一、腰掛け会社の中でワシ的にやり易いヤツやったカワサキ


仕事は出来ひんのはワシから観たら腰掛け会社全員。


タニムラさんも他の連中(ヴェテラン、若手問わず)も全員と一通り仕事したが、目糞鼻糞(笑)


が、その中でも他の連中にはない、謙虚さ?身の程を知ってたのが、唯一カワサキだけ。


仕事の事をワシに聴きに来たり、ワシの云う事を聴こうとする姿勢は仕事が出来ひん人間としては本来当たり前の事なんやが…


タニムラさんを始め、ヴェテラン勢はプライドが邪魔してか、そう云う姿勢はなく、同じ仕事出来ひんのにワシの忠告を聴かへんと、結果2度手間に成ったり…


と、仕事下手やセンスのなさでワシを苛付かせる事が多かった中、カワサキが唯一ワシに謙虚さを観せたヤツやった。


まぁ、ワシとしては出来が悪いヤツ程可愛い存在と云うか、何処か嘗てのマルオを想い出させる様な存在やった、カワサキ


マルオ程仕事出来ひんけど、コイツ(笑)


最期の最期で現場が一緒に成って、弄り倒したし、もう職種も違う荷揚げ屋に行く事に成ったにも関わらず、最期の日も仕事を教えたワシ。


カワサキも「また何処かの現場で(他業者)として一緒に成る事があるかも知れませんね?」とワシに云うて来たが…


ワシは「いや、その時があってもお前なんかガン無視や」と云い返した(笑)


ワシより先に腰掛け会社を去ってったカワサキ


まぁ、カワサキ本人にも最期の日に云うたが「こんな会社に居ってもエエ事何1つあれへんから、荷揚げ屋で頑張りや?絶対こんな会社に戻って来るなよ?」


と、ワシなりの激励の言葉を贈った。


腰掛け会社で唯一まともな存在?やったカワサキが辞めた事で、ワシの張り合いも益々失くなった。


ワシの後追い卒業の日も近なったわな。


カワサキが抜けた事で腰掛け会社にはワシを苛付かせる人間しか居らん事に成った。
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