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5G基地局搭載の、ドローンを使った、林業機械の遠隔操作。

〇 スウェーデンTeliaなどが実験。

スウェーデンの通信事業者Telia(テリア)は、携帯型モバイル基地局を搭載したドローンを使って、林業機械を5G(第5世代移動通信システム)経由で遠隔操作する実験を実施した。スウェーデン中央部ヴェステロース(Västerås)郊外の森において、Teliaのようなスウェーデンを代表する組織・機関を挙げての共同プロジェクトの一環として行われた。具体的には国立大学Mittuniversitetet(ミッドスウェーデン大学)、Ericsson(エリクソン)、森林利用研究所(Skogforsk)、製紙大手SCA(スベンスカ・セルローサ)、Volvo Construction Equipment(ボルボ建設機械)、木材測定機関Biometriaである。同プロジェクトにはスウェーデン政府イノベーション庁(Vinnova)とデジタル化推進プログラムが共同出資している。テリアが2024年6月18日(現地時間)の同社プレスリリースにて紹介した。

(出所:Telia)
                                                         (出所:Telia)

関連プレスリリース:Drone used to extend 5G network to enable forestry machine to be remotely controlled

独自の携帯型基地局をドローンに搭載することで、ネットワークが整備されていない地域に一時的に5G接続可能な環境を構築し、林業機械の遠隔操作を可能にした。今回の実験では、林業機械とドローンの距離は500mほどだったが、そのカバー範囲は最大3kmに及ぶという。なお、林業機械の運転手は約80km離れたスウェーデン・ウプサラ市にあるSkogforskの遠隔操作ラボから操作していた。

今後は、このドローンを使って、整地機械の遠隔操作実験も予定している。今回の林業機械よりさらに重量のある整地機械を、人が作業することが困難な地形に設置して遠隔操作実験を行い、運転手の労働環境の改善を目指していく。

Teliaでは、この技術が今後、林業や農業以外にも適用され、移動通信ネットワークが遮断された際の被災地などでも活用できるようになるとしている。今回、Mittuniversitetetではデータ通信時の遅延時間や信頼性も調査しており、Wi-Fi(無線LAN)ベースの通信などとも比較しながら5Gのさらなる可能性を探索するという。


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