goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました!

ディスプレイ 表示 快適設定 の ツボ。②

◯ 見やすく操作しやすいデスクトップ画面を実現、自分好みに仕立てる手順。

パソコンを起動すると最初に表示されるデスクトップ画面。何か操作を始めるときの、まさにスタート(ホーム)画面といえる存在だけに見やすく、操作しやすいのが理想だ(図1)。この章では、自分好みのデスクトップ画面に仕立てる手順を紹介する。

図1 見やすく使いやすいデスクトップ画面にするには、背景の壁紙をシンプルにし、よく使うフォルダーやごみ箱などを目立たせるのがポイント。さらに、アクセントカラーを使うとタスクバーやスイッチ類に目が向きやすくなる
図1、見やすく使いやすいデスクトップ画面にするには、背景の壁紙をシンプルにし、よく使うフォルダーやごみ箱などを目立たせるのがポイント。さらに、アクセントカラーを使うとタスクバーやスイッチ類に目が向きやすくなる。

シンプルが一番! 見やすさ重視で壁紙を変更。

真っ先に変更したいのは壁紙だ。Windows標準の壁紙はもちろん、メーカーが用意しているものは写真だったり模様だったりする。カラフルで見栄えが良い半面、デスクトップ画面上のアイコンが見づらくなるという欠点がある。やはり見やすさを重視するなら壁紙は、無地の単色がベストだ。その際、色合いは明るいものより暗めのトーンがお薦め。壁紙とアイコンの明暗差が大きくなり、アイコンがくっきり見えるようになるからだ。

壁紙の変更は簡単。まず、デスクトップ画面の右クリックメニューから「個人用設定」を選択。開いた画面で「背景」を選び、「背景をカスタマイズ」のプルダウンメニューで「単色」に切り替える(図2)。あとは、壁紙にする色を選べばよい。ここでは、上から3段目のダークグレーを選んだ。図1右で示したように、変更後はアプリやフォルダーのアイコンがかなり見やすくなる。

図2 壁紙を変更するには、まずデスクトップ画面上での右クリックメニューから「個人用設定」を選び、開いた画面で「背景」を選択(1)~(3)。背景を「単色」にしたうえで、背景色を選ぶ(4)(5)
図2、壁紙を変更するには、まずデスクトップ画面上での右クリックメニューから「個人用設定」を選び、開いた画面で「背景」を選択(1)~(3)。背景を「単色」にしたうえで、背景色を選ぶ(4)(5)。

シンプルな壁紙に変更したら、OSのウインドウ内の配色も抑えめにしてトーンをそろえたい。ここでは「ダーク」を選択した(図3)。Windows標準の「ライト」ではウインドウ内の下地が白色だが、ダークだと黒色に変わる。黒地のバックに白文字が浮き上がるので認識しやすい。同時にウインドウが透ける効果もオフにしておく。

「ダーク」モードに変更
Θ 「ダーク」モードに変更。
図3、暗いトーンの壁紙を選んだのなら、ウインドウ内の色も抑えめにしたい。「個人用設定」の「色」でモード(全体の配色)を「ダーク」に変更する(1)~(3)。ウインドウの一部が透ける効果もオフにする(4)。

これだけでもよいが、見やすくするためにもうひと工夫。タスクバーやタイトルバー、ウインドウ枠などに色を付けておこう。これらのパーツは、OSやアプリの操作で重要な部分。好みの色で目立たせると、メリハリの利いた画面になる(図4)。壁紙やウインドウ内の配色を抑制している分だけ、アクセントカラーの効果を発揮しやすくなる。

アクセントカラーで重要箇所を強調
Θ アクセントカラーで重要箇所を強調。
図4、さらにタスクバー、ウインドウの枠、オンオフの切り替えスイッチ、タイトルバーなどを目立つ色にするのもお勧め。壁紙やモードに黒系を選んだ場合は、図3下と同じ「色」の設定画面から「アクセントカラー」を黄色にすると見やすくなる(1)~(4)。

アイコンのサイズを大きく! 高精細化によるにじみも解消。

続いて、デスクトップ画面上のアイコンをカスタマイズする。まずは、アイコンのサイズの変更だ。アイコンの大きさは、ディスプレイの大きさや解像度、本特集の1本目で紹介した画面の拡大率などによって変わるが、ここではアイコンそのもののサイズを大きくしたい。

サイズ変更は、デスクトップ画面を右クリックすると現れる「表示」メニューから実行する。標準のアイコンサイズは「中」になっているので、これを「大」に変更する(図5図6)。大サイズのアイコンは、中サイズよりも約4倍大きく、かなり見やすい。

図5 デスクトップ画面のアイコンサイズが見にくかったら、サイズを大きくしよう。サイズを変えるには、まずデスクトップ画面上で右クリック(1)。開いたメニューの「表示」にある「大アイコン」を選ぶ(2)(3)
図5、デスクトップ画面のアイコンサイズが見にくかったら、サイズを大きくしよう。サイズを変えるには、まずデスクトップ画面上で右クリック(1)。開いたメニューの「表示」にある「大アイコン」を選ぶ(2)(3)。
図6 左が標準サイズの中アイコン。右は図5の方法で変更した大アイコンだ。大アイコンにすると、縦横の長さがそれぞれ約2倍になる
図6、左が標準サイズの中アイコン。右は図5の方法で変更した大アイコンだ。大アイコンにすると、縦横の長さがそれぞれ約2倍になる。

もし大サイズでも見にくいなら、特大サイズのアイコンに変更しよう。こちらはメニューからは選べないので、「Ctrl」「Shift」「1」の3つのキーを同時に押すキーボードショートカットで実行する(図7)。

ショートカットで特大サイズにする
Θ ショートカットで特大サイズにする。
図7、大アイコンよりさらに大きな特大アイコンに変更するワザもある。キーボードの「Ctrl」「Shift」「1」の3つのキーを同時に押すと、アイコンが特大サイズに変わる。

最近はディスプレイの高精細化により、アプリのメニューなどの文字がにじむことがある。特に古いアプリを使い続けていると起こりがちだ。もしアプリの文字が見にくいなら、アプリのプロパティで「高DPI設定の変更」を有効にする。これで問題が解消することがある(図8図9)。

図8 アプリのメニューに文字のにじみがあったり、見づらかったりする場合は高DPI設定を試せる場合がある。ここではエディターの秀丸を例にとる。ショートカットアイコンの右クリックメニューから「プロパティ」を選択(1)(2)
図8、アプリのメニューに文字のにじみがあったり、見づらかったりする場合は高DPI設定を試せる場合がある。ここではエディターの秀丸を例にとる。ショートカットアイコンの右クリックメニューから「プロパティ」を選択(1)(2)。
 
図9 プロパティ画面が開いたら「互換性」タブにある「高DPI設定の変更」ボタンをクリック(1)(2)。次画面で「高いDPI…」にチェックを入れ、実行元に「アプリケーション」を選ぶ(3)~(5)
図9、プロパティ画面が開いたら「互換性」タブにある「高DPI設定の変更」ボタンをクリック(1)(2)。次画面で「高いDPI…」にチェックを入れ、実行元に「アプリケーション」を選ぶ(3)~(5)。

このほか、巨大なごみ箱アイコンを作ったり、よく使うフォルダーをひと目で見分けられるようにアイコンのデザインを変更したりするのも効果的だ。前者は、フリーソフトの「MyTrashCan」を利用する。インストールするだけで、通常の20倍はありそうな巨大なごみ箱が現れる(図10)。使い方は通常のごみ箱と同じだ。ただし、11でこのアプリを実際に試したところ、ごみ箱アイコンが常に画面の最前面に表示された。例えば、Officeアプリをアクティブ状態で操作している最中でも、ごみ箱がその前面に表示されてしまう。この場合、アプリの設定にある「ウインドウレベル」を「通常」に変更すればよい(図11)。

図10 通常の20倍ほど大きなごみ箱アイコンをデスクトップ画面に作成するフリーソフト「MyTrashCan」。ダウンロードしたファイルを実行すると、右のような巨大なごみ箱が現れる
図10、通常の20倍ほど大きなごみ箱アイコンをデスクトップ画面に作成するフリーソフト「MyTrashCan」。ダウンロードしたファイルを実行すると、右のような巨大なごみ箱が現れる。
 
図11 巨大なごみ箱アイコンのせいでほかのアプリが見にくいときは、アイコンのサイズを見直そう。アイコンの右クリックメニューから「MyTrashCan」→「設定」の順に選択(1)~(3)。開いた画面でサイズや透明度を調整する
図11、巨大なごみ箱アイコンのせいでほかのアプリが見にくいときは、アイコンのサイズを見直そう。アイコンの右クリックメニューから「MyTrashCan」→「設定」の順に選択(1)~(3)。開いた画面でサイズや透明度を調整する。

フォルダーアイコンのデザイン変更は、フォルダーのプロパティから実行する(図12)。OS標準のアイコンから選べるほか、PowerPointのアイコンデータから転用することも可能だ(図13図16)。頻繁に使うフォルダーのデザインを変更して目立たせれば、作業しやすくなるだろう。

図12 たくさんある中でもひと目で見分けられるフォルダーを作ってみよう。まず変更したいフォルダーを右クリックし、開いたメニューから「プロパティ」を選ぶ(1)(2)
図12、たくさんある中でもひと目で見分けられるフォルダーを作ってみよう。まず変更したいフォルダーを右クリックし、開いたメニューから「プロパティ」を選ぶ(1)(2)
 
図13 開いた画面で「カスタマイズ」タブの「アイコンの変更」をクリック(1)(2)。OS標準のアイコンが表示されるので、その中から好みのものを選択する(3)~(5)
図13、開いた画面で「カスタマイズ」タブの「アイコンの変更」をクリック(1)(2)。OS標準のアイコンが表示されるので、その中から好みのものを選択する(3)~(5)。
 
パワポ内のアイコンを転用する手も
Θ パワポ内のアイコンを転用する手も。
図14、PowerPointを起動して作成画面が開いたら、まずはタイトル欄とサブタイトル欄を削除(1)。続いて「挿入」タブの「アイコン」ボタンをクリックし(2)(3)、開いた画面で使いたいアイコンを作成画面に挿入する(4)(5)。
 
図15 アイコンが追加された。通常は、色は白と黒だけなので、目立つように右クリックメニューの「塗りつぶし」や「枠線」などで彩色しよう(1)(2)。完成したら、同じ右クリックメニューから「図として保存」を実行(3)
図15、アイコンが追加された。通常は、色は白と黒だけなので、目立つように右クリックメニューの「塗りつぶし」や「枠線」などで彩色しよう(1)(2)。完成したら、同じ右クリックメニューから「図として保存」を実行(3)。
 
保存した図をアイコンに変換
Θ 保存した図をアイコンに変換。
図16、PowerPoint上で保存したファイルをアイコンとして使うため、「Convertio」というウェブサービスで「ico」形式に変換する(1)~(3)。あとはダウンロードしたファイルを図13左の「参照」から選択する。

最後に昔のOSのデスクトップ画面にあった「PC」(従来のマイコンピュータ)や「コントロールパネル」のアイコンを復活させよう。どちらも必須ではないが、従来通りの操作になじんでいる人にはお勧め。アイコンが非表示になっているだけなので、表示する設定に変更すればよい(図17)。

図17 古いOSではデスクトップ画面にあった「コンピュータ(PC)」や「コントロールパネル」のアイコン。これを表示させるにはデスクトップ画面上での右クリックメニューから「個人用設定」→「テーマ」の順に選び、開いた設定画面で「デスクトップアイコンの設定」をクリック(1)(2)。次画面で表示したいアイコンを選ぶ(3)~(5)
図17、古いOSではデスクトップ画面にあった「コンピュータ(PC)」や「コントロールパネル」のアイコン。これを表示させるにはデスクトップ画面上での右クリックメニューから「個人用設定」→「テーマ」の順に選び、開いた設定画面で「デスクトップアイコンの設定」をクリック(1)(2)。次画面で表示したいアイコンを選ぶ(3)~(5)。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「〝 たぬき の 「 スマホ & パソコン 」 ワールド 〟」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事