
キーシリンダーを
預かって参りました。。

ビニールテープは
キーの中身が
飛び出さないように
応急で巻いてもらったもの。。
画像の右側
シリンダーの後端部に

なんやかんや部品が付いて
手に持つ、このL字であろうキーで
それらを固定する構造。。
ところが
分解する際、
このL字であろうキーが
破損するというトラブルが発生します。。
さらに
具合が悪かったのは
車輛が古すぎて
このL字であろうキーが
生産中止であったこと。。
困ったオーナー様が
ワタクシめに御連絡頂いたのですが
こんな細かい作業は
残念ながら
ワタクシ、、、
老眼で見えませんよ??、、おはようございます。。

『無いものは造ろうよ』 精神を
常日頃、語っている手前
ローガン如きで
お断りする訳にもいかず・・・。
お受けした次第なのですが
このL字であろうキーに沿うような材料を
あいにく持ち合わせておりません。。
(たぶん、バネ鋼だと思うんだが)
そうしますと
出費を抑えたいオーナーさまが
解体車のフレームを切り出してきて
「これでなんとかして来い!」
と。。。


逆に言うと
ある意味、、
オーナーさまの了解がとれたので
この ”フレーム” で
L字であろうキーを造ることにしましょう。。

現物を測定し
破損した部位は
想像で寸法を決め
電動ノコで
ある程度のカタチにまで
造り込みます。。
もちろん
老眼鏡、必須で (笑) !

細かい仕上げは
手によるヤスリ加工。。
切削機器を使ってもいいんですが
ワークが小さすぎて
削りすぎてしまうのと
なにより、、アブナイ。。。


ここでワタクシも予期せぬ不具合が。。。
カタチを仕上げたところで
シリンダーに差し込んでみますと
”フレーム” 材がブ厚すぎて
入ってくれないのです。。。

かといって
造り直すのも面倒臭いし
切削機器も使えませんので
シリンダーに入るまで
砥石で研いでいます。。。


ここまで造るのに
約2時間。。
L字であろうキー、、なんとかカタチにできました!
最終的な組み込みは
オーナーさまにお任せするので
ワタクシめの出番はここまで。。
これが ”レストア” とかいう部類に入るのでしょうか?
なんだか
楽しいぞ?!、、、さようなら。。。
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