JDR.田中成和ブログ

ブログをこちらで公開いたします。

HRポリシーマネジメントについて

2022-12-29 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
HRポリシーマネジメントについて紹介します。

企業の多くはHRポリシーマネジメントを実施しています。
これは会社が社員にこうあってほしい、こう動いて欲しい、このような売り上げを達成してほしいなどといったことを示しているのです。

つまりは会社の方向性や、取り組みの在り方を示したものであり、社員はこれを遵守して日々の仕事にとる組む必要があります。
また社員から見ると、HRポリシーマネジメントは、会社が自分のことをどう見ているのか、そのように動いて欲しいのかを知る手掛かりにもなります。

そしてHRポリシーは人事評価にも良く取り入れられているのです。
会社が望む散る組みや動きをした人は、当然評価も良くなり昇格や給与額アップにもつながっていきます。

しかし昨今はHRポリシーにとらわれない企業も増えているのも確かです。
新たな気づきや、斬新なアイデアで会社の売り上げを伸ばしたり、」新たな事業を展開していくうえでは社員の個性をつぶしてはいけないとう経営者もいます。

自由な発想をそれぞれが持ち寄り、新たな方向性を導き出すには、HRポリシーにとらわれ過ぎてもいけないのです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

アップルコンピュータのジョン・スカリーが提唱した経営哲学

2022-11-10 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

ジョン・スカリーは飲料水メーカーのペプシコの役員を務めていた時にスティーブ・ジョブズから「このまま一生、砂糖水を売り続けるのか、それとも世界を掴むチャンスを得たいか。」と問われ、アップルコンピュータからのヘッドハンティングに応じることを決意しました。
他の役員との経営に関する考え方の違いから、スティーブ・ジョブズが一時期アップルコンピュータを去った時にはジョン・スカリーが社長となり窮地を救いました。

しかし、経営のプロである一方でコンピュータのことは良く分かっていなかったジョン・スカリーは後に、全てはジョブズの理念に従ったまでだと話しました。
そんなジョン・スカリーがインタビューで経営哲学について尋ねられ、「海軍に入るぐらいなら海賊になった方が良い」という言葉があります。

これは決して犯罪を犯すという意味ではなく、既成の概念に囚われずに思い切って行動する経営哲学を表わしています。
コンピュータのことがさっぱり分からなかったジョン・スカリーが異業種に飛び込み、スティーブ・ジョブズの理念を引き継ぎながらアップルコンピュータを成功へと導いた手腕を象徴しています。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

コンフリクトマネジメントで対立をマネジメントする

2022-10-20 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント理論について紹介します。

多くの会社ではいくつかの部門に分かれており、それぞれが専門的な知識やスキルを活かしながらひとつの事業を成り立たせていますが、時としてそれらの部門が対立してしまうことがあります。
放置しておけば溝が深まるばかりで、それを修復したり、より良いものに転換させるのがコンフリクトマネジメントです。

例えば、ある部門がこれまでの顧客を大切にしながら事業を展開したいと考えている一方で、別の部門が古い顧客を切り捨てて新規開拓をした方が業績が上がると考えたとします。
この対立を解決するためのマネジメントとしては、どちらかを優先させるか、両方を尊重するのか判断が求められます。

ここで業務命令としてトップダウンの判断でどちらかに従わせる場合には鎮静化も早いですが、その一方でもしも成果が上がらなければ経営責任を問われる場合もあります。
一方、双方で話し合って理解を深めてどちらも実現する方法もありますが、膨大な時間がかかるだけではなく、必ずしも話し合いが上手く行くとは限りません。

そんな時でもコンフリクトマネジメントを駆使して、全体像を俯瞰しながら何が最適解なのかを探り、対立を鎮静化させて業務の健全化や効率化を図ります。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

ユニー創業者、西川俊男氏の経営哲学

2022-09-29 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

ユニーは、巨大スーパーチェーンの一つです。
都心部よりも郊外型の巨大スーパーマーケットとして展開しており、地方山間部では人気のある知名度の高いスーパーです。
創業以来高い売り上げを誇り、日本全土にチェーン展開を果たしていきました。

それは創業者の西川俊男氏の経営哲学が、しっかりと攻勢に引き継がれていったことによってもたらされたといっても過言ではないでしょう。
西川俊男氏は履物問屋の生まれであり、幼少期から両親の経営哲学やノウハウを直に見て学んでいきました。

履物問屋からここまで巨大スーパーまでにのし上がったのには、彼の独特の哲学があります。
彼は経営において三つの大事な感があると言います。
その感とは危機感、存在感、使命感だったといわれています。

こうした三感を大事に初心を忘れず経営を行っていったことで、不況やバブル崩壊でも倒産せずに今に至っているといえるのです。
経営が安泰な時こそ危機感を持ち、常に斬新なアイデアと工夫を提案し存在感をアピールし、消費者目線に立った経営という責任感を持つこと0がビジネスで成功する鍵なのでしょう。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

東レのトップ前田勝之助氏の経営哲学について

2022-09-08 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

東レとは繊維業界では知らない人がいないほどのトップ企業です。
様々なスポーツ選手のスポンサーになったり、協賛することも多いので世界的にも有名な企業になっているのは言うまでもありません。
代表的なのは東レパンパシフィックであり、テニス業界でも指折りの名誉あるテニスオープンになってます。
このように世界的な一大企業に成長したのは、前田勝之助氏をおいて語ることはできません。

今でこそ巨大な一流企業ですが、円高で経営が傾きかけた時もありました。
その際、科学技術者だった前田勝之助氏が、経営者に抜擢されたのは非常に珍しく世間を驚かせました。
彼は東レの赤字経営を黒字に建て直した偉大な功績者です。

彼の経営哲学やマネジメントは現代では考えられないものです。
有能な可能性のある社員を徹底的に怒鳴り散らして叱り、その社員のやる気やモチベーションを高めるのです。
今ではパワハラと言われてしまいそうですが、実績を残した社員にはいっしょに喜びほめたたえたのです。
愛ある叱咤激励を社員は知っていたので、彼に社員全員がついていき、今の東レの礎を作り上げました。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和