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Bancassurance

バンカシュアランス、何それ?

構成員契約規制。

2006年01月26日 | 別働体。
本体の個人年金保険、行員が加入したくても入れない。
構成員契約規制にひっかかるから。

構成員契約規制とは、何か。
なぜこんな規制があるのか。

今日は構成員契約規制について。


行員の中にも、資産運用に興味がある人がいる。
投信よくみんな買ってるもんね。

ボーナス時期には、行員の投信購入制限ができるくらい。

そういった人の中には、個人年金保険で運用したいって人もいる。

ただ、自分の銀行で個人年金保険入れんってことは、
なんとなく知ってる。

だから、ときどき、うちの別働体代理店に
「何かいい商品ない?」って電話かかってくる。

でもね、残念ながら、うちでも個人年金保険、入れんのだわ。


「構成員契約規制」とは、
密接な関係を有する者(企業)の役員・従業員に対して
生保の募集をしてはいけない、とするもの。

うち(別働体)は本体と資本的・人的に密接な関係があるから、
本体の行員に対して生保商品は販売できない、ことになっている。

なんで、こんな規制があるのか。

それは、圧力募集を楯にした生保業界の陰謀。
前に話した、「弊害防止措置」と一緒で、保険業界独自のルール。

ほとんどの大手国内生保には、「職域担当」がある。
セールスレディがよく職場にきてるよね、それ。

セールスレディ達は定期や終身など、第1分野商品売ってる。

一方、企業内には「企業内保険代理店」といって、
自分達で保険代理店をやってるとこがケッコウある。

こちらは、損保や医療やがんなどの第3分野と呼ばれるものを売っている。


この商品販売の棲み分けをするために、構成員契約規制がある。

この規制がないと、セールスレディは企業という販売チャネルを失ってしまう。
そうなると生保業界は困る。

だから、企業内で圧力募集が起こる可能性がある、と
構成員契約規制撤廃に猛反対している。

そしてそれがまた、保険窓販をややこしくしてる元凶でもある。

なぜ、損保はいいのに、生保はダメなのか?
なぜ、第3分野はいいのに、第1分野はダメなのか?

まったく、合理的じゃないよね?

早く撤廃してほしいもんだ。。