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万博生まれ

1970年大阪万博の年に生まれ、40歳目前にした男のダルダル日記

ミース・ファン・デル・ローエ

2006-03-12 01:09:46 | Life!
ミース・ファン・デル・ローエの作品を始めて目にしたのは「バルセロナチェア」という椅子だった。その重厚感溢れる存在感の中に、何とも言えぬ気品が漂っている。何年か前に「世界遺産」という番組でチェコのトゥーゲント・ハット邸が放送された。モダンでスタイリッシュなその邸宅には、バルセロナチェアが置かれていた。撮影用に置いているのだろうと思っていたが、その建物もミースの手によるものだった。家具や建築に興味を持ち始めた時、バウハウスというドイツの国営美術学校の存在を知った。マルセル・ブロイアーを始め後に名声を残すデザイナー、建築家、画家等を数多く輩出したその学校の4代目校長もミースだった。バルセロナチェア、トゥーゲント・ハット邸、バウハウス・・・それぞれ別々にその名を知ったが、すべてミースで繋がっていた。およそ70年前に活躍し今は亡き偉人の足跡にオレは今胸を躍らされている。

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