ウメまんじゅう~

ほっかほかだよ~ん
ずいぶんご無沙汰してしまいました~
何だかすっかりおサボり状態になってしまいまして…
大変申し訳ありませんでした~
年末年始と風邪をこじらせてしまったのが1番の原因。
それに写真の取り込みが面倒なのももうひとつの原因…
面倒くさがりな性格が一気に露呈してしまいました~
おまけに帰国直後のドサクサで
大事な帰国時の様子を収めたデジカメ映像を
どうやら主人が消去してしまったようなのですっ

帰国日前日までしか残っていません…
帰国の準備に追われてしっかりと写真を撮っていないので
文章だけだとよくわからない点もありますが
これからアメリカより猫連れでご帰国される方々の為に
少し検疫のことについて書いておこうと思います。
日本に犬や猫を連れて入国する場合、
検疫を通さなくてはならないことは皆さんご存知だと思います。
日本国内は現在狂犬病の発生が無いので、
海外より犬猫を持ち込む場合、
狂犬病の予防接種と抗体価検査を義務付けています。
狂犬病って日本だと犬だけしか予防接種してないですが
猫にももちろん必要なんです。
これだけだと簡単に思われますが
検査や接種には細かな規則が定められています。
この規定はその国が狂犬病発生の有無によって
若干違ってきます。
ウメちゃんの場合はアメリカなので
今回は狂犬病発生国からの日本入国に限らせていただきます。
まず、準備しなければならないのは
マイクロチップなど個体を識別できるものを装着すること。
装着後に2回の予防接種を受けること。1回目と2回目の間隔は
30日以上1年以内 (免疫有効期間内) とすること。
ワクチンの種類は不活化ワクチンであること。
2回目の予防接種の後に採血をして、
血清を農林水産大臣指定の検査施設にて抗体価検査を行い、
結果が0.5IU/ml 以上なければならないこと。
結果をクリアしたら、採血日より180日以上待機してから入国すること。
検査結果の有効期限は採血日より2年で、
その間に予防接種の免疫有効期限が切れてしまう場合は
追加接種を行うこと。
日本到着の40日前までに
到着する空港の管轄検疫所に指定書類の提出または
届出システムより猫の輸入の届出をし、
届出受理書を発行してもらうこと。
出発の2日前くらいに獣医師による健康診断を行い、
狂犬病にかかっていないことを証明する診断書を発行してもらい、
さらに輸出国政府機関の裏書承認をもらうこと。
細かい注意点などは省きましたが、大まかな流れはこんなところです。
ウメちゃんの場合は、当初1年間のアメリカ滞在だったので
狂犬病の抗体価検査までを日本で済ませました。
これは旅行など短期間海外に連れて行く場合は
日本にいる間に検査をしても大丈夫です。
ウメちゃんは日本で生まれ一度も海外に滞在したことは無いので
上記の180日待機期間は必要なく、
抗体価検査をクリアできれば採血日から2年以内なら
滞在先で健康診断など指定の書類を揃えて、
追加接種をすれば日本への出入国ができます。
日本の場合は検査施設への以来は個人で行い、
獣医さんでは予防接種や採血、血清を作る作業のみ。
もちろん必要な書類の作成はしてくれます。
しかしアメリカの場合はすべて獣医師が手配しますので
気をつけなければならないのは
書類等のチェックがいい加減になってしまうということ。
できれば検査施設に輸送する前に
書類等を見せてもらって本人がチェックすることを
お勧めします。
私の場合は長期期間海外に滞在した時とは
ちょっと立場が違い
面倒な抗体価検査はしなくても良かったので
少しだけ気が楽です。
しかし、1番の問題は
USDA APHIS(米国農務省動植物検査局)の
裏書承認をもらうことです。
それには日本の検疫所の推奨フォームなる書類に
かかりつけの獣医さんで間違いなく記入してもらう
必要があります。
日本語でさえ難解複雑なシステムを、英語で説明するのは
大変な作業です。
書類に不備があると、ウメちゃんは検疫所に係留され、
最高180日間拘束されてしまいます…
もちろんその費用は飼い主負担
何より大切なペットと離れ離れになってしまうのです。
私の場合は検疫所のHPより
英文で説明がされている所をプリントアウトして
先生に読んでもらったりしました。
ウメちゃんの場合、アメリカでの帰国準備は
狂犬病予防接種の追加接種、証明書発行
帰国前の健康診断、診断書発行
USDAでの裏書承認をもらう
この3点が必要でした。
まず、予防接種は猫友達のにゃんこさんより
アメリカで使用されているワクチンの種類が掲載されている
ものを入手していたので
そこの不活化ワクチンの欄に記載されているワクチンを
接種するよう先生にお願いしました。
その際、ワクチン接種証明書を発行してもらうのですが
必ずマイクロチップ番号を記載してもらうこと。
これは検疫所に提出するすべての書類に
個体を識別する為に番号の記載が必要です。
それより苦労したのが、ワクチンの免疫有効期限と
ワクチンの使用期限(賞味期限のようなもの)との
区別を説明するのが大変でした。
帰国前の健康診断はなるべく2日くらい前にと
検疫所のHPでは指示されていますが、
これは実際には難しいことが多いので
検疫所にメールで問い合わせをしたら
大体10日前くらいまで容認してくれるようです。
ただ、滞在先によって条件は変わるので
必ず個人で管轄の検疫所に問い合わせをお願いいたします。
日本での検疫では、推奨フォームに獣医師のサインがあるので
獣医師発行の健康診断書は必要ないのですが、
検疫所に問い合わせると、USDAや搭乗の際に航空会社で
要求される場合があるので、念の為発行してもらって
くださいとのお返事でした。
案の定、どちらでも提出を求められたので
準備は必要でした。
今回獣医さんで用意された健康診断書は
6枚綴りになっていて、
USDA、航空会社、日本の検疫所で
一枚ずつ剥がされて、手元に残ったのがこちら

写真は黄色の用紙ですが、一番上は白色でした。
(確か綴ってある用紙すべて違う色になってました)
この用紙はかかりつけの動物病院オリジナルでは
無いようでした。
私にはインディアナ州独自のものなのか
アメリカ本土共通のものなのかは不明です…
どうぞかかりつけの獣医さんでお尋ねください。
日本の検疫所に提出する推奨フォームは
(検疫所のHPからダウンロードします)
ペットオーナーが記入するフォームAと
獣医師に記入してもらうフォームC、合計2枚あります。
ウメちゃんのように、抗体価検査までを日本で済ませ、
日本を出国した時にもらう
輸出検疫証明書に予防接種や抗体価検査結果が
記載されている場合、検疫証明書を提出すれば
その欄の記載は省略することができます。
その件で検疫所に問い合わせると
「こちらのフォームをお使いください」と
わざわざ「別紙輸出検疫証明書を参照すること」といった内容の
英文が記載されたフォームCを作成してメールで送ってくれました。
獣医に書いてもらう場合、とかくこういった書類は
「後で書いておく」と後回しにされて、
結局ミスがあって書き直し…というパターンなのですが
今回は翌日にUSDAのアポイントを取っていることもあって
先生が私達の目の前で書き上げてくれたので
こちらも慎重にチェックしながら作成できました。
もちろんウメちゃんはおとなしく(?)
検診を受けて、「問題なし」のお墨付きをもらいました。

こわかったニャよ…
帰宅してすぐに提出するすべての書類を
スキャンして検疫所にメールで送り、
間違いがないかチェックしてもらいました。
程なくして「問題ないので裏書を取得するよう
準備を進めてください」とのGO
サインが

苦節約1年半
渡米が決まって日本にいる間からこの日の為に備えて
準備を重ねてまいりました~
いよいよ明日はクライマックス、USDAに行ってきます!
次回へ続く


ほっかほかだよ~ん

ずいぶんご無沙汰してしまいました~

何だかすっかりおサボり状態になってしまいまして…
大変申し訳ありませんでした~

年末年始と風邪をこじらせてしまったのが1番の原因。
それに写真の取り込みが面倒なのももうひとつの原因…
面倒くさがりな性格が一気に露呈してしまいました~

おまけに帰国直後のドサクサで
大事な帰国時の様子を収めたデジカメ映像を
どうやら主人が消去してしまったようなのですっ


帰国日前日までしか残っていません…

帰国の準備に追われてしっかりと写真を撮っていないので
文章だけだとよくわからない点もありますが
これからアメリカより猫連れでご帰国される方々の為に
少し検疫のことについて書いておこうと思います。
日本に犬や猫を連れて入国する場合、
検疫を通さなくてはならないことは皆さんご存知だと思います。
日本国内は現在狂犬病の発生が無いので、
海外より犬猫を持ち込む場合、
狂犬病の予防接種と抗体価検査を義務付けています。
狂犬病って日本だと犬だけしか予防接種してないですが
猫にももちろん必要なんです。
これだけだと簡単に思われますが
検査や接種には細かな規則が定められています。
この規定はその国が狂犬病発生の有無によって
若干違ってきます。
ウメちゃんの場合はアメリカなので
今回は狂犬病発生国からの日本入国に限らせていただきます。
まず、準備しなければならないのは
マイクロチップなど個体を識別できるものを装着すること。
装着後に2回の予防接種を受けること。1回目と2回目の間隔は
30日以上1年以内 (免疫有効期間内) とすること。
ワクチンの種類は不活化ワクチンであること。
2回目の予防接種の後に採血をして、
血清を農林水産大臣指定の検査施設にて抗体価検査を行い、
結果が0.5IU/ml 以上なければならないこと。
結果をクリアしたら、採血日より180日以上待機してから入国すること。
検査結果の有効期限は採血日より2年で、
その間に予防接種の免疫有効期限が切れてしまう場合は
追加接種を行うこと。
日本到着の40日前までに
到着する空港の管轄検疫所に指定書類の提出または
届出システムより猫の輸入の届出をし、
届出受理書を発行してもらうこと。
出発の2日前くらいに獣医師による健康診断を行い、
狂犬病にかかっていないことを証明する診断書を発行してもらい、
さらに輸出国政府機関の裏書承認をもらうこと。
細かい注意点などは省きましたが、大まかな流れはこんなところです。
ウメちゃんの場合は、当初1年間のアメリカ滞在だったので
狂犬病の抗体価検査までを日本で済ませました。
これは旅行など短期間海外に連れて行く場合は
日本にいる間に検査をしても大丈夫です。
ウメちゃんは日本で生まれ一度も海外に滞在したことは無いので
上記の180日待機期間は必要なく、
抗体価検査をクリアできれば採血日から2年以内なら
滞在先で健康診断など指定の書類を揃えて、
追加接種をすれば日本への出入国ができます。
日本の場合は検査施設への以来は個人で行い、
獣医さんでは予防接種や採血、血清を作る作業のみ。
もちろん必要な書類の作成はしてくれます。
しかしアメリカの場合はすべて獣医師が手配しますので
気をつけなければならないのは
書類等のチェックがいい加減になってしまうということ。
できれば検査施設に輸送する前に
書類等を見せてもらって本人がチェックすることを
お勧めします。
私の場合は長期期間海外に滞在した時とは
ちょっと立場が違い
面倒な抗体価検査はしなくても良かったので
少しだけ気が楽です。
しかし、1番の問題は
USDA APHIS(米国農務省動植物検査局)の
裏書承認をもらうことです。
それには日本の検疫所の推奨フォームなる書類に
かかりつけの獣医さんで間違いなく記入してもらう
必要があります。
日本語でさえ難解複雑なシステムを、英語で説明するのは
大変な作業です。
書類に不備があると、ウメちゃんは検疫所に係留され、
最高180日間拘束されてしまいます…
もちろんその費用は飼い主負担

何より大切なペットと離れ離れになってしまうのです。
私の場合は検疫所のHPより
英文で説明がされている所をプリントアウトして
先生に読んでもらったりしました。
ウメちゃんの場合、アメリカでの帰国準備は
狂犬病予防接種の追加接種、証明書発行
帰国前の健康診断、診断書発行
USDAでの裏書承認をもらう
この3点が必要でした。
まず、予防接種は猫友達のにゃんこさんより
アメリカで使用されているワクチンの種類が掲載されている
ものを入手していたので
そこの不活化ワクチンの欄に記載されているワクチンを
接種するよう先生にお願いしました。
その際、ワクチン接種証明書を発行してもらうのですが
必ずマイクロチップ番号を記載してもらうこと。
これは検疫所に提出するすべての書類に
個体を識別する為に番号の記載が必要です。
それより苦労したのが、ワクチンの免疫有効期限と
ワクチンの使用期限(賞味期限のようなもの)との
区別を説明するのが大変でした。
帰国前の健康診断はなるべく2日くらい前にと
検疫所のHPでは指示されていますが、
これは実際には難しいことが多いので
検疫所にメールで問い合わせをしたら
大体10日前くらいまで容認してくれるようです。
ただ、滞在先によって条件は変わるので
必ず個人で管轄の検疫所に問い合わせをお願いいたします。
日本での検疫では、推奨フォームに獣医師のサインがあるので
獣医師発行の健康診断書は必要ないのですが、
検疫所に問い合わせると、USDAや搭乗の際に航空会社で
要求される場合があるので、念の為発行してもらって
くださいとのお返事でした。
案の定、どちらでも提出を求められたので
準備は必要でした。
今回獣医さんで用意された健康診断書は
6枚綴りになっていて、
USDA、航空会社、日本の検疫所で
一枚ずつ剥がされて、手元に残ったのがこちら


写真は黄色の用紙ですが、一番上は白色でした。
(確か綴ってある用紙すべて違う色になってました)
この用紙はかかりつけの動物病院オリジナルでは
無いようでした。
私にはインディアナ州独自のものなのか
アメリカ本土共通のものなのかは不明です…
どうぞかかりつけの獣医さんでお尋ねください。
日本の検疫所に提出する推奨フォームは
(検疫所のHPからダウンロードします)
ペットオーナーが記入するフォームAと
獣医師に記入してもらうフォームC、合計2枚あります。
ウメちゃんのように、抗体価検査までを日本で済ませ、
日本を出国した時にもらう
輸出検疫証明書に予防接種や抗体価検査結果が
記載されている場合、検疫証明書を提出すれば
その欄の記載は省略することができます。
その件で検疫所に問い合わせると
「こちらのフォームをお使いください」と
わざわざ「別紙輸出検疫証明書を参照すること」といった内容の
英文が記載されたフォームCを作成してメールで送ってくれました。

獣医に書いてもらう場合、とかくこういった書類は
「後で書いておく」と後回しにされて、
結局ミスがあって書き直し…というパターンなのですが
今回は翌日にUSDAのアポイントを取っていることもあって
先生が私達の目の前で書き上げてくれたので
こちらも慎重にチェックしながら作成できました。
もちろんウメちゃんはおとなしく(?)
検診を受けて、「問題なし」のお墨付きをもらいました。


こわかったニャよ…

帰宅してすぐに提出するすべての書類を
スキャンして検疫所にメールで送り、
間違いがないかチェックしてもらいました。
程なくして「問題ないので裏書を取得するよう
準備を進めてください」とのGO



苦節約1年半
渡米が決まって日本にいる間からこの日の為に備えて
準備を重ねてまいりました~

いよいよ明日はクライマックス、USDAに行ってきます!

次回へ続く

久しぶりにウメちゃんを拝見しました。
元気そうですね。
我が家は三月末にまた抗体価検査です…/hiyo_shock2/}前回とは違う病院でやってもらうのでまたトラブルがないか心配
またたくさんブログUPしてくださいねっ。