台風10号の被害は、想定よりも小さかったとのことでしたが、この1週間伝えられた被災状況は深刻で、あの場所にいるのが私だったら、と思うとつらいです。
写真の一番下は、昨年配布の「世田谷区洪水ハザードマップ」です。
今年9月配布のハザードマップは、「世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ」というタイトルとなりました。
昨年の被災を踏まえて下水が溢れる等の内水氾濫や中小河川の洪水が発生した場合の、浸水の予想区域や浸水の深さ、公的な施設の避難所等を示しています。
※避難所は地域で自治会や町会で開設する場所もありますので、日常的に住まい周辺の情報を知るよう努めてください。
※ただしこれまでに避難経験を持つ人の実感は、「避難所に行けば必要なモノは配られる」わけではない、ということをしっかり認識しておいたほうがいいです。

区報の9/1防災の日特集も充実しています
昨年配布のものと比較して眺めると、相当役立つ内容になっています。
台風接近時のタイムライン、各種情報入手方法も記載されています。
発災の予報が出た時点で備えをし始めると、恐らくパニックになります。
乳幼児のいる家庭が、ホームセンターやスーパーマーケットに行ったり、家の備えを見直したりできるのは、何も起きていない日常しかありません。
成長著しい子どもの消耗品、下着などは、季節ごとに見直さなければなりません。
動物のいる家庭も備えなければなりませんね。
ウイルス感染問題がある現状においては、従来以上に、どのタイミングで、どこに避難したらいいのか、そういうこともイメージしておく必要があります。
子育てで気ぜわしい毎日の中、何から始めていいのかわからない、何かしなくちゃと思うし不安ではあるとおっしゃる方が少なくありません。
災害は止められません。
まずは自分と家族の被災を最小限にとどめるためには備えしかなく、備えの8割は事前に。
発災後に状況に合わせての対応が2割。
しかしながら、小さな子どもを抱えていたら2割のうちの1割分しか動けないのだと思ったほうがいいですね。
26日(土)は、子育て家庭の減災講座を開きます。
災害への備えを始めるための話を聞き、見て、きっかけをつかんでください。
オンライン参加でも質疑応答ができます。
予約が必要ですが、電話でも受け付けています。
多摩川の花火大会は中止になってしまいましたが、花火大会の前にはいつも土手がきれいになります。
ここ数日で各所の整備が進んでいます。昨年多摩川無堤防箇所の溢水による被災を受けて、災害専用倉庫もできています。
ありがとうございます。
