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AKG K404 リケーブル Vol.1

2011年07月24日 | ポータブルオーディオ
所有している大きめのヘッドホンはこの時期蒸れて暑苦しいので小型で安価ながら高音質で評判の良いAKG K404を2380円で購入。
安価なので壊しても懐のダメージが少なく遠慮無く改造できるため、より高音質化を目指してケーブル換装します。
と、いうかリケーブルの方がもともと本来の目的だったりします。
出来が良くて音質も向上すれば通勤移動時のお供に投入予定ですよ。
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それではまず最初にフカフカのイヤーパッドを取り外し。
側面のミゾにハマってるだけなので簡単に外せます。
生地自体は厚みがさほど無いので破らない程度に取り外します。
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ヘッドホン側面のミゾから外フタをコジ開けます。
丈夫なカッターなどでミゾを徐々に広げてもいけますが面倒なので今回は力業の素手でパカっとご開帳。
外フタにはケーブルが接着してありますので勢い余って内部配線を引きちぎらないよう注意。
固まってる接着剤はあっても邪魔くさいだけなのでカッター等でザックリと削り取ります。
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片側それぞれに配線は2本づつ存在します。
左の線がLeft及びRightチャンネル線、右のネジってあるのがシールド(グランド)線。
まずケーブルを外した後リケーブル時に分かりやすいようにLとRを粘着テープに書いて貼り付けておいたほうが後々に分かりやすいです。
今回はメーカー保証外の改造なので遠慮なしにキュキュッと黒マジックで直書き。
ヘッドホン内部なんか自分以外誰も見ることもないので駄文でもお構いなしですよ。
次にハンダをハンダコテでサラッと溶かしてメーカー純正ケーブル撤去。
結び目の後にあるゴムブッシュはリケーブル時に再利用しますので結び目を解いて抜いて置きます。
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今回使用する交換ケーブルはオヤイデ電気 HPC-26Tを調達。
直径2mmの1芯シールド線が2芯平行のケーブルでテフロン処理、PCOCC-A導体のモノ。
音質に定評がある一品ですが好みの音で鳴るかどうかはなりゆき次第の出たとこ勝負。
ケーブル長は各自の判断ですが今回は常用中のiPod nano移動環境では主に胸ポケットかズボンの前ポケットに入れてるので今回は1mを選択。
次に途中まで二股に割きますがこちらも自分に合った長さで。今回は30cmにしました。
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次に過剰割け防止とアクセントにシリコンパイプを通します。
適当な物がなかったので自宅の金魚水槽に空気を送り出すパイプを拝借して1cm程カットして流用。
見栄えだけなのであってもなくてもかまいません。
で、先ほど外しておいたゴムブッシュを割いたHPC-26Tにそれぞれ通します。
ここでゴムブッシュの穴が狭く通しにくいのが判明したので自宅に転がってた2mm径ピンバイスで穴を掘り広げます。
ピンバイスはダイソーや模型店で入手出来ますが「これだけのために」用意するのはイヤだという場合はケーブルに濃いめの石鹸水を塗布して滑りを良くすればムリヤリ通せますがキツイのにはなんら変わりないのでそれなりに苦労します。
次に先端から40mm程度のところに結び目を作り、先端より20mmほどの黒い外被覆を剥き取ります。
ここで結び目の左右の長さを揃えておかないと組み立て後が片側がたるんでブサイクなのでキチンとそろえます。
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先ほど通した過剰割け防止シリコンパイプの上に5mm径の熱収縮チューブを被覆。
今回はスミチューブF(Z)5.0mmを長さ25mm程度(適当)にカットして使用。
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ワット数の高いドライヤーやライターとかで熱を加えてパイプを収縮させます。
やり過ぎるとコゲたり裂けやすくなったりしますので注意。
やや緩めに収縮させますと二股部の結束バンドにも流用できますよ。
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次に露出したシールド線をほぐして1本線にネジります。
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ネジったシールド線に1.2mm~2.0mm径の熱収縮チューブを被覆します。
先端が5mm程度露出してあればハンダ付けに十分です。
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ここでも熱収縮チューブをワット数の高いドライヤーやライターとかで熱を加えてパイプを収縮させ絶縁処理します。
次に白または青のL及びRチャンネル線絶縁材の先端5mm程度を剥いてL及びR線とシールド線に溶かしたハンダを予備ハンダとして少量染みこませます。
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ゴムブッシュの収まるミゾを考慮しながら基板上にそれぞれハンダ付けをします。
過剰に熱を加えないようさらっと融着させたほうが無難です。
ハンダコテは数百円程度の安価なのから業務用の高価なのまで市販されてますが安いニクロム線ハンダコテだとコテ先温度が高くなりすぎのんびりハンダ付けしてると回路を焼く場合もあるので推奨として設定温度固定式か温度制御式ハンダコテが断然オススメです。
自宅では市販してる設定温度固定式ハンダコテでは安価な部類に入る太洋電機産業 設定温度固定式はんだこてPX238を使用してます。

このあとiPodに接続するステレオミニプラグ取り付け側製作に進みますが説明が長くなったので当blog翌日掲載分に続きます。


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