琢ちゃんの部屋

古今東西の名言・箴言を上げ、それらを解説し日常の生活の役に立つようにする。

大切な経験

2016-10-30 18:51:40 | 日記

身を切るような体験を通して、わたしたちは学びました。合理的
に思考したからといって、社会生活に生じる問題がすべて解決
できるわけではない、ということを。
アインシュタイン
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 人間が体験して、学べる時とは、どんな時なのだろうか。それ
は、今日の言葉にもあるように、自分自身の存在が、なくなるぐ
らいの危機に瀕する時か、プライドが傷つき、今までの自分が、
なんだったのか、と疑わざるを得ないような時に、強く学べる可
能性があるような気がする。

 何かをやることが体験なのではないのだ。何も記憶に残らな
かったり、体験しても、順調で、スムーズに通り過ぎてしまって、
自分を振り返って、確認することがなかったならば、体験したこ
とにはならないのだ。なぜならば、体験した結果、何かが自分の
中で変わったという実感が生まれないからである。

 身を切る体験を通して、アインシュタインは、自分の目指して
いた合理的な思考の限界を知り、その思考を深めるような不合
理的な感情の世界を知った。それとともに、多分、自分の限界
をも知ったはずだ。

 私たちに大切な経験とは、自分の限界を知ることではないだ
ろうか。人は、限界を数多く知ることによって、大人になっていく
ものだ。そして、その限界を自覚して、その限界を超え出ようと
するところに、大人としての勇気も知性もあるのではないだろう
か。アインシュタインが身を切るような体験を通して、知ったこと
とは、そういうことだったのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 


生きる

2016-10-29 19:39:30 | 日記

明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい。
マハトマ・ガンジー
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  後悔のない人生を歩みたいと私たちは常々思うが、そのため
には、今日の言葉のように「明日死ぬつもりで生き」ることが大
切なことは、誰でも分かる。

 明日という余裕を残さないで、今を精一杯生きることが、実は
自分自身を最大限生きていくことに繋がるから、「明日死ぬつも
りで生き」ろとガンジーは、言うのだろう。

 しかし、人間は弱いものだから、状況に負けて、ついつい自分
を出し惜しみして、今を生きることを回避して、明日に持ち越す。
明日が用意されていることが、私たちの甘えを引き出すのだ。だ
から、退路を断って、毎日を生きることを身上にするべきなのだ。

 しかし、ここで終わってしまわないのが、ガンジーの凄い点だ。
実は、明日の退路を絶って生きろ!ということで終わってしまった
ら、それは非常に刹那的な生き方を招く恐れがある。そこで、ガン
ジーは、学びの視点で、精一杯生きることを補強する。

 「永遠に生きるつもりで」、時代性に負けない真理を学びながら
生きろと言うのだ。流行に惑わされず、人間としていつの時代にも
大切なものを学びながら生きろと。

 明日の退路を絶って、今を精一杯生きながら、しかし、永遠に思
いを馳せて生きていこう。明日の夢を見ながら今を真剣に生きてい
こう。

 

 

 

 

 

 


何者にもなれない人たち

2016-10-28 20:31:27 | 日記
「何者かでありつづけている」ことへの不安から、
何者にもなれない人たちがいる。
エリック・ホッファー
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 今日の言葉は私たちの今に対する不安を的確
についているように思う。このままの自分でいいの
だろうか、こんな自分じゃいけないのかもしれない、
といつも本当の自分を探そうともがいているのが、
現代の私たちではないか。
 本当の自分はきっと別の自分なのだ、と現状を否
定してはみても、しかし、それでは、本当の自分とは
なんなのか、明確に誰も答えを見出すことが出来な
いでいる。だからこそ、さまよい、試行錯誤をし、本当
の自分を探すことに悩み、苦しみ、いつまでたっても、
まだ見ぬ、本当の自分があるという幻想にしがみつき、
何も出来ないままに留まってしまう。この言葉の指摘
するように、「何者にもなれない人たち」になってしまう。
 自分を見つめることは大切だし、自己否定しながら
自分を高めていこうとすることも大切だが、それは、今
のありのままの自分が、大切だからこその自己批判だ。
そのことを忘れて、本当の自分があるはずだと幻想を
抱いて、自分自身を見極めようとしない自分探しは、自
分を苦しめるだけだ。
 自分自身として今があるのだ。本当の自分とは、今の
自分を核にしたところ以外にはない。自分のすべてを受
け入れ、そして新たな自己を発見することだ。
 
 
 
 
 

運命を爆発させる

2016-10-28 02:16:04 | 日記

「危険な道をとる」いのちを投げ出す気持ちで、自らに誓った。
死に対面する以外の生はないのだ。その他の空しい条件は
切り捨てよう。そして、運命を爆発させるのだ。
岡本太郎
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 岡本太郎にとって、生きるということは、死と対面しながら、
突き進むと言うことなのだ。今日の言葉には、狂気に近い決
心と言うようなものを感じる。私は、少しでもこの狂気にも似
た決心の力を学びたい。覚悟がそこまで来ると怖いものも吹
っ飛んでしまうだろうから。逆に言うと岡本太郎は、臆病だっ
たからこそ、そこまでの覚悟が必要だったのかもしれない。

 「危険な道をとる」と決心をして、自分を追い込んだ岡本太
郎は、きっと自分の生のエネルギーをいつでも最大限に発揮
することを自分の使命としたのだろう。「運命を爆発させるの
だ」という言葉にそのことが良く表れている。

 私たちは、岡本太郎のこの張り詰めた決意から何かを学ぶ
はずだ。たとえば、「その他の空しい条件は切り捨てよう」とい
う言葉から、生きるということは死なないことなのだ。それ以外
の条件なんか生きるということにはないのだ。お金があればと
か、時間があればとか、そういう条件は、生きることに必要が
ないのだ、そういうメッセージとして受け止められるはずだ。

 一生懸命に生きるために、私をどこまで追い込もうか!どう
いう決心をしてこれから生きようか!そういう勇気がなぜか湧
き上がってきた。

 

 

 

 

 


運命を爆発させる

2016-10-28 02:14:50 | 日記

「危険な道をとる」いのちを投げ出す気持ちで、自らに誓った。
死に対面する以外の生はないのだ。その他の空しい条件は
切り捨てよう。そして、運命を爆発させるのだ。
岡本太郎
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 岡本太郎にとって、生きるということは、死と対面しながら、
突き進むと言うことなのだ。今日の言葉には、狂気に近い決
心と言うようなものを感じる。私は、少しでもこの狂気にも似
た決心の力を学びたい。覚悟がそこまで来ると怖いものも吹
っ飛んでしまうだろうから。逆に言うと岡本太郎は、臆病だっ
たからこそ、そこまでの覚悟が必要だったのかもしれない。

 「危険な道をとる」と決心をして、自分を追い込んだ岡本太
郎は、きっと自分の生のエネルギーをいつでも最大限に発揮
することを自分の使命としたのだろう。「運命を爆発させるの
だ」という言葉にそのことが良く表れている。

 私たちは、岡本太郎のこの張り詰めた決意から何かを学ぶ
はずだ。たとえば、「その他の空しい条件は切り捨てよう」とい
う言葉から、生きるということは死なないことなのだ。それ以外
の条件なんか生きるということにはないのだ。お金があればと
か、時間があればとか、そういう条件は、生きることに必要が
ないのだ、そういうメッセージとして受け止められるはずだ。

 一生懸命に生きるために、私をどこまで追い込もうか!どう
いう決心をしてこれから生きようか!そういう勇気がなぜか湧
き上がってきた。