ずっと、教えられた
父や、母に、先生に
おとなたちの、殆どに
でも、時折り
その教えられた善意と
違う、おとなたちの
怒り、憎しみ、妬みとか
そんな悪意の感情に
気づかされることが、あった
気づいてしまうと
本当は、おとなたちは
いつも、いつも
装った善意の裏側では
怒り、憎しみ、妬み
悪意に、満ち満ちている
そんな風だと
気づかされてしまった
もちろん、みんな
そんな、悪意を
ひたすらに、隠して
善意を、装おうとするけど
その、偽りの善意など
平然とかなぐり捨てる
そんなひとも、いて
いつもが、いつも
怒り、憎しみ、妬む
その悪意剥き出しで
誰彼となく
隙さえあれば
襲い掛かる
でも、それは
誰彼となく
押し隠している
怒り、憎しみ、妬み
その解放で
あらゆる皆は
いつも、いつも
怒り、憎しみ、妬んでいる
それが、現実世界だと
幼いおまえは
深く、絶望した
そうなのかも知れない
いや、そうでもないか
幼いおまえも
きっと、ただ
いつも、いつも
怒り、憎しみ、妬んで
おとなたちが
上辺だけで、押し付ける
善意などと言う妄念は
一度として
真摯に、纏うことなど
なかったのだ
きっと
おとなとなり
そして、何十年が経ち
纏わされようとした
善意なるものなど
どんなものだったかさえ
知らず、思わず
相変わらず
怒り、憎しみ、妬んでいる❓
いや、もう
灼きつくされた
きっと
何にもない…