よろず戯言

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MOCHIKON

2022-02-11 20:49:22 | グルメ

 

去年の夏くらいに近所のスーパーで見つけていた商品。

豆腐やこんにゃく,納豆売場の棚の前、小さなワゴンに積まれていた商品。

カラフルなパッケージに入った、わらび餅のようなスイーツだった。

熊本にある食品製造メーカー、マルキン食品のMOCHIKON。

 

スイーツ好きの自分。

当然 手に取って見る。

も・ちこん・・・?

ローマ字で“もちこん”と称された商品。

その名前でピンと来る。

餅+こんにゃくなんだなと。

 

こんにゃくを使った餅のようなスイーツか。

マンナンライフのものはじめ、こんにゃくゼリーなんかはもう珍しくもないが、

和スイーツっぽくなっている こんにゃくは珍しく感じた。

こんにゃくにきな粉や黒みつをかけて、さながら、わらび餅のように食べるようだ。

値段も割と安かったので、売られていた三種類すべて購入した。

 

MOCHIKON黒蜜きなこ

 

まずは黒蜜きなこ。

パッケージを開けると、長方形のトレーに材料が入ってでてきた。

トレーはきれいで丈夫そうなので、これをこのまま器に使ってもいいかもしれない。

一枚のこんにゃくと、きな粉,黒みつの小袋が出てきた。

 

こんにゃくはパッケージの写真のように最初からカットされているわけではなく、

一枚の板こんにゃくで入っている。

自分でひとくちサイズにカットする必要がある。

こんにゃくを袋から出し、適当な大きさにカット。

 

セット内容。

きなこの袋に描かれている桃太郎のイラストがレトロ。

 

撮影で見栄えを考えて自分は使用しなかったが、

トレーはそのまま容器として使えそう。

 

けっこうベタつくこんにゃく。

袋に水が入ってないためだろうか?

それに むわっと、こんにゃく臭がする。

ふつうの生のこんにゃくと変わらない臭いだ。

これは・・・もしかしたら合わないかもしれない・・・。

こんにゃくゼリーではまったく感じられないが、

このMOCHIKONのこんにゃくは、臭いがまんま こんにゃくだった。

 

こんにゃくは自分で適当な大きさにカットしなければいけない。

この辺がちょっと面倒。

子どもや年配の方は、もっと細かくカットした方がいいかも。

 

器に入れて、きな粉と黒みつをかける。

ううむ・・・パッケージのような きれいな見てくれには なってくれなんだ・・・。

食べてみる。

おっ!

意外とおいしい。

黒みつ&きな粉がカバーしているのか?

さっきまで気になっていた臭いも、そこまで気にならない。

 

カットしたこんにゃくに・・・

 

きな粉と黒みつをかける。

黒みつが浮いて、盛り付けに失敗した。

先にきな粉を全体になじませてなきゃいけなかった・・・。

 

なによりもグニグニとした、なんともいえないこの弾力!

メーカーは、もっちりと表現しているが、

もっちり・・・というよりは、グニグニ。

わらび餅よりも弾力あるし、なんならヘタなグミキャンディよりも弾力がある。

でも、けっして固いわけではない。

なんともいえない、心地よい食感。

 

グニグニした食感が楽しい。

 

他の二種も食べる。

ストロベリーショコラ。

これは、ちょっと いただけなかった。

まずいわけじゃないけれど、三種のなかじゃイマイチだったかな。

まず、イチゴソースでもチョコレートソースでも、こんにゃく臭さを やわらげなかったのと、

チョコレートソースが結構ビターで、反面 甘いイチゴソースは量が少なすぎて、

個人的に味のバランスが悪く感じた。

いちおう三種のなかじゃ、これがレベルひとつ上の“プレミアム”仕様の商品のようだけど、

自分には合わなかったな。

 

MOCHIKONストロベリーショコラ

 

イチゴソースには、静岡県産 紅ほっぺ使用。

 

ビターなチョコレートソースに対して、イチゴソースの量が少なく・・・。

 

ラストに食べたのが、抹茶。

抹茶きな粉と抹茶シロップをかけていただく。

きな粉好き且つ抹茶好きにはたまらない商品。

黒蜜きなこのときトッピングに失敗したので、

今回は失敗しないよう、よおく抹茶きな粉を全体になじませてから

抹茶シロップをかけて食べた。

美味かった。

 

MOCHIKON抹茶

 

抹茶きな粉と抹茶シロップ付き。

抹茶は京都の宇治抹茶と愛知の西尾抹茶のブレンド。

 

黒蜜きなこの時の盛り付け失敗にならい・・・

 

先に抹茶きな粉を全体になじませてから・・・

 

抹茶シロップをかける。

手間でも、こういうこときちんとやらないといけないなと。

 

面白い商品だった。

ちゃんとスイーツに寄せて加工したこんにゃくではあろうが、

こんにゃく自体をほんのり甘くしたりとか、臭いをソフトにしたりなどしておらず、

ほぼ素のこんにゃくのような状態のものを、わらび餅のようにして食べる。

臭いに敏感なひとや、子どもなんかは敬遠するかも。

それから、咀嚼・嚥下機能の衰えた年配の方などは、

食べるのを止めておいた方が無難だと思う。

 

“からだに気を配りながらも美味しいものを食べたい”と書いているが・・・

 

ローカロリーをうたっているわけではないのかな?

 

ローカロリーをうたった商品で、

よくあるものは大抵おいしくないが、これはそこそこ美味しかった。

自分がこれを購入してほどなく、地元のテレビ大々的に紹介されていた。

マルキン食品の広報の方かな?

プリンやフルーツ、ホイップクリームなどを使って、

パフェにしたり、パンケーキにしたりと、アレンジを紹介していた。

 

ローカロリーうたってる商品でそれやると本末転倒なのでは?と思ったが、

メーカーの特設サイトでも、いろんなアレンジメニューが紹介されていた。

どれも美味そうだが、わざわざそこへ、

こんにゃくを投入する必要もないなと思えるメニューもあったり。

 

マルキン食品は熊本にある納豆メーカー。

納豆の会社がこんにゃくスイーツ?なんて思ったが、

納豆以外にも豆腐やこんにゃくも製造しているらしい。

一部商品は全国区らしいけれど、このMOCHIKONはおそらく九州限定じゃなかろうか。

他地域にお住まいの方は、お店では見つけられないかもしれない。

 

ドラクエⅩ、数年前の七夕イベントのときに登場した庭具、あやかしの木。

幹にはワラ人形のワラタローが打ち据えられ、

枝には一枚のこんにゃくが吊るされているシュールな一品。

吊るされたこんにゃくの意味が解らないひとが大勢いたが、

昔、肝試しといえば吊るしこんにゃくだったんだよ。

 



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