桃鉄の物件紹介、その12。
今回は盛岡の『盛岡冷麺屋』。
『南部せんべい』のときにも登場した、盛岡。
桃鉄でも実際にも東北圏において最重要都市のひとつ。
1億円と食品物件としては高めの設定。
臨時収入イベントも確か出たハズ・・・。
こうやってみると、盛岡は序盤でも独占しやすい都市だ。
実は盛岡冷麺というものを誤解していて、つい最近まで食べたことがなかった。
冷やし中華や、冷やしつけ麺の類だろうと思い込んでいて、
それらがあまり好きではないため、まったく興味を抱かなかったのだ。
ところが店頭でチルド商品が販売されているのを見つけ、
そのパッケージの写真を見て、のっかっている具材で興味を抱いた。
見た目はやっぱり、皿ではなくどんぶりに入った冷やし中華のように見えたが、
キュウリや、ゆで卵にスイカ・・・冷やし中華でもおなじみの具材、
それに加えて、キムチやカルビ焼!?
さらにスープがトウガラシで赤く染まり、いかにも辛そうである。
盛岡冷麺が、“辛い”料理だということも、ここでやっと認知する。
さっそく何種類か購入してみた。
どっちが美味かったとか覚えていない・・・。
焼き肉チェーン大手の牛角と東洋水産がコラボした商品もあったな。
戦後、在日朝鮮人の方が、盛岡で食堂を経営する際、
自身の故郷の料理を供しようと、子供の頃に食べた冷麺の味を思い出しながら、
試行錯誤を繰り返して再現し、メニューとして出したのが始まりだとか。
現在では焼き肉店を中心に、サイドメニューとして供されるのが一般的らしいが、
具のキムチやカルビ、ピリ辛の牛骨スープ、焼き肉店で供されることなど、
朝鮮半島由来の料理だというのが頷ける。
透明感のある、幅広でストレートの平麺。
フリーズドライでもフライでもなく、乾麺でもない。
生麺の状態でフォーやビーフンのような固さ。
茹で時間や冷水で洗うこと、スープの希釈度など、レシピに忠実に作る。
具は、いろいろあるようだが、
スタンダードらしい、キュウリ,ゆで卵,キムチ※1の3種に、
トマトも加え、贅沢にも黒毛和牛のカルビを添えた。
本場では、これにスイカやリンゴなど、季節のフルーツも添えられるようだが、それは割愛。
冷やし中華などにもよくフルーツが乗っかっているが、
あのサクランボやスイカ、意味が解らない。※2
まずはスープから。
ピリ辛で旨い!
そしてキュウリとキムチをつまむ。
ピリ辛のスープとキムチの辛さが融和して旨さが増幅し、
それがあっさりとした旬のキュウリに絡んで旨い!
そして、いよいよ麺。
ちょっと乗せ過ぎた具をどけて、勢いよくすする。
!!
なんというコシ。
これは・・・まともに噛み千切れない。
まるでゴムのような弾力。
超ハードなフォーのような感じ。
のどごしが良いので、あまり咀嚼(そしゃく)しなくてもすすれるのだが、
スープが辛いので、慌てると咽せる恐れあり。
なんだかんだで、二人前をアッという間に完食した。
麺の弾力に驚いたが、これはかなりいける!
暑い夏場にもってこい、もう、ざるそばや冷やし中華ではなく、この盛岡冷麺がいい!
ただ・・・残念なことに、このメニューを供してくれる店がない。
本場 盛岡では寒い冬に、部屋を暖房で暑くして、この盛岡冷麺を食べるのも一般的だとか。
自分にも認知され、だいぶ知名度が上がった盛岡冷麺、早く全国区になって欲しい。
※1・・本場では大根キムチ(カクテキ)を用いるらしい。
※2・・乗っかっているフルーツは、“口直し”の意味があるとのこと。
だったら器は別にしておくれ・・・。
私は結構前からこの盛岡冷麺、好きでよく食べているのですが、どう見ても、韓国のピビン麺そのものじゃない?
と思っていました。
更に昨年、盛岡に実際に行ったら「アリラン」とかやっぱり朝鮮ぽい名前のお店とかたくさん目に付いたんです。
なので、盛岡と朝鮮が何か強い繋がりがあるのかなーと漠然と感じながらも、解らずじまいだったんです。
これでスッキリしました。
うちはいつも、戸田久というメーカーの盛岡冷麺・ピビン麺を取り寄せています。
あの腰は讃岐うどん同様に最高ですね(*´∀`*)
フルーツなんて乗せない方がいいですね。アルトバイエルンのウインナーを焼いて乗せたりしています。
二人前ペロリ(≧▽≦) 解りますその気持ちは(^_^;)
ピビン麺? 聞いたことがない料理です!
盛岡冷麺に似ているのですね、見つけたら食べてないと。
ちなみに最近知ったのですが、大分にも“別府冷麺”なるものが存在していて、
やはりルーツは在日朝鮮人なんですが、なんでも盛岡冷麺よりも歴史は若干古く、
専門店と焼肉店とで二種類に大別されて、じわじわと人気が出ているのだとか。
実はこないだ大分で食べる機会があったのに、カレーに浮気して・・・。
あと実をいうと、本場の讃岐うどんは苦手です。
コシはいいのだけど、麺がボテッとして重たすぎる。
食べ方もだけど、あれは、うどんだけど、うどんじゃない。
“さぬきうどん”という別の食べ物です。
香川の方に、うどん打ちの棒(正式名称が判らん)で殴られそう。
はなまるうどんや、冷凍のさぬきうどんはよく食べますけどね。