桃鉄の物件紹介。
今回は浜松の“もやし餃子屋”。
桃鉄では東海道のほぼ中央に位置する物件駅。
東海道を通過することも多々あるので、立ち寄る機会も多い。
初代桃鉄からずっと登場。
おかげで小学校のときにバイクや楽器工場が存在し、ウナギの一大養殖地だと知る。
これまでうなぎ屋が複数あったのがなくなり、
代わりにこの“もやし餃子屋”が収益率100%で三軒も登場。
うなぎはパイでなく、クッキーにされている有り様。
実際、うなぎクッキーも在りそうだけど。
静岡県浜松市。
静岡県西部に位置する、県で最大の面積を有する都市。
古くは東海道の宿場町として栄えた、太平洋ベルト上に位置する工業都市。
バイクと楽器の工場が有名で、ヤマハ,スズキ,ホンダの生産拠点がある。
工業のみならず農業も盛んで、特に花卉類の生産高がすごく、
菊の花は全国屈指の生産高らしい。
花を扱う仕事をしているのだが浜松産の菊は見たことがない。
どうやら福岡には出荷していないようだ・・・。
浜松産の花卉では、コデマリが思いつく。
春のコデマリシーズンになると、花市場にJAとぴあ浜松のデッカイ箱が積まれ、
立派なコデマリが競り落とされていく。
そんな浜松市、近年のB級グルメブームに乗っかって、
全国にその名をアピールしたご当地グルメ、それが浜松餃子。
桃鉄では、“もやし餃子”と称されているものがそれだ。
なぜに、もやし餃子なのかは現物を見ればすぐに納得できる。
自分は面倒なので、いちいち もやしの根を切ったりしない。
丸く円を描いて並べられて焼かれた餃子。
その餃子の円の中央に積まれた大量のもやし。
このもやしこそ、浜松餃子の最大の特長。
浜松市内で餃子を供する店のほとんどは、フライパンで輪っか状に餃子を並べて焼き、
その中央の穴に、箸やすめとして茹でたもやしが積まれて出される。
肉汁たっぷりの餃子を食べていると、だんだん口が油っこくなり、お腹もなんとなく重くなる。
そんなとき、このもやしが大活躍するのだ。
具材や味,タレなどは各店それぞれで、
特に「浜松餃子ならでは」といった特長はないようだ。
右:製造メーカー控えるの忘れた・・「どうまい!!」は、浜松あたりの方言かしら?
左:マルマツの浜松餃子、「餃子の命は皮にあり!!」と、当たり障りのない能書き。
もやしを忘れてはいけない。
餃子一食にひと袋まるごと使ってもいいくらい。
それくらいもやしがススム!
浜松市内の食品加工メーカーが製造・販売している、
チルド商品が売られていたので、さっそく購入した食べてみた。
もちろん もやしも用意して、輪っか状に焼いた餃子の中央にたっぷりと盛った。
チルドの餃子ってのは、大抵おいしくない。
有名店とコラボしたものもあるが、どれも残念な味。
だが最近、焼き方を変えたのが功を奏して、
チルド餃子でも、じゅうぶんおいしくいただけるようになった。
水溶き片栗粉で耳を作り、多めの水でじっくりと蒸し焼く。
下の皮はカリカリ、中のあんはじゅわっと、上の皮はプリップリの、
上手い餃子のできあがり!
餃子は焼き方で味が変わる!
タレは付属のものに少しカボス果汁とラー油を足して食べた。
餃子の味は各社それぞれだが、無難においしかった。
なんといっても、もやしがいい!
箸やすめのためのもやしだが、これを食べると、
今後べつに浜松餃子でなくとも、もやしを添えなきゃいけなくなる。
それくらい、こってり餃子にこの、あっさりもやしがマッチしていた。
これが野菜ならば もやし以外でもいいのかもしれないが、
味にクセがまったくなく、水分がったっぷりで、シャキシャキ歯ごたえもよく、
やっぱり もやし以外には考えられないのだ。
蒸し焼くことで、上プリップリ下カリカリの皮になる。
餃子といえば、栃木県の宇都宮餃子が古くから有名。
だが、この浜松餃子も、ルーツはやはり戦後の中国からの引き揚げ兵らしく、
戦後、屋台で売られ始めた餃子が瞬く間に人気メニューになり、
今日まで浜松の市民に愛されててきた。
野菜の生産も盛んだったため、タマネギ,キャベツたっぷりの餃子になり、
円形に並べて焼かれているのも、鉄板のない戦後屋台で、
フライパンや鍋で焼かれたからだとされている。
そしてその際にできる真中の空洞に、もやしを盛ってみた・・・という感じか。
パッケージの裏側には浜松餃子の説明が書かれていた。
浜松餃子をPRする団体、“浜松餃子学会”なるもののサイトを見てみたが、
“浜松餃子”の定義が、「浜松市内で製造」とあり、
餃子そのものの、味や具材の定義はまったくないようだ。
でもって、“もやし”も定義されておらず、けっこうアバウトなB級グルメだと判った。
とはいえ、宇都宮餃子なんかも前に取り寄せて食べてみたけれど、
店によって味はまちまちだったので、さして定義なんて要らないのかもしれない。
うまければ良し!
もやしはオススメ!
別に浜松餃子は関係なく、チルドだろうが冷凍だろうが、
マルハニチロだろうがジェイティフーズだろうが味の素だろうが、
輪っか状に焼いて、真ん中に茹でもやしを盛るのだ!
マルマツのマスコットキャラ、“まるまつっこ”。
餃子メインの食品加工メーカーのようだ。
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