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よろず戯言

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平成から令和へ

2019-05-14 22:54:49 | 日記・エッセイ・コラム

「新しい時代の名前、“へいせい”っちばい!」

「“へいせい”っち、なんかカッコ悪ぃくない?」

「昭和の方が良かったっちゃ。」

三十年前の小学校六年生のとき、冬休み明け三学期最初の登校日、

クラスメートとそんな会話で盛り上がった記憶がある。

 

 

令和元年記念デザインのカップヌードル。

まだ食べてないけれど、たぶん中身はふつうなんだろう。

 

中学高校~そして社会人となり40過ぎまでの30年間、平成という時代を過ごしてきた。

人の一生で、おそらく十代半ばから40までの間がもっとも盛り。

二十代までは若さで何にでもチャレンジできるし、夢や希望に満ち溢れている。

三十代後半からは、様々な経験をひととおりこなし、

四十代にもなれば、次第に第一線から退き、後は次代に担って老いてゆくばかり。

 

 

“平成最後のまんじゅう”として、近所の道の駅で売り出されていたおまんじゅう。

ごくごくふつうのこしあん入りのまんじゅうだった・・・。

  

そんな人としての盛りを過ごしてきた平成。

昭和生まれではあるが、もっとも親しみがあった時代であり、

おそらく自分のなかで最も長きを過ごすこととなるであろう時代。

勘違いされると困るので補足しておくと、

令和という新しい時代が30年以上続かないという意味ではなく、

自分が後30年も生きられる自信がないという意。

 

 

新元号が発表されてすぐ、改元前から販売されていたサブレ。

ようやるわ・・・。

 

先の5月1日、元号が令和に改められた。

前天皇の生前退位に伴い、新天皇が誕生したことによる。

今年最長で10連休となったゴールデンウィーク。

自分はそんなものとは無関係な仕事に就いているが、

ちょうど4月30日と5月1日の二日間だけ休みをもらっていた。

おかげで息子とふたり、テレビを観ながら、まったりと改元の瞬間を迎えることができた。

 

 

令和になって売り出されていた、おめでとう酒まんじゅう。

ごくごくふつうのこしあん入りの酒まんじゅうだった。

最近の酒まんじゅうって、酒粕が弱くないかい?

昔のはもっときつかったような・・・?

 

平成のときと異なり、異様なほどのお祭りムード。

毎年の新年のカウントダウンより、

1,000年に一度のミレニアムのとき以上に盛り上がっていたように思う。

自分は特にめでたいとかそんな思いはなく、

テレビに映し出される平成の懐かしい事件やムーブメントの映像を観ながら、

その当時を懐かしんでは、息子に色々と語り教えていた。

現在中学生の息子にとっては、自分が過ごしてきた平成のように、

これから過ごす令和という時代がメインとなるのだろう。

 

 

平成という時代は激動の時代だったと思う。

戦争がなくて平和だったとか、科学が色々と発達して生活が一変したとか、

いろいろな意見が飛び交っているが、

世界的にみると戦争,紛争は絶えまなく続いているし、

社会を震撼させる凶悪事件も数多く起きたし、

阪神淡路大震災はじめ、自然災害も多かった。

 

 

令和のシールが貼られただけのパンも。

ようやるわ。

 

明治,大正,昭和は、日本自体が戦争をしていたから、

戦争に関して前時代と比較するのはちょっとニュアンスが変わってくるが、

文明の発達も、ファッションや芸能,ムーブメントも、

人が探究心や想像力を抱く限り、延々と移ろうものだろう。

昭和と平成とでは大きく違ったかもしれないが、

平成と令和とでは、それほど大きな変化は生まれないかもしれない。

 

 

平成から令和へ――。

 

ともあれ、自分の孫の代まで平和に暮らせる時代であって欲しい。

令和という時代が、平成よりも平和になることを願う。

そんなことを思いながら、改元なんてどっちらけで、

今日も今日とてあくせくと働くのだった・・・。

 

令和の刻印がなされた硬貨はいつごろ手に入るかな?

平成のときは飛び上がって喜んだものだったけどな。

 

 

財布の小銭を確認してみたら、平成元年と平成三十一年が計五枚あった。

平成三十一年のは昭和六十四年とまではいかないだろうが貴重な気がする・・・。

とっとこう。

 



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