あまり好んで飲む人は居ないだろうが、自分はタピオカドリンクが好きだ。
タピオカのぷるぷる・もちもちした食感がなんともいえない。
アジアンテイストなドリンクに、このタピオカの食感が良く合う。
タピオカ自体は無味で、完全に食感を楽しむだけの食材である。
タピオカとは、南米原産のキャッサバという植物の根茎から採取されたデンプンのこと。
採取されたデンプンを球状に加工し(タピオカパール)、それをドリンクに入れたものがタピオカドリンクだ。
高校のときに地理を専攻していれば、キャッサバという名前だけならば、
ジャガイモ,タロイモ,ヤーコンイモなどと共に、
世界で栽培される芋類のひとつとして学習したのではなかろうか。
タピオカが入れられるドリンクは、本来ココナッツミルクだったのだが、
ここ最近は紅茶やココアが主流で、
コーヒーや、その他さまざまな乳飲料に入れられたものが供され販売されている。
最初に出会ったのは高校のとき。
当時、ティラミスのブームが去り、“ナタ・デ・ココ”や“パンナコッタ”が大ブームで、
巷にはドリンクやゼリーなど、ナタ・デ・ココの入った商品や、
パンナコッタのデザートがたくさん売られていた。
そんななか、通学途中にあるコンビニでタピオカを発見した。
地理で習った、キャッサバ。
ゲームで初めて知った※、タピオカという名前。
これは賞味してみねば!と、タピオカ入りのココナッツミルクを購入して飲んだのが最初。
すっかりお気に入りになり、しょっちゅう飲んでいた。
部室にも持ち込み、部活動中にもよく飲んでいた。
それを見た、他の部員が「なんそれ?おいしん?」と、奪われたことも。
あれから15年以上が経ち、今でもタピオカドリンクをよく飲む。
ココナッツミルクしかなかった当時とは違い、今は実にバラエティ豊かである。
タピオカ自体も、粒の大きさや色にバリエーションが出て、見た目も楽しめる飲み物になっている。
“デザート王国”で売られているタピオカドリンクがお気に入り。
色々あるが、ミルクティーがいちばん良く合うと思う。
だがこのタピオカドリンク、普通のドリンク感覚で飲むと悲惨なことになる。
飲み終えた後に、底にタピオカが大量に残ってしまう。
これはもったいない!
ムリしてこれをストローで吸おうとすれば、勢い余ってそのまま飲んでしまい、
一瞬、喉に詰まって、サザエさん状態になることもしばしば。
タピオカ自体、そこまで大きくなく、やわらかくて弾力があるので、
喉に詰まってもすぐに通過して問題ないのだが、一瞬でも詰まるとやはり苦しい。
そうならないために、うまくカップを振りながらタピオカを攪拌したり、
ストローの位置を調整したりと、いろいろと考えながら飲まなくてはいけない。
最近では、大抵ぶっといストローが用意されるので飲み残しはだいぶ減った。
これからだんだんと暖かく、そして暑くなってくる。
暑い季節こそ、黒ゴマティーや、紅芋ミルクなど、アジアンテイストのタピオカドリンクだ!
※ スクウェアから発売されたスーパーファミコンソフト、“半熟英雄~ああ世界よ半熟なれ!~”で、
タピオカという名前の将軍が登場する。 同ゲームに登場する将軍の名前は料理やデザート、
フルーツ、ハーブなどから来ているものが多数あり、タピオカ将軍もそのひとりだった。
また、カプコンから発売された同じスーパーファミコンソフト、“ファイナルファイト2”。
それに登場する“源柳斎マキ”という主人公キャラの好物がタピオカという設定だった。
当時ゲーム専門誌、“ファミ通”のこのゲームの紹介記事に、このことが触れられていて、
「“タピオカ”って何だ?西岡の親戚か?」とか書かれていたのをハッキリと覚えている。
タピオカは当時まだまだ知名度なく市民権を得ていなかったのが判る。
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