よろず戯言

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露店のあやしいカステラ part 2

2024-02-03 01:55:25 | 日記・エッセイ・コラム

先月下旬のこと。

帰宅すると台所のテーブルに紙袋。

お母んがその紙袋を指さして言う。

「それあんたのん、食べり。」

 

ファンシーなイラストが描かれた小さな紙袋。

おっ!

これは見たことがあるぞ。

巷で人気の、“ちいかわ”ってやつだな。

それはそうと、紙袋の中身は何なんだ?

 

さくらももこ臭のするタッチ。

 

「なんそれ?」

すかさず お母んに訊く。

「なんか、ホットケーキの小さいやつみたいなんたい。」

「ベビーカステラ?」

「・・・っちゆうんかね? よう出店で売りようやつたい。」

 

どうも お母んは“ベビーカステラ”ってものを知らないようだ。

あるいは長崎出身だから、これを“カステラ”と呼ぶのに抵抗があるのかもしれない。

まあ確かにベビーカステラは、カステラと呼ばれているものの、カステラじゃあない。

ごま豆腐と呼ばれているものの、豆腐じゃあない。

そんな感じか。

違うか。

 

この生きものはハムスターかね?

 

話を紙袋に戻して。

この日の夕方、お母んが孫たち(自分にとっちゃ甥姪)を連れて、

隣町の公園のイルミネーションを観に行ったそうだ。

そこに出店が並んでいて、一番下の甥っ子6号にねだられて購入したのだという。

ほとんど甥っ子6号が食べ尽くし、最後に残った2個を、

「ばあちゃんと おいちゃんに いっこずつ!」ってくれたものらしい。

 

というわけで紙袋を開くと、なかに寂しくベビーカステラひとつがコロリ。

おや?

これもなんだかキャラクターの形をしているぞ。

キャラクターの形をしたベビーカステラ・・・。

ドラちゃんカステーラ・・・あれが脳裏によみがえる。

 

 

さっそく取り出してみる。

紙袋に“ちいかわ”が描かれているのだから、ちいかわのキャラクターだろうか?

残念ながら、ちいかわに明るくないので、なんのキャラなのか判らない。

紙袋に描かれているキャラと比べても、それがどれなのか判らない。

これもやっぱり・・・非許諾製品?

つまり・・・バッタもん?

 

正面

 

背面

 

側面

 

耳の形状から、こいつが一番近いか?

 

紙袋のイラストを見る限り、あのドラちゃんみたいな偽物感はない。

イラストも本家のそれっぽいし、これは正規品かもしれない。

ただ、紙袋のどこを見ても、版元などの表記がない。

こういうのって必ず、版元のライセンス表記があるはず。

やっぱ・・・バッタもんかな?

 

ちいかわの真偽はさておき、

甥っ子6号のくれた、謎の動物の形したベビーカステラ。

冷めきって硬くなって、パッサパサで水分取られまくりだったけれど、

卵の香りと砂糖の優しい甘さで、たいへんおいしゅうございました。

 

こいつはネコかな?

 

人気あるの解かる気がする。

 

露店の商品はおもしろい。

 



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