懐かしの駄菓子紹介、その2。
今回はサンヨー製菓の、“モロッコヨーグル”。
大人買い。
ラベルの色での味の違いはない。
前回の菓道の蒲焼さん太郎と同じく、
このモロッコヨーグルも、見た瞬間に懐かしく感じる方が多いのではなかろうか。
商品名は意外と知られておらず、「モロッコヨーグル」といっても「?」という人が多い。
だが、この容器の形状や小さな木べらで すくって食べるという特長を言うと、
「あーあー!あのお菓子ね!!」となる。
直径3cm、高さも3cmくらいの小さなビニール製の容器に、
“ヨーグル”なるクリーム状のお菓子が詰められている。
ゾウさんのイラストの入った上ぶたをペラリとはがし、
これまた3cmくらいの長さの、小さな木べらですくって食べる(舐める)。
これがなんとも形容し難い味と食感。
ちょっと酸味の効いた甘いクリームで、舌触りはザラザラしている。
主原料であるショートニングの独特なオイル感もある。
トランス脂肪酸たっぷりだ。
江崎グリコのコロンや、ヤマザキナビスコのオレオ、
これらの中身のクリームだけを食している感じか。
グリコのコロンと、ナビスコのオレオ。
今度オレオをCMみたく牛乳にひたして食べてみよう。
子供の頃、これがひとつ10円で売られていた。
現在は倍の20円に。
容器の大きさから解るように、小さな木べらであっても、
数回すくえばなくなってしまうような、わずかな量しか入っていない。
そしてまたこの容器、壺のようにくびれがあり、
なおかつ縁が少し反り返っていて、ここら辺りに付いたクリームがうまくとれない。
最後は木べらを使わず、容器に直接 指を突っ込み、ぐりんってやって、
きれいにすべて舐め取っていたものだ。
左:サンヨー食品 モロッコヨーグル。
右:ダイケン製菓所 オレンジヨーグル
類似品も多い。
ここにきて気になるのが、このお菓子の名前。
なぜに“モロッコ”なのか?
調べてみると、「モロッコの遊牧民がヨーグルトを食べていたから」説が出てきた。
が、モロッコって、地中海に面しているとはいえアフリカ側の国。
ヨーグルトのイメージが涌かない・・・ヨーグルトよりタコのイメージが。
なぜブルガリアにしなかった?
これが販売された当時、ヨーグルト自体、まだあまり知られていなかったのかもしれない。
ちなみに、“ヨーグル”としたのは、「ヨーグルト風味のお菓子」という意味らしい。
原材料にヨーグルトはおろか、ほかの乳由来成分も一切含まれてはいない。
容量も価格も10倍!
イラストのゾウさんもグレードアップ!
で、こんなデカいのを発見した!
通常サイズの10倍の量!
通常サイズは子供でも物足りなかったが、これなら大人も満足できる量だ。
だが、これを一気に食べたひとの感想では、「気分が悪くなる」とのこと。
やっぱりあのサイズがベストなのだろう。
子供の頃は、当たった記憶がないのに・・・。
またあの店に行って、もらいに行くのか・・・?
トランス脂肪酸で子供を殺す気満々ですね・・・w