最近よく食べるカップ麺。
日清食品から発売されている、でかぶと庵。
その名のとおり、大きめのカップに大盛りの麺。
食べ応えのある量、そして何よりも安い。
スーパーなどで100円を切る価格で廉売されていることが多い。
ラインナップは、うどんとそばの二種。
うどんは油揚げが乗った きつねうどんで、関西風のさっぱりだし。
そばは揚げ玉たっぷりのそばで、だしは濃い目の関東風。
廉売商品なので、どちらもかやくなど最小限に抑えられているものの、
安かろう不味かろうではなく、安くて美味い。
麺もだしも、同社の主力商品のひとつ、どん兵衛をベースにしているようで、
だからこそ不味くなく、ふつうに美味しく食べられる。
麺の量が多く、その割にかやくが少なく、それでチープ感は否めないが、
その価格を考慮すれば、まったく問題にならない。
二種のうち、自分はどちらかといえば、そばの方をよく食べる。
九州の人間にとって、そばはうどんやラーメンほど馴染みのあるものではない。
ヘタしたら、パスタよりも馴染みが薄いかもしれない。
しかもそれが、西日本の人間が苦手な、醤油の効いた関東風の濃いめのだし。
自分も例外ではなく、うどんも醤油ラーメンも、関東圏のものは、
醤油辛くてスープを飲み干すことができない。
だが、そばに関してはなぜか、濃い関東風のだしが受け容れられる。
福岡人(大分人も)には嬉しい、柚子胡椒の風味の効いた、濃いめの醤油だし。
麺はもはやカップ麺でもスタンダードになった、中細ストレート麺。
ちょっと多めの揚げ玉に、ネギ少々、かまぼこ一枚(二枚?)。
ポットのお湯だと、設定の4分じゃ芯が残ることがあるので、5分くらい待つ。
若い頃みたく、昼にあまりガッツリ食べられなくなった今、
これひとつで、けっこう腹いっぱいになる。
次いで、うどん。
きつねうどんなので、当然 具材に油揚げが入っているのだが、
これが、なんともかわいらしい大きさ。
どん兵衛のそれの半分以下の大きさ。
七味の風味の効いた、関西風の薄口昆布だし。
少量の揚げ玉と、卵、ネギが入る。
こちらも食べ応えのある量で、やはりこれひとつで満足できる。
最初あたりに書いたように、どちらもスーパーなどで廉売されている。
小麦や大豆など、食品の原材料高騰の昨今、 企業努力が垣間見える商品だ。
だが、これら廉価用のコストを落とした商品の登場で、
昔ながらの主力商品の売上が、ますます落ち込んでしまうのではないかと心配もしてしまう。
自分はカップ麺であっても、美味ければ300円しようが購入する。
廉価商品も嬉しいが、日清には昔のラ王やGootaのように、
本当に質が良くて美味しい商品をまた出して欲しいものだ。
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