今イチオシに面白いマンガに「医龍」というものがあります。
隔週発売のマンガ雑誌「
ビッグコミック・スペリオール」に連載中で、単行本は現在10巻まで出ています。
作画は乃木坂太郎、原案は永井明です。
世の中には医者を主人公にしたマンガは色々ありますが、医龍はリアリティとマンガ的ハッタリが高い次元で融合した一流の娯楽作品に仕上がっています。
乃木坂太郎の画力と構成力も素晴らしいです。
「手術帽から髪の毛が出てるなんて変」なんて野暮なことは言いこなしです。
主人公は型破りな天才外科医、朝田龍太郎。
彼が旧態然とした大学病院に入り、バッサバッサと難局を切り開いていくさまは爽快です。
よく医療マンガでは、天才外科医がほとんど一人で手術してしまいますが、医龍では能力のある人間が集まってチームで手術を行います。このあたりも新鮮です。
さて、私はこんな面白い作品がドラマやアニメにならないだろうかと常々思っていましたが、とうとうドラマになるようです。
フジテレビで4月13日(木)夜10:00からスタート。
キャストは坂口憲二、稲森いずみ、水川あさみなど。
えっ、うう~ん、いや、ちょっと(かなり)イメージが違いますが、が、頑張ってほしいと思います。
(できればもうちょっと知的な人を……)
ところで、医師であり作家でもある永井明さんは元々原作でしたが、惜しくも亡くなってしまったので原案として名前が残っています。