のんきなオヤジの独り言

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内閣閣僚の靖国神社参拝について

2016-08-14 00:14:49 | 日記
靖国神社は、国を守るために戦った殉職者を祀った神社であるから、これをお参りするのは当然という人がいる。一方、戦争を起こし、指揮し、そして多くの犠牲者を出し、日本国を敗戦国としてしまったA級戦犯も合祀されているので、それをも参拝するのは許せないという人がいる。あくまでも個人の問題であったら、思想信条の自由が認められているのだから、参拝しようがしまいがどちらでもいいと思う。しかしながら、閣僚が参拝するとなると、これは大きく違ってくる。中国、韓国がそれはだめだ、許せないと言っている。この国は、どんなことがあろうとも武力行使をしないと誓った不戦の国だ。であるなら、国を代表している閣僚は、いかなる理由があろうとも、相手を挑発したり、怒りをかうような行為は断じて慎むべきだ。また、二度と戦争を起こさないための誓いを新たにするために参拝するというのにも、少し変じゃないのと言いたい。戦争は、闘って死んだから尊いというものじゃない。国内に残った多くの母親たちが、大きな愛情を注ぎ大切に育てた息子を徴兵により取られ亡くしている。その母親たちは戦っていなかったというのか?兵隊じゃなくたって、国内にいたって、ほとんどの国民は戦っていたはず。それを、この靖国神社の問題は無視している。もっと言えば、戦争に駆り出されなかった女性を蔑視ししていることにもなる(一部ひめゆり部隊等の例外はありますが)。二度と戦争を起こさないと誓うなら、別に靖国神社じゃなくたっていいはず。どこにいたってそれはできるし、もし何かのイベントが必要だというのなら、広島、長崎の原爆投下祈念式典にでも出席すればいい。とにかく靖国神社参拝が、国民全部の理解を得ているのかと言えばそれも違うと思うし、一部の団体の顔色を窺っているようにしか感じないんです。

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