道を歩む者のブログ

空手道大誠館での学びを糧に道を歩む者のブログです。

医療現場の叫び!我々は後方支援を!

2020-04-05 07:00:00 | 日記
医療現場が悲鳴を上げています。
慶應義塾大学病院の医師からの発信を引用させていただきます。是非ご覧下さい!

我々、一般市民ができることは、
・社会的距離を取る
・不要不急の外出、集会を控える
など、自分や周りの感染リスクを下げ、医療現場に迷惑をかけないことです。

東京都では感染症病床を900床用意したそうですが、4月4日時点で817名が入院されており、今日にも満床になりそうです。満床になれば、一般病棟へとなりますが、物的、人的にも準備ができているか…
皆さん、満床超えたらどうなるか、分かりますよね?
コロナ感染者で病床が埋まれば、他の病気で入院する人はどうなるか、分かりますよね?

最前線で見えない敵と戦う医療従事者を、我々一般市民も正しい行動で後方支援しましょう!


(Akina HaidenさんFacebookから全文引用)
注意。長いです。とてつもなく。

日本の医療崩壊の足音が聞こえてきています。
いまだかつてこんなにはっきり聞こえたことはないと思います。
どうしてこんなことになったのか。
当事者意識が足りなかったから。
起きてしまったことを責めても仕方ないので、少し現状をお話ししましょう。

多分、特に都内はどこの病院もコロナの対応に追われて、通常業務をかなり圧迫しはじめています。
重症者を受け入れている病院は、その数倍以上感染者をみていて、院内でも濃厚接触者になり出勤できない人が出現しはじめています。
現段階ではまだ集中治療を生業としている人間が主に重症者をみていますが、疲労がたまってきています。
今後さらに重症患者が増えた場合、全然関係ない専門の先生方も動員せざるをえなくなってくることが想定されます。
ここで、世間の方々がよく勘違いされているのは、医者ならなんでもみられるのではないのか、というところですが、できません。
私は救急/外傷が専門なので、集中治療も多少はやっています。
お腹だって開けるし、心筋梗塞だってみます。
でも、複雑な癌の手術をやれるわけじゃないし、心臓のカテーテルができるわけでもない。
眼科の細かい検査ができるわけでも、皮膚科的な診断ができるわけでも、産婦人科的疾患を適切に対処できるわけでもありません。
他にもできないことはたくさんあります。
なぜならそれらは医学部で習うことを越えた、専門領域だからです。
イメージしにくいですよね。
集中治療を生業にしていない医者に集中治療をさせるというのは、鮨屋の大将にフレンチのフルコース作ってくれって言うようなものなんです。
頑張りますよ、もちろん。医者だから。
でも、完璧からは程遠くなることはわかりますよね。

それに。
重症者が増えるということがどういうことか。
延期できるものはすべて延期されます。
だから何って思いましたよね?
どういうことか。
あなたやあなたの大切な人に癌が見つかったとします。
手術さえすれば全部取りきれそうなレベルです。
でも、最短で数ヶ月、下手したら半年先まで手術できませんって言われます。
なぜか。
手術後は集中治療室のベッドを使うからです。
そのベッドが、コロナの重症患者で使用している/するので、現状もう手術患者に使える場所が存在しないからです。

日本はもうこの状況まできています。
他人事じゃないんです。
自分の大切な人を守りたければ。
自分の大切な人を守って欲しければ。
お願いだから遊びにでないで。
社会的距離を保って。

私は次いつ休みなのかわからないくらいの状態です。
私と同じ科の、働ける人達は皆同じような状況です。
いつ、どう勤務が変わるかもわからず、常に病院のPHSを持って、寝るのもうつらうつらとしか眠れない日々です。
医学部に入ったときから、こういう働き方をしなければいけない日が来るだろうとは思っていました。
やれるだけのことはやります。
日本の医療者は皆、そう思ってます。
でも、我々も人間なんです。
私たちが倒れる前に。
日本の医療が本当に崩れ去る前に。
自主隔離をみなさんしてください。
みんなを助けられるように、協力してください。
政府なんかあてにならない。
自分は自分で守って。
お願いします。