6月3日(木曜日)
今日は、芯くい虫の退治法を紹介したいと思います。
この虫は、親虫がりんごの木に卵を産みつけ、幼虫時代をりんごの枝の中で木の芯を食い進みながら成長する虫です。
春先から木の枝内で活動し、夏過ぎに成虫になり木の枝を破って出てきます。(主にカミキリ虫)
秋に枝の中で幼虫になり冬成虫になるものもいるようです。(カミキリより小さめな虫)
一般的な消毒は、虫にかけて殺虫することになりますが、木の枝の穴は虫も対策を考えており、枝の地面側に穴が開いています。
また、木の食べくずをそこから出しており、多少つまった状態にしています。消毒を下からていねいにかけても、食べくずが邪魔しなかなか中の虫まで消毒が届きません。
一般的な芯食い虫適用のある薬剤で、虫の穴から注入するものがありますが、完全には死なないようです。
虫の構造です。
虫の横腹あたりに書いた黒丸が、虫の呼吸用の穴です。
特殊薬剤を木の枝の穴から十分注入し、虫の呼吸用の穴を密閉し窒息死させます。
去年の私のりんご園では、春先虫が入っているのを確認できた穴に特殊薬剤を注入、100%殺虫に成功しました。
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