3月23日に武蔵小山のライブ・カフェ・アゲインでトークイベントを開催しました。参加してくださった皆様、イベントを実現してくださった皆様、元々は私の個人的な願いをかなえてくださってありがとうございました。イベントは「未来」と題しながら過去を振り返るという「看板に偽りあり」状態であったのですが、参加の皆様の「暖かい拡大解釈」をいただいて、バレずに済みました(ホント?)。
開催の元々の動機は昨年9月に自分がドクター取得したことであるが、私が今回の会で語りたかったことは、ドクター論文の裏ストーリ的なもので、どのようなものを、どういった人から影響を受けて、どういう思いで作ってきたかということである。これらを振り返えろうとして気づいたことは、(1)かなり多くの人との直接/間接的なコラボレーションがなされてきたこと、(2)実はそこそこ面白いんじゃないかということ、の2つであり、本来皆様を訪問させていただいて、お礼を申し上げねばならぬ身分でありながら、この2つから思いついたことは「飲み会を開く」ということしかなかった。そこで何名かの方に相談し好感触をもらい(単に元々私のワガママを聞き慣れている人に相談に行っただけという説がある)、またカフェ・アゲインの開店という場と時も得てやってみることを決意、一種の実験プロジェクトにお付き合いいただいた次第である。
会の内容は既にうまい具合に語っていただいている通りであるが、
私から
「マイローカルサーチ」と題し念願の与太話しを(カッチリとした技術講演を期待された方、ごめんなさい)、
ここギコねね氏から
ロカポイントの話しを(これが本来のタイトルにふさわしい未来への提案であった!)、
三浦氏から
モーバイルインフォサーチ実験からGPS携帯への秘史を(これが話したかったのですよ)、また
森亮氏にはお願いして
プロアトラスの話しを(これで安心して、google map のようなものは日本のコミュニティーが作っていたのではないかという提起ができるようになった)、そして
相良氏には
日本一笑える地名の話し(店の主人はこの話しが一番気に入っていましたヨ)、
Mr.iタウンページ小畠氏から
歴史に於ける電話帳メディアのサーチエンジン的構造を(イエローページが本質的にサーチエンジンであることの研究はもっと進めべきであると思いました)語っていただいた。
皆様の大変貴重な時間をいただいて昔話を尽くしたのだが、これらを正しく語って、googleなんかたいしたことはない(といえる部分がある:-)と思えるようにすることは、未来を語るためには必要な儀式だったのです。
会の最後のどさくさにまぎれて私から、サーチエンジンによる価値の硬直化という問題を語らせていただいた。この問題は情報大航海をはじめとして、色々な文脈で語られはじめていることであるが、私は「価値の正しい多様化」と「地理的な背景をふまえた情報共有(ローカルサーチ)」は重大な関係があると思っている(さらに見識のある「人手の編集」という行為も正しく見直そうということも申し上げたが、これもさらに深めたいテーマである)。
会が終わってさっそく若い年代は「既にある」サービスのマッシュアップに関心が行っているのかもしれないが、そのサービス自体を作り出すという、もっと深いレベルからのアプローチに、もっと価値を認めて、それを思う存分にやれる環境を企業が用意することが必要だと思うというメッセージをいただいた。このことに私は自覚的でありたいと思う。微力ではありますが、思うことが大事ですね。
ということで、参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。
また聞かされるばっかりで、語り足りなかったお客様、ごめんなさい。語り足りなかった、ということは、この集まりに余力があったということで、余力があるということは、次があるということかもしれませんね?
これからもどうぞよろしくお願いします。
開催の元々の動機は昨年9月に自分がドクター取得したことであるが、私が今回の会で語りたかったことは、ドクター論文の裏ストーリ的なもので、どのようなものを、どういった人から影響を受けて、どういう思いで作ってきたかということである。これらを振り返えろうとして気づいたことは、(1)かなり多くの人との直接/間接的なコラボレーションがなされてきたこと、(2)実はそこそこ面白いんじゃないかということ、の2つであり、本来皆様を訪問させていただいて、お礼を申し上げねばならぬ身分でありながら、この2つから思いついたことは「飲み会を開く」ということしかなかった。そこで何名かの方に相談し好感触をもらい(単に元々私のワガママを聞き慣れている人に相談に行っただけという説がある)、またカフェ・アゲインの開店という場と時も得てやってみることを決意、一種の実験プロジェクトにお付き合いいただいた次第である。
会の内容は既にうまい具合に語っていただいている通りであるが、
私から
「マイローカルサーチ」と題し念願の与太話しを(カッチリとした技術講演を期待された方、ごめんなさい)、
ここギコねね氏から
ロカポイントの話しを(これが本来のタイトルにふさわしい未来への提案であった!)、
三浦氏から
モーバイルインフォサーチ実験からGPS携帯への秘史を(これが話したかったのですよ)、また
森亮氏にはお願いして
プロアトラスの話しを(これで安心して、google map のようなものは日本のコミュニティーが作っていたのではないかという提起ができるようになった)、そして
相良氏には
日本一笑える地名の話し(店の主人はこの話しが一番気に入っていましたヨ)、
Mr.iタウンページ小畠氏から
歴史に於ける電話帳メディアのサーチエンジン的構造を(イエローページが本質的にサーチエンジンであることの研究はもっと進めべきであると思いました)語っていただいた。
皆様の大変貴重な時間をいただいて昔話を尽くしたのだが、これらを正しく語って、googleなんかたいしたことはない(といえる部分がある:-)と思えるようにすることは、未来を語るためには必要な儀式だったのです。
会の最後のどさくさにまぎれて私から、サーチエンジンによる価値の硬直化という問題を語らせていただいた。この問題は情報大航海をはじめとして、色々な文脈で語られはじめていることであるが、私は「価値の正しい多様化」と「地理的な背景をふまえた情報共有(ローカルサーチ)」は重大な関係があると思っている(さらに見識のある「人手の編集」という行為も正しく見直そうということも申し上げたが、これもさらに深めたいテーマである)。
会が終わってさっそく若い年代は「既にある」サービスのマッシュアップに関心が行っているのかもしれないが、そのサービス自体を作り出すという、もっと深いレベルからのアプローチに、もっと価値を認めて、それを思う存分にやれる環境を企業が用意することが必要だと思うというメッセージをいただいた。このことに私は自覚的でありたいと思う。微力ではありますが、思うことが大事ですね。
ということで、参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。
また聞かされるばっかりで、語り足りなかったお客様、ごめんなさい。語り足りなかった、ということは、この集まりに余力があったということで、余力があるということは、次があるということかもしれませんね?
これからもどうぞよろしくお願いします。