ここ数年、私が仕事で関わる中古車業界は明らかに斜陽だ。
毎年耳にするのが、「昨年の今頃がまだ良かったねぇ~
」
なんとも寂しい限り・・・
それに引き換え、最近どのメーカーも続々とNewモデルを投入している。
まぁ売れているかどうかはまた別問題だけど
私が思うに、H12~辺りから車の性能が押し並べて上がった気がする。
それと共に、バリエーションも増えた。
お陰でそれ以前の生産モデルは今からすればかなり‘古臭い’プロダクツと
化してしまった。
今や、キーレスなんて当たり前。軽にもカードキーが標準装備されるほど。
昔は、並行輸入のベンツにあった「キーレスゴー」という、
キーフリーでドア開閉から発進まで可能!というシステムに大変驚いたものだが。
金持ちが乗る車は違うな~なんて言っていたら、今や買い物袋ブラ下げた主婦が手ぶら
で車に乗り込む始末
それに、バックカメラも当たり前、今やフロントにも両サイドにもカメラが付いて
運転下手な人にも安心二重丸
しかも原油高の昨今。燃費も重要事項。リッター何キロ走ります!って言うのが、
一つの重要なセールスポイントになっている
ハイブリッド車は確かにスゴイ!信号待ちなんかしていると、アレ?!エンジン止まっちゃった?大丈夫?って感じ。
それじゃあ、大排気量で無駄に燃費の悪いアメ車や細かい作りが荒い欧州車は売れないわけだ。
でも、日本車には絶対に無い魅力ってのがあるのも事実
私が今まで乗った車でもそういうのが多々あった。
そして今気になっているのが、世界的な『元祖ミニバン』と言われる
【VW・ヴァナゴン】だ
確かにパッと見、なんの事は無い車だ。
内装もかなり‘ちゃっちい’
シートアレンジもさして無い。
しかし、シート高とドライビングポジション、そしてシートそのもののサイズが
ベストマッチしてロングドライブも全く疲れない。
足回りも軟らか過ぎず硬過ぎず、ロール感も無し!
エンジンもトルクフルでは無いが、高速ではスムーズに回る。
らしいよー。乗ったことは無いけど。
ちなみに新車価格は390万なり。日本では正規物2500台オンリー。
既に絶版車。新型が数年ぶりに出るらしいが(欧州で)、だからこそ
そろそろ買いかなー