さて、最初の記事としては穏やかならぬタイトルですが(笑)
これは去る7月13日に発生した自身のMTB落車事故について「一人で勝手に現場検証」したものです。
まずは1枚目、これは事故現場の全景写真です。
画像中央の手前から奥へ向かっているトレイルを走り抜ける途中で
トレイルの左脇(画像中央付近左側)にある木にMTBが激突。
自分は反動でトレイルの右側に落車して右肩を強打。右鎖骨骨折となりました。
当初自分では、手前にある幅広の轍の縁にフロントタイヤが乗っかってコントロールを失い
MTBが木に向かって直進するようなカタチで激突したものと思っていました。
が、轍の縁にはMTBが通った様なタイヤ痕が見られず、木にもMTBが激突した様な痕は見られません。
(下の画像は轍をローアングルで撮ったもの。タイヤ痕や縁が崩れた痕は無い)
さらに轍と木の間をよく見ていると、自分のMTBのモノと思われるタイヤ痕を発見。
ブロックのパターンからして、当日フロントに履いていたタイヤのモノと思われますが
まっすぐにトレイルにはみ出す様に生えている木の根っこに向かっている。
(これだけトレイルに痕を残すくらいだから、かなり強くフロントブレーキをかけていたものと思われます)
しかも、その延長線上にある木の皮が僅かに剥げているじゃありませんか。
これか。。。
という事は、当初考えていた様に木に激突した訳ではなくて
この根っこにフロントタイヤが乗り上がってコントロールを失い、落車したと考えた方が良さそう。
となると、問題は何でこんなトコロでフロントブレーキをかけたのか?になる。
当日の状況を思い出してみると、「そういえば。。。」と思う事が。
?前日の昼間にRUNで30km走っていて、余りの暑さに熱中症寸前。
ふらふらヘロヘロで帰って来ていました。それまでもレースが続いていて疲労が溜まっていた。
?当日は現地まで自走で行ったのですが、自宅から現地までは自走で約1時間。
しかも日差しが強い上にサイクリングロードを通って行ったので、濃い目のサングラスをして行きました。
トレイルに入った時に「少し暗いな」と思ったものの、そのままで走っていました。
?当時は私を含めて3名で走っていて、私は2番目を走っていました。前走者との距離は約2m程だったと思います。
後から考えれば、これは距離をつめ過ぎ。前走者に何かあった時、対処出来る距離じゃ無かった。
濃い目のサングラスで視界が暗くなっていたので、ついつい近い路面状況ばかりを気にしていて
先の状況を見る事が疎かになっていた上に、前走者との距離が近すぎて余計に遠くを見れなくなっていた。
前走者もこの木の右側をギリギリで抜けた、と言っていた事からも前走者が木の脇を抜けた瞬間に
突然自分の前に木が現れて、思わずフロントブレーキを強く握ってしまい、そのまま根っこに向かって直進し
フロントタイヤが根っこに乗り上がってその反動で落車して右肩を強打。
と言うことは、最大の原因は 「蓄積疲労による思考、判断能力の低下」 って事になる。
「少し暗いな」と思っても、そのまま。
前走者との距離を詰めすぎていて前走者まかせの走りになっていたので、自分で状況判断して走っていなかった。
「まあ、いいか」で「なりゆきまかせ」とくれば事故が起きないのが不思議なくらい。
少し気持ちがルーズになっていたのかも知れないな。
そのせいで、一緒に走っていた人だけじゃなくて沢山の人に心配をかけてしまった。反省。。。
今回の事は今後、自分が走る時の反省材料としてキチンとまとめておきたかったし
この日記を見ている人も考えてくれたら今回の事故は無駄に終わらないと思う。
最後に一つ、MTBに限らず走りに行く時は簡単な工具と救急エイドキット、真水を持って行きましょう!
工具があれば簡単なメカトラブルに対処がきくし、救急エイドキットと真水があれば裂傷に対して洗浄と応急手当ができる。
特に自転車による落車事故の時は今回のように肩を痛めるパターンが多いと思うので、三角巾や手ぬぐいがあると便利だと思います。