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1年前

2020-09-20 16:14:41 | 旅行

 一年前、今日のようなコロナ禍、あたりまえのことが世界規模でできなくなってしまうような事態、を予想した人はいたでしょうか。

 歴史での経験を手繰れば過去にはスペイン風邪、ペスト、あるいは想像力を働かせた小説の世界でも「復活の日」、など容易に思いめぐらせることができるはずですが、それらは大方は、非日常のものとしてすっかり忘れ去られているんだと思います。(保険会社や研究者だったら一定の確率で想定しているんでしょうね。)

 さて一年前の2019年9月初旬、そのわずか半年後に旅行どころではなくなってしまうなんて思いもいたらず、お隣の国の瀋陽という町を訪れていました。

 そこでは80年前の歴史の経験を色あせないよう、おおがかりな建造物、資料展示を備えた施設(918歴史博物館)があって、けっして記憶を風化させない、という誰かの並々ならぬ意図を感じさせます。

 時を経たいまも日本時代の建造物の遺構が数多く屋外に保存、晒されていたのは強烈です。2枚目の写真は、柳条湖爆破地点に建てられていた碑。当時の爆弾の尾を模したコンクリート製のもので、1991年になって、この紀念館へ搬入された、との説明書きがありました。

 ただ、紀念日(9月18日)を控えた休日、ひとびとの熱気が今少しというところだったのは致し方ないところかもしれません。