My Sketchbook

僕の日常生活での出来事や、社会に対する僕の意見をもっともらしくsketchしようと思います。

再認識した自転車への愛着

2005-12-13 19:24:27 | Weblog
先日、最寄駅にある無料駐輪場が廃止され、有料駐輪場が建設された。
僕の家から駅までは歩いたら30分ほどかかってしまうため、移動には自転車が必要不可欠だ。
今までは無料駐輪場にとめておいたのだが、廃止されてしまい、自転車をとめるところがなくなってしまった。
有料駐輪場ができたからといって、自転車をとめておくだけで料金が発生することは納得できない。
そこで、ぼくはスーパーマーケットの前の道路に駐輪していた。
営業時間内なら多くの自転車がとまっている。
夜も、数は少なくなるのだが、それでもそこそこの量の自転車やバイクがとまっている。
今まで、注意の紙をかごに入れられていたことはあっても、特に問題はなかった。
2・3日くらいなら普通にとめていたのだ。

が、ある日バイトが終わってそこへ行ってみると、

ない。

そしてそこには
「北保管所に移動しました」
と書かれた紙が残されていた。

僕は、12月の夜中の風に吹かれながら、ただ呆然と立ち尽くした。
「北保管所ってどこ?」
その紙に書かれた地図を見てみると、隣の駅から歩いて10分ほどのところにあるらしい。
さらに、移動料として1500円かかるらしい…

自転車が急に手元から消えた上に、
それを取りに隣駅まで行くしかない上に、
そこから自分で自転車をこいで帰ってくるしかないとは…

そして、それだけ面倒なことを成し遂げた上に1500円取られるとは…

泣き面をハチに刺されたうえに犬のうんちを踏んだくらいの凹みが僕を襲ってきた。


最初にも言ったように、自転車がないと生活に支障をきたすので、しぶしぶ取りにいった。
保管所には大量の自転車や原チャリが保管されていた。
しかし、その中から僕の相方を発見するのに時間はかからなかった。

…あった。

僕のことを異国の地である北保管所で、不安に思いながら待っていたのが、自転車のたたずみ方から感じ取れた。
僕は感動を覚えた。
引き取り証明書にサインをして1500円払って、愛用の自転車に乗って家路についた。
いつにもまして、自転車との一体感があった。
自転車をこぐという、単純な足の上下運動が妙に楽しかった。



しかし…

しっかりと迷子になって、家に着くまで50分かかった…