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NMB沖田彩華「強くなれた」故郷広島に涙の別れ

2018-08-30 23:44:00 | AKB48グループ(卒メン・坂道含む)
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故郷・広島でラストコンサートに出演したNMB48の沖田彩華



NMB48の沖田彩華(右)は、故郷・広島でラストコンサートに出演し、植村梓と「ハートの独占権」を披露



 9月6日に卒業公演を控えるNMB48の遅咲き1期生、沖田彩華(22)が30日、故郷の広島・上野学園ホールで、B2メンバーと「NMB48夏ツアー」に凱旋(がいせん)出演し、ラストコンサートを行った。

冒頭からアンコールまで何度も繰り返された「あーぽん」コール。沖田は開演間もない3曲目、「北川謙二」のパフォーマンス中に、早くも2階席へ駆け上がり、ファンと触れ合った。

ユニットコーナーでは、副キャプテンを務めた現在のB2、以前のMでも後輩だった植村梓(19)と、人気曲「ハートの独占権」も披露。兼任時代の柏木由紀、OG渡辺美優紀が「大人かわいい」人気曲に仕上げたナンバーを、色気とちゃめっ気を織り交ぜて歌い、加入5年半で初めて選抜入りした「甘噛み姫」ではセンターも務めた。

沖田は、創設メンバーながら正規昇格に2年弱、初選抜まで5年半、選抜総選挙初ランクインまで6年(25位)を要した遅咲き。M、B2だけではなく、Nや各チーム公演へ出演する“またぎ”の「劇場職人」として、劇場公演を中心にグループをけん引してきた。

16年初頭公開のドキュメンタリー映画で主人公の1人に抜てきされ、アイドル人生が激変した。同年4月の「甘噛み姫」で初選抜され、同6月の選抜総選挙で初ランクイン。自己最高位25位に入った。

苦楽をともにしたM時代からの盟友・村瀬紗英(21)は、この日、仕事で公演を欠席。アンコールにはいると、感謝の手紙が届けられた。「寂しいです」などと本音がつづられた手紙の内容をメンバーから読み上げられ、沖田も号泣。泣きながら「とても幸せだったなと思いました」とあいさつした。

15歳で広島から大阪で出てNMB48入りした当時を振り返ると「寂しくて、つらくて、悔しくて、広島に帰りたいと思った。でも帰っちゃだめだって、ずっと思ってきました」。仲間やファンに支えられ、8年のアイドル生活をまっとうできたと感謝した。

「皆さんのおかげで毎日が楽しくて、愛情にあふれた8年でした。この8年ですごく成長できたし、強くなれました」と言い、頭を下げ、手を振って別れを惜しんでいた。



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