おおぎやなぎちか 作品集(単行本、アンソロジー)

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新刊が出ます。 『みちのく山のゆなな』(国土社)イラストは、ふるやまたくさんです。よろしくお願いいたします。

『どこどこ山はどこにある』おおぎやなぎちか作/松田奈那子絵(フレーベル館)

2018-12-07 | 自作紹介
             2018年9月21日発売
 
 これまで出した単行本は、高学年から大人向け作品でしたが、今回は中学年向けです。

 まどかは、ひいちゃん(ひいおばあちゃん)と大の仲良し。ふらりと外に出たひいちゃんを追いかけていったところは、どこどこ山でした。
 どこどこ山は、不思議な山。ひいちゃんといっしょに、どこどこ山で何度かすごすのですが・・・。

 芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけ巡る」の「夢」とは「魂」のこと。私が『どこどこ山はどこにある』で描いたのも、まさにこの「魂」のことなのです。といっても、小学生向けの物語ですので、そんなに堅苦しくはありません。大人の方に読んでいただくと、その辺をわかっていただけるかなと思います。子供さんは、「どこどこ山って不思議」とか、「ひいちゃんって、もしかしたら・・・」と感じてくれたらいいなと思います。
 

 松田奈那子さんが、この物語の世界観をふんわりと描いてくださいました。

2019年岩手県、宮崎県、SAPIX夏休み課題図書。