朱楽の旬菜・男の料理

朱楽は赤鬼の名前、酒が好きで陽気な赤鬼。人々に喜びを与えます。
朱楽で作られる料理・食材について書いています。

豊田・宮川ボルダー

2010-12-29 08:17:31 | ボルダー・クライミング

 難しい、出来ないの終始。私の一日。前日の雨、これからやってくる低気圧の為に、岩がしけってる。

 
立込みが滑る、ホールドが滑る、ぬめる・・・言訳には困らない一日。
 
 
『修行が足りん!出直して来い!』そのままのスタート。一手目からデット。後もデット気味・・・スタディクには取れない私・・
 
 
マイナスイオン一杯で 静かで、今日の冬は暖かく・・・
 
「明日がある  明日がある♪  明日があるさ♪」
 
 確かに今日のこの地域は状況が悪い・・・しかし、自身の不甲斐なさ。ひょっとしたらこれもずっと抜けられないものかも・・
 
 
 
黄色のTシャツと同じボルダーです。実は結構な傾斜、前傾です。

『指揮官たちの特攻』 城山三郎著

2010-12-29 00:55:42 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
太平洋戦争でない、大東亜戦争でなされた特攻・人間兵器の真実について書かれた書。
神風攻撃隊第一号「関行男大尉」、レイテ沖海戦。新婚3ヶ月、23歳・・・
 
 玉音放送の後、「最後」の特攻隊員として基地を発した「中津留大尉」・・・
 
 海軍兵学校で同期だったこのお二方を対比する形の本文の中で、特攻・人間兵器・その家族、悲しいドキュメント。
 
 
レイテ海戦において、「参りました!」と日本の軍部、国の首脳が叫んでいれば。
 
 
 特攻に対する米軍の恐怖が日本に対する無差別攻撃の引き金になったとの話の真実は・・・
 そもそもキリスト教圏では自殺は禁止。自ら爆弾を抱えて敵に突っ込む、それが恐怖だとのお話が・・・
 
 NHKスペシャル「貧者の兵器」と「ロボット兵器」 と同じだ。ふと特攻に対して思ってしまう。あの頃の日本人にはあの戦争は聖戦であり、戦死は神として靖国神社に奉られたのだ。
   今のイラク紛争・アフガニスタン紛争はどうだ・・
 
 
特攻隊員の記録『青空の果てに』http://www.warbirds.jp/senri/
 
 
     逝く春に 逢はで散り行く 若桜 
             御国のためぞ 心は楽し
 
        御國のため 盾になりしか 若桜 
                   散りにし後に 誰かおしまむ

 かくて若桜は散った。故郷に想いを残しながら……  
 特攻隊の偉業と、ご遺族のご存念を次の世代へ語り継ぐために……

          國やぶれ みだれる御代と なりしとも
                いつか香らん 靖國のはな

          靖國の 宮にみ魂は 鎮まるも
                    おりおりかへれ 故郷の山
九七艦攻  HPの表紙の部分をお借りしました。

『チェ・ゲバラの遥かな旅』 戸井十月著

2010-12-28 09:39:06 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
 『エルネスト・チェ・ゲバラ』
今年?彼の映画が二本上映されたんだったかな・・・。再評価される時代になったのだろうか・・
 
この本は彼「ゲバラ」の伝記。フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命の成就させ、20世紀最大のゲリラとして今なお・・・人々の心に残る人物。
 医学を志した学生時代から、圧制に苦しむ人々の為にゲリラ戦士となり、キューバ革命後も与えられるべきだった地位を拒み、新たなる戦いを求めて南米・ボリビアで67年に殺害される。
 
 この本はゲバラが生れてから、殺されるまでのノンフィクションとして書かれている。
 
 処刑されたゲバラの遺体、埋葬場所は長年のボリビア側の秘密であった。しかし、元ボリビア国軍司令官マリオ・バルガス・サリーナスは迷い、苦しんだあげくのこと、28年後にゲバラ埋蔵の場所をジャーナリストに語る。1995年11月6日。
 
 97年7月12日。ゲバラの遺骨はキューバに帰る。実にカストロに別れの手紙をかいて32年の月日が流れていた。
 
 ゲバラが去った後のキューバ・・・それもまた苦難の日々。社会主義経済の構造的欠陥などによる慢性化した経済の疲弊。スポンサーだったソビエトの崩壊・・・・執拗なアメリカの経済封鎖。度重なるハリケーンの到来・・・
 そうした苦しい国情の中、ゲバラは帰還する。苦しむキューバに力を与えるために・・・
 
連合赤軍による 浅間山荘事件。彼らが山にこもり、武装蜂起しようとしたこと。その手引書・教科書参考書となったのが『ゲバラ日記』だった記憶している。
 私も10代の頃に読んだ記憶が有る。その頃、普通に流通していたのかな? 『ゲバラ日記』・・・仲間と山中、ジャングルに入り、山の中にいくつもの拠点・アジトを作り、武器・弾薬・装備・食料などを貯蔵。
 そしてゲリラ戦を展開。『ゲバラ日記』はゲリラ戦のための準備段階から克明に記された日記だったと記憶している。
 
 重信房子・・海外に出た連合赤軍幹部。彼女等もボリビアで新たな戦いを目指したゲバラ。日本の国内の活動の限界を感じ、国外闘争に視点を移したともいえる。
 
 重信房子著『わが愛わが革命』・・・どうやって日本を離れ、どうやってパレスチナ紛争に参加したか・・・まるで『ゲバラ日記』・・
 
 私の手元にあった『わが愛わが革命』も『ゲバラ日記』も今はどこかに・・・
 
 
奥平と安田は銃撃戦の末死亡。射殺説、自決説と両方ある。
 生き残った岡本公三・・・彼がイスラエルから釈放されたとき、かれは確実にパレスチナの英雄だった。
 
 もう、歴史なのか・・・テロは悪か。テロは悪ではない、勝てば正義。
大東亜戦争、太平洋戦争のアメリカが然り。
 ベトナム戦争の功罪は・・・二つの原爆を落としたその罪は・・・

『桃源郷』 陳瞬臣著

2010-12-17 11:45:41 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
この作者をして構想50年、物語は12世紀初め遼の皇族「耶津大石」は国の滅亡を予想し、青年「陶羽」と「白中岳」をペルシャに向わせた。
 
 
『人類が求めた理想郷は何処なのか?』
 
 
「 陶羽」は燕京(北京)から「白中岳」とともにペルシャに向う。
幾多の仲間に出会いながら、自分のルーツ、先祖のルーツと教えを捜す旅になる。はては地中海を経てイベリア半島まで、また他方は北アフリカからイベリア半島に・・・
 
『桃源郷』の探査史であると自身の父親から言われた「陶羽」、その『桃源郷』はどこに・・・
 
ペルシャに渡った「陶羽」たちは長老「ハサン・サッパーク」と「ワマル・ハイヤーム」と会う事になる。
 
 
 
 
 二人の長老に逢った「陶羽」は名を捨てて『まことの信仰』と言う、教えに出会う。『まことの信仰』とは何か・・・
 
  ペルシャではイスラム教の中でも、シーア派・スンニン派の対立は顕著な時代。聖地エルサレムは「フランク軍(十字軍)」によって占拠されていた。
 
 実は二人の長老「ハサン・サッパーク」と「ワマル・ハイヤーム」はマニ教の長老であり、その将来を憂いて名を捨てて『まことの信仰』を求めよと言う。事実、「マニ教」は歴史に中で大弾圧を受けてきた。
 
 おりしも遼国と女真族の打ち立てた金国の戦いで遼は破れる。そして女真族の金国は北宋を滅ぼし、宋は南宋の時代に入る。
 
 その間隙をぬって「耶津大石」は中央アジアに『カラ・キタイ』(西遼)を建国する。その国は宗教は自由、その宗教においては干渉しない事を前提となる。
 
 
「耶津大石」自身、マニ教の信者であった。
 
 
マニ教は滅んだ・・・果たしてそうなのか?名を捨てて「まことの信仰」となった事によって歴史の中に生きてきたのではないか?
 
中東アジアの不安定な時代、東アジアの不安定な時代、それがある一時期、安定する。金と南宋の和平。
 
カラ・キタイとセルシューク朝のカトマンの戦い。
 
 
 
 
 
この物語では梁山泊の「宋江」は宋に帰順は「耶津大石」の西征を助ける立場になる。「宋江」もまたマニ教の信徒であった・・・
 
 
 
 この時代、シルクロードは海と陸からヨーロッパ・中東・西アジアの交易は盛んに行われていた。この物語を読んで、その規模の大きさ、この作者の物語は深く、歴史的探求によって書かれている事は私も勉強をさせていただいている。その歴史観のスケールの大きさ。
 
 この物語の時代は「水滸伝」の時代であり、「岳飛伝」の時代。
 
 
 
 しかし、すべてはジンギスハーンの登場によって、また歴史は淘汰される。「耶津大石」の築いた西遼も滅ぼされ、女真族の金国も滅ぶ。そして中東・東ヨーロッパも多大な影響をこうむる事になる。
 
 数百年前、千年前、それ以上も前に、アジアの東の果てから、ヨーロッパ、北アフリカ・イベリア半島に人の交流はあった。
 
 歴史は面白い。
 
 マニ教は歴史の中で消え、滅んだと言われる。それは表面的なことかも知れない。名を捨てた「まことの信仰」として、かつて祖先はマニだと知らずに、また忘れ去りながらもその信仰は現在に連なっている可能性は多いにある。
 
 唐の時代に於ける禁教と弾圧と虐殺。歴史の中で埋もれた真実。
 
 
もう一度、歴史を勉強したくなる一冊です。

『水の眠り灰の夢』 桐野夏生著

2010-12-16 11:30:25 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
このミステリーもとても面白かった。なにせ、あの大女優「吉永小百合」さんまで脅迫の対象となっている
 
 
 
時は昭和38年9月。主人公の乗り合わせた地下鉄が爆破される。
週刊誌記者「村野」は連続爆弾魔「草加次郎事件」を取材する中で、一人の睡眠薬中毒の女子高校生の殺人事件、容疑者になってしまう。
 東京オリンピック前夜の高度成長期を駆ける激動の東京とその時代を舞台に、「村野」の執念が追い詰めるおぞましい真実。果たしてそれは解明できるのか・・・。
 
 時代背景が面白い、アウトローやアナーキーな人たちの登場。世の発展、高度成長期の経済に乗り遅れた町工場、週刊誌の創世記。裏社会・闇社会が事実、存在したかのような匂い。
 
 そして携帯電話の無い時代・・
クリスマスなど関係無いが、せめて花だけ↓
 

『ナイチンゲールの沈黙』 海堂 尊著

2010-12-14 09:43:41 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス

「チーム・バチスタの栄光」田口・白鳥シリーズ第二段。そしてこの二人に絡んでくる加納軽視正。

 
 舞台は小児科病棟。手術前の精神的に不安定な子供たちのメンタルケアーを不定愁訴外来担当の田口が行う事になる。
 
 時期、同じくして小児科病棟の問題児、瑞人の父親が殺される。
 
検察庁から出向中の加納警視正が病院内で捜査を開始する。其処に緊急入院してきた伝説の歌姫、厚生労働省の奇人白鳥。様々な人が絡み合って事件の解決は・・・
二人の歌姫がおりなす小児科病棟の奇跡
 
面白かったですよ。


『チーム・バチスタの栄光』 海堂 尊著

2010-12-10 11:46:08 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
医療過誤か事故か・・・度重なる術死。
 
映画にもなった、TVドラマにもなった。しかし、一番面白いのは原作だった。
 「白鳥」と「田口」のからみ、原作ではコミカルな中に話は進展していく。果たして、映画を見ている私には展開と犯人は知っている。
それでも、原作は面白い。
  
 やはり、映画やTVは原作を越えられない。
  
 
このふたりの・・・「白鳥」と「田口」・・・違うな・・特に「田口」
 
  
やっぱ「白鳥」はこの人。ぴったりはまり。原作はコミカルな一面も多々見せる「白鳥」。
 
そんな事も、自分なりの配役、この人なら、この役者さんならと、考えながらの原作は面白い。
 
原作はコミカルな部分、掛け合いも多く、テンポよく話は進んでいく。
話の内容はシリアスなミステリー。
 
 うだつの上がらない出世街道から逸脱した精神科医・愚痴病棟の「田口」と自己中心的な何を考えているのかわからないようでありながら、鋭い切り口と頭脳明晰な「白鳥」が術死の謎の解明に挑む。

『孤宿の人』 宮部みゆき著

2010-12-10 11:08:01 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
『加賀様は鬼だ、悪霊だ。この丸海藩にあらゆる災厄を運んでくる』
 北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国、丸海藩。これは架空の藩であり、モデルは丸亀藩。
 
 江戸から金毘羅代参に連れ出された身寄りの薄い9歳の「ほう」は丸海の地に、捨て子同様に置き去りにされる。幸いにこの丸海の藩医の井上家に引き取られる。この物語はこの「阿呆のほう」の名前は「ほう」が主人公。
 
  
 しかし、「ほう」を可愛がり面倒をみてくれた井上家の「琴江さま」が毒殺される。そんな折り、流罪となった幕府の要人「加賀さま」が丸海藩に入領する。やがて領内には不審な凶事が相次ぐようになる。井上家から引手の宇佐に引き取られ・・・
 
 やがて悪霊の「加賀さま」の幽閉されている涸滝のお屋敷に奉公する事になる「ほう」・・・・
 
 
 様々な人との係わり、人の優しさ、真実を・・・幼く無垢な少女は理不尽な社会の中でまるで真実を教わるように・・・
 
 集団真理のおそろしさ。災厄と「加賀さま」の真実。
 
宮部みゆきの時代小説の最高峰、人情味あふれる傑作。
 
「ほう」頑張れ!思わず言葉にだしたくなるような。
 
 
ついつい、泣けてしまう・・・この物語もミステリー?人情物?
 
ハラハラの後に・・・・感動に出会えるかも。

干物を作ろう、旨手作り

2010-12-09 10:58:37 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
 空気が乾燥して来ています。気温も低くなる。寒くなるにしたがて、種類によっては魚も体に油を蓄えるようになる。
 
 干物は海洋国日本の健康を支えた健康食品であり、蛋白源。
 
 
 たて塩は塩水に酒、出し昆布。海水よりもちょっと塩気が強い程度。魚の大きさにもよりますが、大き目の鰯で二時間程度。写真は鰯と、マナガツオ。開いても、包丁も入れてないので、正真正銘の「丸干し」になる。
 
 
 空気の乾燥している時期、フード下(換気扇)の部屋干しで1日~2日。写真のサバは開いて有ります。要領は同じ。
 
 
天日干しなら干しあがり時間はもっと短く。干しあがりの加減も実は自分の好み次第。長く干せば日持ちはするが身は固くなる。しかし、旨味はより凝縮される。
 
鮭のハラス干し
 
 
金目鯛の干物
 
 
甘鯛の若狭干し

賄食、さて・・

2010-12-09 09:48:32 | まかない食
キャベツと豚肉の味噌炒め丼
 
 
 卵は半熟目玉焼き。赤味噌・豆板醤・砂糖・大蒜・醤油・酒を合わせて味付けです。味噌は合わせ置き。
 
トントロの七輪焼き。豚肉は比較的ヘルシーで安価。庶民の味方。どだいサシの多い牛肉は賄食になる事はない。
豚肉と小松菜丼。やはり賄食は丼が多い。洗い物を減らせる。
 
菜物も価格が安定してきました。さすがに賄食で鍋はないかも。
一人で鍋、ちょっと面倒で・・・作り過ぎに至るのは必然。

『火車(かしゃ)』 宮部みゆき著

2010-12-09 09:36:24 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
宮部みゆきは天才だ。
 
 
 
 膝を怪我して休職中の刑事「本間俊介」は彼の遠縁の男性に頼まれる。彼の婚約者「関根彰子」の突然の失踪。それも自らの意志で・・・
 
 
自分の存在を一切消した彼女。なぜ?
 
 いったい彼女は何者なのか・・・話が進むうちに謎は謎を呼ぶ。
 
 
 
 ネタバレにならないように・・・とても面白いミステリー。山本周五郎賞に輝いた傑作。
 
 

『千利休の謀略』 谷恒生著

2010-12-09 09:23:32 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス
  「信長の棺」「秀吉の陰謀」「明智佐馬助の恋」などと同時代、信長の死と光秀の反逆。秀吉の本質・・・
 
 信長の死後、なぜ利休と号したか・・・
 
 なぜ秀吉は貴族政治の台頭、関白となったか・・そしてなぜ征夷大将軍になり幕府を開かなかったか。武士の棟梁としての政治体制を作らなかったか・・・
 
なぜ秀吉は部下やもと同輩に気前がよかったか・・・
 
朝鮮出兵と利休の切腹の謎・・・
イメージ 2
 
実は利休は信長の軍師だった・・・・軍事・政策・経済面の有能な官僚、ブレーンだった・・・・果たして利休は何者か?
 
なぜ信長の死後、秀吉に力を貸し、権力の座に就く事に助力したか。
 
新説「秀吉」と「利休」の関係。秀吉の恐るべき陰謀と犯罪は?
 
歴史小説愛好者必読の一冊かも。

『リング』 鈴木光司著

2010-12-07 11:32:21 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス

 

山村貞子の死の真相。ビデオを見ると一週間後に謎の不信な死に至る。

 
 ビデオ?今ならDVDもしくはブルーレイでなければ話の真実味がないかな・・・
 
 山村貞子は古井戸から這い出してビデオを見ているあなたの所には来ない?来たら死ぬ事になる。
  
 ビデオを媒体とする新種のウイルス・・・
  
映画も原作を私には面白いとは言えなかったかな・・・・
 
 
 
 しかし、PCに取り込んだ「絵」「イメージ」が新種のウイルスである可能性・・・PCに危害が及ぶのでなく、操作する人間に危害を与えたら・・・まさに「リンク」、この可能性はありえそうな・・・
 
恐い、恐い

『手紙』 東野圭吾著

2010-12-06 12:20:49 | 読書・歴史・ミステリー・サスペンス

強盗殺人犯の兄。刑務所から送られてくる月に一度の兄からの手紙。強盗殺人犯の弟と言う事で、進学・音楽・恋愛そして就職後においても差別される。
 そして結婚後、その類は子供にまで・・・・

 
映画もよかった。そして、やはり原作は素晴らしい。

 

「殺人犯の弟」という運命・・・・

差別はね。当然なんだよ。

犯罪者やそれに近い人間を排除するというのは、

しごくまっとうな行為なんだ。


我々は君の事を差別しなきゃならないんだ。

自分が罪を犯せば家族も苦しめる事になる・・・・

全ての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。

                                本文より
親が居ない、戸籍が複雑、私生児・・・
 
日本国籍がない、被差別・・それでも差別はありうる。
 
 
まして「強盗殺人犯」・・・たまたまそうなってしまったにしては失う物が多すぎる。
 
 
 全ての人は同じスタンスで生きていない。そう思っているような今の時代は、人の考えは可笑しい。
 
私のやっかみとひがみかな・・・


手作りカラスミと赤みぞれ大根

2010-12-02 09:59:25 | グルメ
愛知県三河産の「赤みぞれ大根」。辛味がなく甘味があり、柔らかくてサラダ、刺身の妻などに、また漬物にしても美味しい。煮物に使うのではなく、やはりそのまま食するほうが美味しいと想う。

 


 明かりに透かして見ると、色は良い。部分的に血抜きの悪さはあるが・・。味、塩加減、固さ、申し分なし。久しぶりに作ったにしては上々。

  
 

 カラスミのスライスに大根を添える。カラスミを大根で挟んで食べるのは一般的。カラスミの塩味と大根の甘味が共に生きて美味しい。


 
 

  なおかつ、スライスしたカラスミを火で炙る。香しさ。そして食感は別な物に。これでお茶漬けしたい。


 

 赤みぞれ大根を生ハムで包んでサラダに。生ハムの塩味が大根の甘さをなお生かす。たがいの持ち味を一段と上げる。