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上海chinoiserie

chinoiserieはフランス語で中国の骨董品という意味。
上海駐在生活の日々を綴っています。

グーベイ その1

2009-10-30 | 日記
「古北」と書いて、「グーベイ」と言います。
グーベイは昔から日本人が多く住む地域。
私が住んでいる浦東(プードン)からは、車で高速を使いスムーズに行ったとしても40分ほどかかります。
グーベイには日本人が生活するのに必要なものが揃っていて、ここに住めばいろいろと便利だったのですが、娘達の学校に近いことを優先してプードンを選びました。

毎週金曜日、マンションからグーベイ行きのバスのシャトル便が出ています。
朝9時半にマンションを出発、帰りは2時にグーベイを出発します。
今日はこのバスに乗ってグーベイまで行き、マンションのお母さん方にいろいろと案内してもらいました。

「まずは真珠ね!」
真珠?何だろー?

やってきたのはここ。
「珍珠城」。



怪しいです。
中には小さなお店がずらーり並んでいます。
バッグ、洋服、靴、時計・・・・
似たようなお店が何軒も。
とっても怪しいです。

そうです。
ここは○せ物を売るお店が集まっているショッピングセンター。

パリ駐在の奥様達は皆さん本物のブランドをお持ちでしたが、上海駐在の奥様達は皆さん○せ物のブランドをお持ちなのです。
もちろんそうでない方もいらっしゃると思いますが、ここ○せ物天国上海にあっては本物を身につけていても、「それ本物?」とか「よくできてるね?」とか「区別が付かないよ。」とか言われちゃうので、本物を持っているのが悲しくなってしまうのだそうです。

そんなわけで、私も興味津々で未知のゾーンに踏み込みました!

マンションでとってもお世話になっていて、下の娘と仲良しのお友達のお母さんOさん(今までたびたび登場しています)が、アンテプリマのワイヤーバッグを本物と比べてみたいと言うので、私が持っている本物を持っていきました。
なるほど。パッと見わかりません。
でも触ると、しなやかさや弾力が明らかに違います。
しかも、売ってるお姉さん本人が、「それ、本物ねー」と私のバッグを指差して言っているし。
わかるんですね?
ここで私、携帯ストラップを購入。
○せ物購入第1号です。




私はやっぱり○せ物には抵抗があるし、エルメスやヴィトンといったハイブランドの製品には敬意をはらっているので、そうしたブランドの○せ物バッグやお財布などは今後も買うつもりは全くないです。
でも、遊び心も大切だと思うので(←言い訳)、お付き合いも大切だと思うので(←さらに言い訳)、なんちゃってアンテプリマのストラップぐらいはいいかなと・・・(←おい!)

ヴィトンやグッチ、シャネルといったハイブランド製品は実はお店の見えるところには置いてないんです。
隠し扉があるんです!!!
もう私カルチャーショック!
「バッグ見たいんだけど。」と言うと、商品棚の1つが隠し扉になっていて鍵を開けてくれます。
開くとそこには階段。
階段を上ると部屋があって、さらにまた隠し扉。
そしてその扉の向こうにブランド○せ物製品が所狭しと並んでいました。。
○せ物製品にもランクがあって、このお店はA級品を扱っているそうです。
一番上はSQ品なのだそうです。
A級品では遠目にはわからないかもしれないけれど、手に持てば質の差は歴然。
全く買う気も起こりませんでしたが、隠し扉は非常に面白かったです。

パリでは全く見かけなかった、アバクロを発見。
○せ物ですけれども。
試着してみたらサイズもピッタリだったので買っちゃいました。(←おい!)
値段交渉プロ並みのOさんが交渉してくれ、本物だと578元のところを○せ物ですが35元に。3.5ユーロです。

このレイヤードを購入。





明日に続きます・・・




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