百貨店の三越の入り口にライオンの像が置いてありますよね。
なぜライオンが置いてあるのか?について調べてみました。
大正3年に、三越が日本初の百貨店として新店舗となった時に、
当時の支配人だった日比翁助(ひびおうすけ)氏のアイデアで、
三越を商売の王者にしようと、二頭のライオン像が設置したのが
始まりだそうです。
ロンドンのトラファルガー広場にあるライオン像がモデルだそうですよ。
この方は元は三井銀行の本店副支配人をやっていたのですが、
三井呉服店の支配人になってから呉服店を立て直し、
三越が百貨店となる基礎を築いた方だそうです。
ハロッズなどを視察して、欧米から「デパートメントストア」という概念を
日本に持ち込んだのもこの方なんですね。
日比翁助氏は大のライオン好きで、自分の息子に「雷音」と
名前を付けたみたいですよ。
徹底していますねー。家にライオンの置物とかがいっぱい置いて
ありそうですよね。
ライオンに関する噂を発見したんですけど、
「日本橋三越本店の正面玄関にあるライオンに、誰にも気づかれずに
背にまたがって願いごとを唱えることができれば、その願いは必ず叶う。
特に立身出世に効き目がある」
とのことですよ。
やったら捕まるかしら・・・^^;
モデルとなったトラファルガー広場のライオン。
http://wasalaam.web.infoseek.co.jp/England/184.html
ずいぶんでかい。。
本店のライオンは太平洋戦争中に金属回収されたそうですよ。。
溶解を免れて、東郷神社(渋谷区にあるらしい)に奉納されているのを
社員が発見し、昭和21年に本店に戻ったという過去があるようです。
東郷神社は「海軍の担当者からの依頼で
神社の敷地内にあった防空壕(ごう)の中に隠しておいたのです。
戦局の悪化を見通し、溶かして武器にする無意味さを悟っていたため、
とも言われています」とおっしゃっているようです。