晴れ、時々ダイアリー

天野アキが、僕に残してくれたもの(第9回)

「あまちゃん」を観つづけていると、妙な副作用が出始めた。
今まで好きで観ていたテレビ番組に、まるで興味が湧かなくなっていったのだ。

ふだん僕は、好きな番組は必ず録画して、あとから空いた時間を利用して観るようにしている。
リアルタイムでは都合がつかないことも多いし、録画ならCMを飛ばして観られるので、
時間の節約にもなるからだ。自分なりの「テレビを観る時間」を作って、楽しむようにしている。

刑事ドラマ、クイズ番組、バラエティ等々、好きな番組はいろいろある。

ところが、「あまちゃん」が面白すぎて、「テレビを観る時間」は、
すべて「あまちゃん」に占領されてしまった。

好きな番組は「毎週予約」で録画されていくが、いっこうに観たいと思えない。
どんどん溜まっていって、むしろ邪魔な感じにさえなっていった。

ばっさり消去する男気もないので、仕方なく休日の昼間に、
かっ飛ばして観るようにしたが、もうやっつけ仕事だった。
適当に済ませて、夜はまたあまちゃんタイムを楽しんだ。
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