封切り前、その評判から、客は若い女性連れやカップルばかりだろう、と容易に想像がつきました。
そんな場所へ、僕みたいなおじさんが1人で行けるかどうか、ずっと不安でした。『ひょっとしたら、結局行けずじまいで、半年か1年あとに出るDVDでも買ってひそかに自己完結するんじゃないか。』とも思っていました。
ところが、いざ上映が終わってみれば4回も観に行くことができた自分に驚いています。
今まで、同じ映画に2回行ったことすらなかったのに、この映画に限って4回も観たということに、「いったい僕はどうしてしまったのだろうか。」と戸惑いすら感じています。
「あまちゃん」以降、テレビへの露出が極力抑えられ、さまざまな憶測ばかりが飛び交っていましたから、きっと僕は、気になって、じらされて、心配になって、ある種の飢餓状態に置かれていたんだと思います。
事務所の戦略に、まんまとはまってしまったと言えばそれまでなのですが、僕の頭の中はもう、切ないほどに観たい、逢いたいという思いで一杯になっていたのでしょう。
そして、映画の公開。
怒り、悲しみ、失望、そして愛。
能年さんからほとばしる様々な情感は、観るたびに新しい感動を呼び起こしてくれました。
何度でも逢いたくなる…
そんな作品でした。
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