数種類の脇汗パットを実際に使ってみてわかったこと、感じたことをまとめてみた。
【使用した脇汗パット】
・小林製薬リフ
・Cadi さらさらcoolパット
・アイリスオーヤマ脇汗パット
・kiyotake レディース 脇汗パッド
◆不安定なので完全に汗染みを防ぐのは難しい
脇の下に直接貼るタイプをのぞき、多くの脇汗パットは服にほどこすものなので、腕や体を動かせば当然 脇汗パットの位置も少し移動してしまう。
完全に位置固定されるものではないので、やはり多少の汗漏れやはみ出しは発生してしまうことに。
だから「そもそも不安定なものなのだ」という理解が必要。
◆正しい位置に貼るのが難しい
汗染みができる場所に的確に脇汗パットを貼るにはある程度の慣れが必要。しかも汗染みができる場所には個人差があり、脇汗の量だって人によって異なる。
つまり、ベストポジションには個人差があるということ。
最初の１～２回はおそらく失敗すると思う。数回使っていくうちに自分のベストポジションが見つかるはずなので、それまでは練習と割り切って使おう。
また位置の問題だけでなく、そもそも取り扱い自体が難しいという側面も。
ワイシャツなど前開きの服には比較的貼りやすいが、インナーのTシャツなどは服を裏返して貼らないと綺麗に貼れずシワが発生してしまう。
「うまく貼れたな」と思っても大抵はシワが寄っており、今度はそれを直そうとして接着面どうしがくっ付いてしまいイライラ…などのトラブルが起こる。
くわえて何度も貼り直しを繰り返すと粘着力が落ちてしまい、最終的にはくっ付かなくなってしまう。
とにかく慣れるまでは扱いが難しい。それが脇汗パットである。
◆使用中に位置がズレる。最悪 剥がれてしまう
先ほど書いたように、脇汗パットはそもそも不安定なものである。糊の粘着力で布に貼るのだから、使用中に移動してしまったり、最悪だと剥がれ落ちてしまうことも。
この問題は本当に多く、脇汗パット使用者の頭を悩ませる。
位置がズレてしまえば服に汗染みができてしまうし、こうなると脇汗パットをしている意味がない。
またぽとりと落としてしまうのは非常に恥ずかしく、絶対に避けたいトラブルである。
これは服の素材との相性もあり、伸び縮みしやすくつるつるしたポリエステルで多く発生する。
あと、何度も貼り直しを繰り返すと粘着力が落ちるので、剥がれる可能性は高まってしまう。
◆貼っているのがバレてしまい恥ずかしい
脇汗パットは服のシワをしっかり伸ばして貼るのが基本だが、いくら気をつけても多少のシワが発生してしまう。
ワキの下のところだけにシワが寄れば、まわりから見ると不自然に見えて「ああ、脇汗パットを付けてるんだな」とわかってしまうことに。
特に夏はワイシャツやブラウスなど薄手の服に貼りたいはずなのに、これでは恥ずかしくてなかなか使えない。
また白い服だと透けて見えてしまうので、これもまた付けているのがバレる原因となる。
◆コスパが悪い
脇の下というのは左右に２箇所あるので、毎日脇汗パットを使うとなると当たり前だが一日２枚使用する。これはとてもコスパが悪くお金がかかってしまうことに。
脇汗パットはだいたい20枚か40枚入りのものが多く、毎日消費だとけっこうバカにならない金額となってしまう。
◆脇汗パットの効果～やっぱり不安定で落ち着かない
結局のところ、脇汗パットは不安定なものであり脇汗対策としての確実性はない。出た汗をキャッチするのが目的であり、これは例えるなら生理用ナプキンやオムツと同じような仕組みだからだ。
まったく使えないことはないが、使用中はつねに「はみ出さないか」「剥がれ落ちてしまわないか」などの不安がつきまとい、心も安定しない。
やはり確実な脇汗対策は汗が出ないようにすることである。それには塩化アルミニウムの制汗剤が最適。
塩化アルミニウムの制汗剤といえばデトランスαが有名で、皮膚科でも販売している折り紙付きの制汗剤である。
デトランスαの効果（←このブログがとても詳しい）はドラッグストア系の制汗剤とは比較にならないくらい優れているので、これを使えばもう脇汗パットは必要なくなってしまう。
やはり塩化アルミニウムで脇汗を抑えてしまえば不安な気持ちもなくなるので、もっとも効果的な脇汗対策といえるだろう。
◆検討している人・のりかえ客さんが知りたい情報
・脇汗パットは使えるものなのか？
・ちょうどいい位置に貼れないし、貼ってる途中でクシャクシャになっちゃうから上手な貼り方を知りたい（みんなどうやって貼ってるの？）
・汗染み防止効果があって、なおかつ剥がれない脇汗パットはどの製品なの？（みんなどの商品を買ってるの・）
