双日・丸紅・長谷工による千葉市おゆみ野地区への巨大マンション建設に断固反対するブログ

千葉市緑区おゆみ野。20年間をかけて築き上げてきた住環境が今、双日丸紅長谷工の巨大マンションにより破壊されようとしている

なかの道と用途地域

2007年04月08日 | Weblog

      

私達すずかけ街と道路を隔てて、なかの道住宅街があります。
なかの道の方たちも私達同様、巨大マンション建設に反対を表明し、
市議会への陳情、紛争あっせん等団結して双日と戦っています。

      

なかの道住宅街は、用途地域が「第1種低層住居専用地域」で、すずかけ街の「第1種中高層住居専用地域」とは異なり、「低層住居専用」に指定されています。にもかかわらずマンションによる日照被害を受けるという泣くに泣けない状況になっています。巨大マンションの西側に位置し、朝陽を奪われてしまいます。

        

用途地域の矛盾がここにも見ることができます。
低層住宅街の中に、実情も調べずに中高層住居専用地域を作った矛盾です。
なかの道の方達は、「たまたま」「運悪く」中高層住居地域との境界線近くに住むことで被害を受けてしまいます。
市は用途地域の決定に問題がなかったと言い張るのであれば、低層住居専用地域に「たまたま」や「運悪く」などあってはならないはず。
それが現実に起きようとしているのである。

千葉市は平成8年の用途地域の指定の間違いを認め、平成8年を起算として用途地域の見直しを行うべきである。
この点は、さきの千葉市議会の中でも指摘されているはず。

そして、起算日による見直しが不可能であるならば、今こそその指導力を発揮して
巨大マンションを、実状に即した規模のものへと導いてほしい。

 


そして新日鉄社宅は姿を消した

2007年04月01日 | Weblog

      
既に先週のうちに最後の棟も取り壊され、6棟全てが姿を消してしまいました。
今の姿は、重機が入っているものの広い空地となっており、このままの姿であって欲しいと本当に感じる。

        
入口にあった公園の滑り台はまだ残っていました。
かつては、いつも子供達であふれていて、すずかけ街の子供も新日鉄の子供もみなここで遊んでいました。
子供達がここで遊んでいた光景が遠い昔のような気がします。

双日のマンションが建ったときに、入居する家の子供達はいったい何処で遊ぶのだろうか。
さらに、幼児を持つ母親は、何処へ子供を連れていくのだろうか。

南側を巨大な要塞のような建物で埋め尽くし、北側は駐車場とコンクリートだけの無機質な光景となってしまい、陽もあたらないし幼児を遊ばせる場所もない。
全ては、容積率いっぱいに建物を建て、人を入れようとする金儲け至上主義からくるものであり、入居する人たちの環境も無視されているように感じる。

       

18階建てを15階建てに変更して、住民へ譲歩したと言っているかもしれないが、それは自分達の西棟の全く陽の当たらない部屋の日照を確保したものであり、自分達への都合の良い変更ではないか。
現に容積率に変更もなければ、総戸数にも変更もない。
譲歩したというのは、総戸数を数十戸減らしたときに言えるものであり、
今回のあっせん会議で提示された変更案は、あくまでも自分達の都合による変更でしかない。

私達は、マンション建設そのものに反対するのではありません。
実際に現れるであろう問題点の解決策として、総戸数の縮小を求めているのです。
それは、今後入居してくる人たちにとっても同様な問題となる部分でもあるのです。

      企業理念の「誠実な心」を

      今こそ見せてください 双日さん!

 

 


地区計画

2007年03月29日 | Weblog

           

2007年3月24日(土)
地区計画
千葉市役所のまちづくり推進課の方を招いて、「まちづくり出前講座」をすずかけ街集会所にて実施しました。
当日は、まちづくり推進課から3名が来場し、すずかけ街からの15名の参加者への講義が行われました。
             
講義の内容は
・用途地域によるまちづくりルールの概要
・建築協定と地区計画
・地区計画制定への進め方
等の講義があり、その後の質疑応答では、かなり具体的な質問が飛び交いました。

地区計画の制定が、マンション建設阻止あるいは規模の縮小へ繋がるかもという希望はありましたが、そうは簡単にいかないことを知らされました。
地区計画制定のための住民の合意形成は、地区の総意(9割強の賛同が必要)であり、2度の縦覧で反対者がある場合、都市計画審議会へかからないこと等。

今後、地区計画をすずかけ街で進めていくか、その場合範囲をどうするか等検討することも多く、時間をかけて進めていくしかないかと思われます。
しかし、今後の住環境を考え、検討を進めていく価値はあるかと思われます。
           

いまさらながら感じるのは、こういった制度を知るのが遅すぎたこと。
当事者になってみて初めてわかることです。先見の明を持ち、マンション問題が起きなくても地区計画を進めようと考えることができる人は、過去に同様な問題に遭遇したことのある人あるいはマンション建設関係に従事する人ぐらいでしょう。

問題が起きて初めて知る制度が、知ったときは既に手遅れではこの制度自体あまり意味がないのでは。市はもっと具体例(たとえば今回の私達のケース等)をもってPRすべきではないか。
第1種中高層住居専用地域にある低層住宅街にもっと積極的に働きかけていかないとマンション紛争は無くなることはないでしょう。

このまま地区計画制定を推進していき、制定したときは既に双日は当事者ではないという点が悔しいことです。
          

  

 


杭打ち?

2007年03月21日 | Weblog

今日気付きましたが、南端にこのような重機が設置されています。
聞くところによると、月曜日から打ち込んでいるとのこと。

杭打ちだとすると、建築確認申請が承認されたということだろうか?

住民説明会の冒頭で、建築確認申請を提出する際には私達に連絡を行うことは確認していたはず。また、先日のあっせん調整会議の席上でも3月中の建築確認申請は行わないとの約束であったはず。
実際にはどうなっているのか、今の段階ではわかりません。

 

        
すずかけ街の入口の共有地に、新たに看板が設置されたました。
こだれは、選挙の候補者ポスターを貼る看板ではありませんよ!
すずかけ街で新たに設置した、私達の主張を周知するための看板です。

今までの、看板、のぼり、横断幕は一目見てわかる視覚に訴えるものでした。
今回の看板は、私達の主張を理解してもらうため、立ち止まって読んでもらうためのものです。
守る会の掲示板的役割も果たし、文言は随時更新していきます。
今週末には、形になると思われます。

 Hosei Taroさんのブログ「長谷工による吉祥寺東町高層マンション建設計画について(http://higashichomanshon.blog86.fc2.com/blog-entry-24.html)」で、このブログを取り上げていただきました。一読ください。
新日鉄社宅跡地がらみで、他にもマンション問題が起きていたとは。

            
今日の6棟の姿
あと、3分の1が残るだけとなってしまいました。
幕も取り払われ、別の角度からも見えるようになりました。
                    

   最後に、看板今日の1枚
           


その巨大さを実感

2007年03月18日 | Weblog

すずかけ街の方から、完成後の予想図をいただきました。ありがとうございます。

こうして見ると、まさに「巨大マンション」です。その大きさ、圧迫感を実感します。
見ているだけで息苦しさを感じます。
さらに、4階建の高さの駐車場もあります。
どう見ても、周辺との調和が取れていません。おゆみ野とマッチしません。無機質なコンクリートの巨大な壁です。

 
上の写真と比較すると、この模型の18階は低すぎます。
ごまかしは駄目ですねエ 双日さん!

最後に、本日のこの1枚

 


破壊の現場

2007年03月17日 | Weblog

旧新日鉄社宅6棟の解体が急ピッチで進んでいる。
騒音、振動も最高潮に達している。何度地震かと思ったことか。

                       

           

騒音計を見ている目の前で簡単に70dbを超えてしまう。
幾つまでが許されるのでしたっけ? 

この破壊の現場で生じたコンクリートの塊、鉄筋の残骸はどこへ運ばれていくのだろうか。
今後数十年間も人が住むことができたであろう建物を破壊し、周囲の誰からも祝福されない建物を生み出し、これだけの資源の無駄遣いが許されるものなのだろうか。建築基準法を盾に、金儲けの為ならば何を行っても許されるものなのだろうか。

こうして破壊の現場を間近で見て、騒音を聞き、振動を感じていると暗たんたる気持ちになってくる。ついこの間までは、160世帯の500人からの人たちが暮らしていたこの場所がほんの数ヶ月で戦場の跡のように変わりはててしまった。

おゆみ野の黎明期から共に暮らしてきた新日鉄には、やはりこの街を守る責務があったのでは。これだけの広さの第1種中高層地域には、大規模なマンションが建つことは判りきっていたであろうに。

         

 

        
最後に残った新日鉄社宅6棟は、屋根が壊されたが、まだ立っている。
最後の意地を見せている。
        

 来週の金曜日、3月23日には、第2回目のあっせん調整会議が開かれます。
少しでも前進することを期待します。   

 


光溢れる街

2007年03月14日 | Weblog

風は少し冷たいものの、春の陽光に誘われておゆみ野を巡ってきました。
消えつつある新日鉄社宅、すずかけ街を中心とした写真です。
やはりおゆみ野には暖かな陽光と緑がマッチします。
コンクリートの塊は似合いません。

 のぼりで賑やかなすずかけ街

貝塚公園より

同じく貝塚公園より
四角く囲われたところが、新日鉄社宅6棟です。
ここに18階の巨大な建物が建った姿は想像できませんが
左にある高圧線の鉄塔と同じ高さの建物が建つのです。
言語道断!空が見えなくなってしまう。!

 
泉谷公園より6棟の解体現場を望む。陽光はだれにでも平等に降り注いでいるはず。

 
日曜日にも書きましたが、解体寸前の新日鉄社宅6棟。
今日もまだ頑張っていました。最後の意地を見せるかのように。
この裏側は、ほとんど解体されています。
明日にもこの姿はなくなるのだろうか。

今日もおゆみ野は光溢れ、どの家々にも陽光は平等に降り注いでいました。
街として出来上がっていたはずのこの地に、後から来て、巨大な壁で光を奪い
美しい街並みを壊し、コンクリートの建物と駐車場だけの無機質な建造物を作ろうとする双日の行為は許されるはずがありません。
双日の上層部の人間は、この街を見にきてほしい。
そして、自分達の作ろうとしている物がいかにピントがずれているかを知ってほしい。
そのために私たちは一致団結し、もっと声をあげていかねばならない。

 多くの人が怒り、嘆いています

今こそ企業理念の誠実な心をみせてください

双日さん!

 


出て来い双日

2007年03月13日 | Weblog

   出て来い双日!

    出て行け双日!!

(「出て来い」はあっせん調整会議、住民説明会等で我々の前に。
 「出て行け」はおゆみ野から即刻に。最近ふと思いついたフレーズです)

先日10日の住民説明会が延期になり、間が開くとマンション建設開始まで延期になったような感じがするが、決してそのようなことはありません。
建設へのカウントダウンが始まったことは動かしようがありません。
業者はあくまでも自分達の予定線表を実行するでしょう。なぜなら双日がそれを望んでいるから。だからこそ「出て来い!双日

すずかけ街のみなさん
今しかできないことがあるはずです。双日へ手紙を出すのもそうです。
この無謀な計画を一人でも多くの人に伝えていきましょう。
10年後、20年後のこの街のために、この街の姿を考えていきましょう。
このままでは10年後のこの街は、コンクリートの要塞になってしまいます。

怒りを持続させるために、巨大マンションの模型を以下に。
どう見ても私たちの家が大き過ぎる




改めて見ると、360台の駐車場は大き過ぎる。本当に緑化率10%あるのだろうか 

 


粉塵・騒音・振動

2007年03月10日 | Weblog

 

旧新日鉄社宅の解体作業が急ピッチで進んでいる。
残り1棟となってきた。

解体現場の入口に張りめぐらされていた幕が取り払われ、ちばぎんセンターやトップマートまで見渡すことができる。
この風景を見ることができるのも今限りか。

粉塵がひどく、作業現場に近づくと白い幕が張っているかのよう。
見ているだけで肺が苦しく、息苦しくなる。
ホースで水をかけながらの作業だが、ホースからの水では所詮無駄。

騒音もかなりのもので、なかの道の遊歩道でも騒音と振動がセットで襲ってくる。
何度地震と思ったことか。家の中の電灯のヒモはいつも揺れている。

かつて160世帯の人たちがここで暮らし、入口にある公園はいつも子供たちの遊び場で歓声が絶えなかった。各戸はとても広く、全てのベランダに太陽が降り注いでいた。その建物が今無残にも破壊され、コンクリーの塊が残るだけとなってしまった。
まだ数十年も人が住むことができたであろう。
なぜ短絡的に取り壊し、高層マンションを建てようとするのか。
新日鉄にもなぜ街を守ろうとする正義感がなかったのか。この広さの土地を業者に売れば、今のマンション紛争が起きることはわかり切っていたであろうに。
新日鉄にも道義的責任の一端はあると思うが。

第4回住民説明会は、3月23日に延期。
双日、日本開発はどのような変更案を出してくるのか。
私たちの求めるのは、あくまでも新日鉄社宅規模への大幅な見直しです。