見ました。

人が人をダマす瞬間。

事の顛末はこちら。





8月24日 晴れ。

サプリ稽古。

いつものようにストレッチ、発声、シアターゲーム、ダンスと進んで行き、とあるシーンが始まる。


小埜裕介さんが出てくるシーン。

小埜さん演じる。

演出の多々良さんダメ出し。

小埜さん再び演じる。

演出の多々良さん再びダメ出し。




多々良「伝わってこないんだよね。でんちゃん(小埜さん)には何が見えるの？」


小埜「…………」


多々良さんの眼力。


張り詰めた緊張感。


誰もが息を飲む。


重苦しい空気の中


小埜さんが静かに口を開く。






小埜「……楠田さんの誕生日ケーキ。」


多々良「せ～の」


全員でハッピーバースデーを歌う。


すぐに事情を把握した楠田さんは照れ笑い。


ド真剣な顔でダメ出ししていた多々良さんも、ド真剣な顔でダメ出しされていた小埜さんも笑顔。


状況を見つめていた皆も笑顔。


エアーろうそく火消しに挑戦する楠田さん。


拍手喝采が沸き起こる。






とまあ、こんな事があったんです。


本当は明日が誕生日なのですが、明日はイベントがあって稽古には来れないので、今日お祝いをしました。






人をダマした方も人にダマされた方も笑う、っていうそんな光景が素敵で。





いやいや、ダマすなんて人聞きの悪い。

これは愛のあるどっきりだ。




稽古前、多々良さんからこの大作戦を決行するというメールをもらいました。

読んでついニヤニヤしてしまう。

きっと多々良さんもメール打ちながら笑っていたんでしょうね。


サプリらしいサプライズです。




今作品の出演者のバースデーサプライズは今回で４人目。


流石……そつがない。






以上、今日の日誌は張り詰めた緊張感の中、必死に笑いを堪えていた田口智也がお送りしました。