Because it is there!
1923年にニューヨーク・タイムズ紙の記者の「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか(Why do you want to climb Mt. Everest?)」 という質問に対し、
イギリスの登山家ジョージ・ハーバート・リー・マロリー(George Herbert Leigh Mallory)は「そこに山があるから(Because it is there.)」と答えたそうです。
ジョージ・マロリーは1920年代に三度のエベレスト遠征隊に参加。1924年6月の第三次遠征において、パートナーのアンドリュー・アーヴィンと共に頂上を目指し、
北東稜の上部、頂上付近で行方不明となった。
マロリーの最期は75年にわたって謎につつまれていたが、1999年5月1日に国際探索隊によって遺体が発見された。
彼の身体や衣服からは、高度計や腕時計、メモ書きや彼宛の手紙、ポケットナイフなどが見つかった。
しかし登頂アタック時マロリーが携行していたと思われるコダック製のポケットカメラは見つからなかった。
もし彼が登頂していたならば、エベレスト初登頂の記録は29年も塗り替えられることになり、
マロリーが世界初の登頂を果たしたか否かはいまだに論議を呼んでいる。
前列左端がマロリーです
人は自分や他人の行動に理由を付けたがるのは何故なんでしょうか?
マロリーはこうも言っています。
「それがどんなに私の心をとらえているか、とうてい説明できない・・」
夢中になる・・
文字通り夢の中。
説明なんて出来ませんよね。
好きだと思う気持ち、やりたいと思う心が大切なんだと思います。
マロリーと助手のアンドリューは、ニットの上にツィードのジャケットを羽織り、足にゲートルを巻いただけの軽装で登頂に挑んだそうです。
私もツイードのジャケットで気分だけでもジョージ・マロリーを気取ってみようかと思っていたりします・・。
リハビリテーション科 二瓶 圭二郎