明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

罪悪感の向こう側

私が勤めている会社は、今が一年のうち一番大きな人事異動の時期。

 

自分のチームから人が異動し他のチームからメンバーを迎えたりなど、なかなか忙しい時期です。

 

また、派遣会社さんから来てくれているスタッフの皆さんの契約を更新する時期でもあります。

 

人材不足の今、社員もスタッフさんも優秀な人材を引き留めることは至難の技でして、

 

しかも辞められてしまうと、雇っている側はどうしても「私が何か悪いことをしたかな・・・」

「あの時、私の気が利かなかったから/ああ言ったから、辞めちゃったのかな・・・」と

自問自答してしまうもの。

 

それは、辞める理由がどんなに前向きなものであっても感じてしまいます。

(感じないのは「旦那さんの転勤についていくので辞めます」というケースくらいかな・・・。)

 

身近で一緒に仕事をしている人がその場を去ると聞いた時に、ふっと頭をもたげる罪悪感。

 

その罪悪感は、無理して理由をこじつけて消し去ろうとすればするほど潜在意識にこびりつきます。

 

なので、認めてしまった方がラク。

 

「ああ、私は今〇〇さんが辞めることが、自分のせいじゃないかって思っているんだな・・・」

「〇〇さんの期待に応えらなかった私が悪いんじゃないかって思っているんだな・・・」

「〇〇さんがXXって言った時に、ああしておけばよかったなって思っているんだな・・・」

 

そうすると、次の考えにスイッチが切り替わります。

 

「でも、あの時も散々考えけど、あの要望には応えることはできなかったよな・・・」

「ああしておけば・・・とも思うけど、それでも辞めたかもしれないな・・・」

「そもそも『自分のせいって思うほど』〇〇さんは私のこと気にしてないかもな・・・」

 

・・・

 

うーん、たくさんたくさん考えたけど、

 

「辞めちゃったものは仕方がない!!」

 

・・・こう思えるまで罪悪感を感じ切った方が、後に尾を引きません。

 

あと、最後の最後は、自分のせいであっても、嫌われても、関係が悪くなっても、それも仕方がない。

 

そうやって吹っ切って、次のステップへ進む。

 

その「吹っ切る」のが、なかなか難しいんですけどね・・・。

 

でも吹っ切るためには、まずは思い切り罪悪感を感じて落ち込んでみてください。

 

きっと最初から「仕方ない」って心から切り離してしまうよりは、爽快に吹っ切れる瞬間が来ます。

 

罪悪感を感じるのはイヤなことですが、イヤな気持ちを感じ切ることもたまには必要。

 

そんな美しい気持ちと辛い気持ちを感じながら、心の中に陰にも陽にも彩りのある日々を

過ごしたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今度こそ週末は晴れますかね?まずは素敵な金曜日を。

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