昨晩テニスを頑張りすぎて、今日は一日疲れ気味でした笑
今日のブログは「疲れた」で終わらせようかとも思いましたが、
こんな言葉を紡ぎ出せない時こそ取り上げたい歌があります。
RAG FAIRの「to shy shy僕」
ボイパのおっくんの記事の際にも触れましたが、私はRAG FAIRのファンでもありまして、
2004年から活動休止する2011年までファンクラブに加入し、毎年ライブに行ってました。
中でも1番のお気に入りアルバムが2005年発売の「オクリモノ」
一番好きな歌は「Do it!」なのですが、この歌はとてもストレートな歌詞で解説不要なので。
「to shy shy僕」は、いかにも土屋礼央さんが作った曲らしく、
短い音節に言葉がたくさん詰められていて、
ファルセットが多用されていて、
・・・でも、本当の土屋礼央らしさはどちらでもなく。
「小市民理系男子の心を仰々しく唄い上げる」
これに尽きます。
この「to shy shy僕」も御多分にもれず、小市民理系男子が主人公です。
毎朝同じ駅で同じ階段を降りて、
反対側のホームの列車に乗り込むとある女性に惚れてしまった。
シャイな僕は当然話しかけるなんてできない。
でも、彼女を見る事ができるこの瞬間が幸せ。
だから今朝も心が踊って、同じ駅の同じ階段を8時過ぎに降りて行く。
それだけを描いた歌です。
それを堂々と歌い上げるのが土屋礼央です。
でも、なぜそれだけのこの歌に、こんなに私は心を惹かれるのでしょう?
それは、誰しもが胸に秘めている、言葉にならない気持ちを礼央さんが言葉にして、
音楽に乗せて伝えてくれているからでしょう。
そう、人に恋する、愛する気持ちはこの世で一番大切なもの。
でも、大切だからこそ安易に口に出せない。
そしてこの気持ちを大事にしたいから、恋する相手に安易にアプローチできない。
でも、大好き。
そういうもどかしい、言葉にならない気持ちを言葉にしてくれる。
「knock! Knock!」の「あとちょっとの自分が神様のように叱咤激励」という歌詞を聴いた時にも
思いましたが、
礼央さんは、小市民の言葉にならない気持ちを言語化して歌に乗せるセンスが抜群にいいです。
「to shy shy僕」のような気持ちは、思春期には誰でも持っていたはず。
大人になって、人とうまくやれるようになって、忘れているかもしれませんが
いくつになっても、こういうピュアな思いは心の中にあるもの。
大人になっても聴き続けたい名曲です。
明日はこの歌を思い出しながら、最寄駅の階段を降りたいと思います笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
お盆前のラストスパート、暑いけど無理せずぼちぼち頑張りましょう。