明日また陽が昇るなら −カウンセラーもり あずさ(もるも)のブログ−

「正しさの争い」について

最近、ふと標記のトピックが気になったので記事を書きます。

 

「正しさの争い」については根本裕幸お師匠のブログに詳しいですが

 

こちらの記事がとても秀逸ですので、よろしければご一読ください。

 

ポイントをお伝えすると

 

・「自分が正しい」と思うことをお互いが主張し合うと、どこまで行っても平行線になる。

 

・平行線=交点が無い ので、そのままでいるとお互いの関係性が無くなってしまう。

 

・相手の線を無理やりこちら側に曲げて交点を作るチャレンジも可能だが、相手の線を曲げさせることができるかどうかは分からない。また、相手が曲げてくれた場合にも、相手に敗北感を抱かせる。

 

・平行線でいても、相手の線を曲げても、お互いに幸せは訪れない予感大・・・

 

…と言った問題のことを指します。

 

この「正しさの争い」は、あらゆる人間関係のトラブルの背景にあるものですが

 

もっともよく出てくるのは夫婦の問題です。

 

モラハラ、DV、浮気などが顕著な例です。

 

もちろん、これらの問題は刑法、民法上の不法行為なので

 

やってしまった側を法律に基づき裁くことができます。

 

離婚の慰謝料がこれにあたります。

 

しかし、カウンセリングや心の世界ではそうした法律上の不法行為には焦点を当てず

 

・自分自身の気持ちを大事にできているか?

 

・相手と自分はどういう関係でありたいか?

 

・その気持ちに忠実に行動するにはどうすればよいか?

 

ここに注目していきます。

 

中でも一番大事なことは、1点目の「自分自身の気持ちを大事にできているか」です。

 

「自分自身の気持ち」とは、例えば浮気、DV、モラハラの場合は

 

・私を大事にしてもらえてないように感じて辛い

・(DVの場合は)身体的な被害を被って辛い

・お互いの関係を大事にしたくて努力してきたのに、幸せな関係で無くなったことが悲しい

 

こうした気持ちをしっかり感じることです。

 

ここを感じることなく「浮気した/モラハラした/DVした 相手が悪い!」との相手への断罪モードに入ると

 

相手側は「断罪されまい」として、防衛モードに入ります。

 

そこから「正しさの争い」が始まります。

 

<あなたの「正しさ」例>

・私はこんなに家事も育児も頑張っているのに、なんであなたは自分勝手にするの?

・そもそも 浮気/モラハラ/DV なんてあり得ない!

・いつも私が相談しても聞いて無いし・・・

・私の愚痴も全然聞いてくれないし・・・ 

・義理のお母さんにばっかり気を使って、私には全然気を使ってくれないし・・・

 

<相手の「正しさ」例>

・俺がお前と子どものためにこんなに仕事を頑張っているのに、なんでお前はそれを労ってくれないの?

・俺が家に帰っても子どもの面倒ばかりで、全然俺のこと構ってくれないよな

・しかも「お父さんみたいに〇〇しちゃダメよ!」って子どもに言ってる・・・(メンツ丸つぶれ)

・お前にとって、俺ってただのATMなの?

・浮気相手の方が、俺の前でキレイでいてくれるし、俺のことを立ててくれるんだよね・・・

 

…いかがでしょうか?

 

私自身が書いていて悲しい気持ちになりました泣

 

悲しみのデスロードです泣

 

お話を戻しますと

 

「あなたが辛い、悲しいと感じていること」

「あなたがお相手との関係をよくするために一生懸命頑張ってきたこと」

 

これが一番大事なことです。

 

そして、自分の辛さ、悲しさ、自分の努力、偉大さ

 

それらのベースにあったお相手への愛情

 

それらをはっきり感じ、褒めることができるようになった時に

 

相手への怒りがスッと和らいでいき

 

相手の状況、気持ちを思いやる余裕が生まれます。

 

しかし、そこを避けてお相手への断罪を始めてしまうと

 

相手にも辛さ、悲しさがありますので

 

相手の辛さ、悲しさがそのままあなたに戻ってきてしまいます。

 

辛さ、悲しさの倍増ゲームです。

 

どうぞ、そのゲームにはまってしまう前に

 

まずは自分の辛さ、悲しさ、ご自身の偉大さ、ご自身の愛情をしっかり感じてください。

 

そして、それでもなお相手と関係を結びたいか?

 

まだお相手のことが好きか?

 

それらも一旦、ゆっくり感じてみてください。

 

好きじゃないなら、関係を結びたくなければ、平行線のままでOKです。

 

お相手を法的に断罪するコースへと進みましょう。

 

でも、ここまで読んでいただいたあなたは

 

おそらく相手を「愛したい、信じたい、いい関係でいたい」

 

そう心のどこかで思っていらっしゃるのでは無いでしょうか?

 

もしそう思っていらっしゃるのであれば

 

どうか、ほんの少しで構いませんので、その気持ちに光を当ててください。

 

愛と信頼は、全てのポジティブな出来事のスタートラインです。

 

「・・・そんな風には思えない!」

「こんなに辛いのに!」

 

それで構いません。

 

そんな気持ちをしっかり感じることからスタートしましょう。

 

感情をしっかり感じる手法としては、色々ありますが

 

カウンセリングもオススメです。

 

あなたが感情を感じるお手伝いをする、カウンセラーもるもの無料モニターセッションはこちらから。

 

本日も最後に豪快にステマを挟みました笑

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も素敵な1日を。

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