彼のキーボードを初めて聴いたのは、高校生のとき。
バスケットボールをする筋肉質の腕に似合わない、繊細な指の動きに実は嫉妬した。
器用な人だ。
あたしにはないものをもっている。
だから、今の結婚生活がうまくいっている、のかもしれない。
彼の奏でる音は優しい。
先日、彼の誕生日。Alicia KeysのライブDVDを観ながら、そう思った。
そしてなんとなく哀しい。
雨のにおいがする、なんて形容するのはちょっと恥ずかしいけど、そんな感じ。
演奏は決して前に出ない。
ソロのときだってベース音を弾きながらだから、派手なパフォーマンスをするわけでもない。
前に出るわけじゃなく、聴こえてくる。
でも、そのころにはすっかり、聴くものたちは心が潤んできているのだ。
Vocalのchiwaが前に立って、素晴らしい表現力で観るものを惹き付ける。
DJ TAKADAとShingo.Sは恐ろしいほどの感受性で場をよみ、chiwaをさらに魅力的に引き立てる。
この三人だからこその空気感がSoul Tribe Connection。
音楽を愛する3人が、つながり、生み出す世界。
聴くものたちは、まぶしいものの中におぼれて、次第に満たされる。
Shingo.SはこのSoul Tribe Connectionのリーダーである。
アーティスティックな側面と、理路整然とした思考を持ち合わせている。
さすがAB型。
だから、トラックをつくる行為がぴったりとくるのかと思う。
音楽にのりながら、めまぐるしい数字とにらめっこ。
イマジネーションを働かせながら、コンピューターとにらめっこ。
そうやっていろいろなものを積み重ねていく。
音で満たしていく。
なんとなく足りないものを感じ取って、必要なものを足す。
なんとなく痛んでいる部分を感じ取って、傷口を塞ぐ。
なんとなく寂しいところを知って、優しく抱きとめる。
みな、満たされていく。
そういう音楽をつくる人だと思う。
彼は満たす人だ。
それにしても、と思う。
彼の音楽がなんとなく切ないのはなぜなんだろう。
これはファンとしての問いでもあるし、妻としての問いでもある。
私はそれをわかりたい。
長い時間をかけて。
バスケットボールをする筋肉質の腕に似合わない、繊細な指の動きに実は嫉妬した。
器用な人だ。
あたしにはないものをもっている。
だから、今の結婚生活がうまくいっている、のかもしれない。
彼の奏でる音は優しい。
先日、彼の誕生日。Alicia KeysのライブDVDを観ながら、そう思った。
そしてなんとなく哀しい。
雨のにおいがする、なんて形容するのはちょっと恥ずかしいけど、そんな感じ。
演奏は決して前に出ない。
ソロのときだってベース音を弾きながらだから、派手なパフォーマンスをするわけでもない。
前に出るわけじゃなく、聴こえてくる。
でも、そのころにはすっかり、聴くものたちは心が潤んできているのだ。
Vocalのchiwaが前に立って、素晴らしい表現力で観るものを惹き付ける。
DJ TAKADAとShingo.Sは恐ろしいほどの感受性で場をよみ、chiwaをさらに魅力的に引き立てる。
この三人だからこその空気感がSoul Tribe Connection。
音楽を愛する3人が、つながり、生み出す世界。
聴くものたちは、まぶしいものの中におぼれて、次第に満たされる。
Shingo.SはこのSoul Tribe Connectionのリーダーである。
アーティスティックな側面と、理路整然とした思考を持ち合わせている。
さすがAB型。
だから、トラックをつくる行為がぴったりとくるのかと思う。
音楽にのりながら、めまぐるしい数字とにらめっこ。
イマジネーションを働かせながら、コンピューターとにらめっこ。
そうやっていろいろなものを積み重ねていく。
音で満たしていく。
なんとなく足りないものを感じ取って、必要なものを足す。
なんとなく痛んでいる部分を感じ取って、傷口を塞ぐ。
なんとなく寂しいところを知って、優しく抱きとめる。
みな、満たされていく。
そういう音楽をつくる人だと思う。
彼は満たす人だ。
それにしても、と思う。
彼の音楽がなんとなく切ないのはなぜなんだろう。
これはファンとしての問いでもあるし、妻としての問いでもある。
私はそれをわかりたい。
長い時間をかけて。