SUMY'S STUDIO

モントリオール、ワーホリ後記。
旅と料理と日々のこと。

Shingo.S、満たす人

2006-11-29 | Music
彼のキーボードを初めて聴いたのは、高校生のとき。
バスケットボールをする筋肉質の腕に似合わない、繊細な指の動きに実は嫉妬した。
器用な人だ。
あたしにはないものをもっている。
だから、今の結婚生活がうまくいっている、のかもしれない。

彼の奏でる音は優しい。
先日、彼の誕生日。Alicia KeysのライブDVDを観ながら、そう思った。
そしてなんとなく哀しい。
雨のにおいがする、なんて形容するのはちょっと恥ずかしいけど、そんな感じ。

演奏は決して前に出ない。
ソロのときだってベース音を弾きながらだから、派手なパフォーマンスをするわけでもない。
前に出るわけじゃなく、聴こえてくる。
でも、そのころにはすっかり、聴くものたちは心が潤んできているのだ。

Vocalのchiwaが前に立って、素晴らしい表現力で観るものを惹き付ける。
DJ TAKADAとShingo.Sは恐ろしいほどの感受性で場をよみ、chiwaをさらに魅力的に引き立てる。
この三人だからこその空気感がSoul Tribe Connection。
音楽を愛する3人が、つながり、生み出す世界。
聴くものたちは、まぶしいものの中におぼれて、次第に満たされる。

Shingo.SはこのSoul Tribe Connectionのリーダーである。
アーティスティックな側面と、理路整然とした思考を持ち合わせている。
さすがAB型。
だから、トラックをつくる行為がぴったりとくるのかと思う。
音楽にのりながら、めまぐるしい数字とにらめっこ。
イマジネーションを働かせながら、コンピューターとにらめっこ。
そうやっていろいろなものを積み重ねていく。
音で満たしていく。

なんとなく足りないものを感じ取って、必要なものを足す。
なんとなく痛んでいる部分を感じ取って、傷口を塞ぐ。
なんとなく寂しいところを知って、優しく抱きとめる。
みな、満たされていく。

そういう音楽をつくる人だと思う。
彼は満たす人だ。



それにしても、と思う。

彼の音楽がなんとなく切ないのはなぜなんだろう。



これはファンとしての問いでもあるし、妻としての問いでもある。

私はそれをわかりたい。
長い時間をかけて。

Yellow Lily act.03 OKOTAの場合

2006-11-29 | Live
11月26日、Yellow Lily act.03が無事に終了しました。

突然ですが、あたし。
恋をしました。

彼の名はタカツキ。
ウッドベースを弾きながらラップする、吟遊詩人。
まず、声が好き。
しゃりっとした、Mummy-Dさんに似ている感じ。
そして言葉の使い方が好き。
ドラムとキーボードのタカツキバンドが繰り広げるライブパフォーマンスが好き。
ツボでした。

と、私が恋に落ちた今回のYellow Lily。
とにかくライブがよかった。
手前味噌ながら、いい出演者がそろってるなあ、と実感。
見終わったあとに、なにかいいものが残っている。
ライブってこういうのがあるからいいんだな。
人の発するパワーを感じずにはいられない、そんなライブでした。

そうそう、OKOTAもがんばりました!
前回より多く作り、しかし雨のせいか?イベント自体の客足が少し伸び悩んだため
完売!というわけにはいかなかったのだけど、でも売れ行きは上々☆
ファンというか、楽しみにしてくれている方がいて、とても幸せ。
お持ち帰りをしてくれるくらい、喜んでいただいたりと、本当に光栄です。

今回のメニューは・・・
******************************
☆豚挽肉、バルサミコ風味スティック
バルサミコ酢の旨味と酸味が後を引く豚挽肉と、とろけるチーズを
春巻きの皮でロール。ぱりぱりの食感も楽しいスティック。

☆濃厚!半熟煮卵のサンチュ包み
濃厚なソースでじっくり漬け込んだ半熟卵にベーコンマヨソースが
ぴったりマッチ。サンチュで包んで、ヘルシーな満足サラダ。

☆牛挽肉とヤングコーンの巻きサラダ
タコスの具材にヤングコーンのピクルスをプラス。
サルサソースの辛さとマヨネーズがおつまみにもいいサラダです。

☆クリームチーズの激辛スティック
韓国海苔とクリームチーズを春巻きでくるくる巻きました。豆板醤ソースが
辛いけどウマい!韓国とフランスのマリアージュをお楽しみください。

☆サテ アヤム*グリーンカレー*
グリーンカレーペースト、ナンプラーなどでマリネした若鶏を
オーブンでじっくり焼き上げました。辛さの中の複雑な旨味がヤミツキ!

☆サテ アヤム*レッドカレー*
レッドカレーペースト、ナンプラーなどでマリネした若鶏を
オーブンでじっくり焼き上げました。赤唐辛子の辛さがクセになる!

☆キムパ☆韓国風のり巻き
韓国ののり巻き、キムパ。胡麻油の風味豊かな白米にキュウリ、ニンジン、
たくあんそして卵焼き、さらにカニかまぼこをイン。ごはんにもおつまみにも!

☆信州風、味噌の焼きおにぎり
紅鮭のフレークを混ぜ込んだおにぎりの表面を、信州味噌でお化粧。
オーブンで焼き上げました。ちょっと焦げた味噌が懐かしくて美味しい。

☆スウィートポテト、林檎バナナサンド
生クリームをたっぷりと使い、ふっくら焼き上げたスウィートポテトの
中には、なんと焼林檎とバナナが隠れています。少し温めるのがおすすめ。

**********************************

とこんな感じでした。

次回のYellow Lilyは12月24日!
そう、なんとクリスマスイブなのです。
この夜は何か特別なことがありますよ~☆
そうそう、なんとゲストにあのRomancrewが来てくれます。
すごいよねえ。
OKOTAもがんばります。クリスマス特別バージョンで!

一人でもみんなでも楽しめるYellow Lily。
満足度は保証します。
スケジュールあけておいてくださいね!

DJ TAKADA、つかむ人

2006-11-24 | Music
Soul Tribe ConnectionのDJでありMPCを操る男、DJ TAKADA。
またの名を、TKD。またの名をSweet Chamomile。

彼のプレイを初めて体感したとき、ただかっこいいと思った。
DJがどういうものなのか、よく分かっていなかったあたしは、紡ぎだされる音が
空間をどうかえていくのか、その時はまだ気づかなかった。

やっと今、音楽と近しくなってきたあたしには彼のすごさが分かりはじめている。
実は尊敬しちゃっている。

繊細な人だと思う。
彼の音は、彼がその場で受け取ったものだ。
それを音のシャワーにして、フロアへ再び返してくれる。
DJ TAKADAの視線はいつでもフロアに向かっている。
フロアの空気をつかもうとしている。

彼の選びとる音で、その時間がどんなものになるのか決まって行くのだ。
一瞬一瞬の積み重ね。
一瞬一瞬の勝負。

MPCで紡ぎだすビート。
でも、ただ決まった音を打っているんじゃない。
その時、彼がステージで感じた必要な音が奏でられるのだ。
そこでその音。
TKDはちゃんとわかっている。
だから客席は心地よくなり、楽しくなり、ライブを楽しめる。
それがライブを引き締め、華やぎをあたえ、心を震えさせる。

彼には人の心が分かる。
フロアは気づかぬうちに彼に心をつかまれ、すっかりその夜に酔ってしまう。

Soul Tribe Connectionだからこその絶妙な音の駆け引き。
心をつかまれてる。
つかまれあってる?
そして通じ合ってしまう。
だからかな。いつもライブが気持ちいい。



時間はあっという間に過ぎていき、楽しかった夜は白みかけた空の中に溶けていく。
彼はまだターンテーブルの前にいる。
夢と現実の狭間で優しく子守唄を聴かせるように、彼はまだ音楽をちりばめている。

それは甘い瞬間。

やっぱりただ、かっこいいんだよな。

ベリーベリーパイを持って童子家へ

2006-11-22 | Sweets
本日は童子-T家にお邪魔してきました。
奥様の辻香緒里さんがただいま映画のロケで北九州に遠征中・・・、で
仰せつかりました。
ごはんの支度を!!
はい、よろこんで~!
というわけで、その手みやげに焼いたパイの紹介。
一枚だけ残っていたパイシートを使って、ラズベリーとブルーベリーの
甘酸っぱいパイを焼きました。


< レ シ ピ >
・冷凍パイシート ・・・ 1枚
・ブルーベリー(冷凍) ・・・ 250g
・ラズベリー(冷凍) ・・・ 250g
・グラニュー糖 ・・・ 250g
・レモン汁 ・・・ 大2
・バタークッキー ・・・ 10枚くらい
・卵黄 ・・・ 1個
・アプリコットジャム ・・・ 大11/2

1 フィリングを作る。ブルーベリー、ラズベリーを凍ったまま鍋にいれ、
  グラニュー糖を125gづつ入れ火にかける。混ぜながら煮詰めていく。
  煮詰まって水分がとろりとしてきたら、レモン汁を大1づつ加える。

2 冷凍パイシートは常温で扱いやすいように柔らかくしておく。
  長方形を半分に切り、1.3倍くらいに広げる。その片方に、クッキー
  6枚分を砕いて敷く。その上にブルーベリの実を載せる。水分はできるだけ
  きって。さらにその上にクッキーを4枚分砕いてしく。そして、ラズベリーの
  ソースをのばす。
  
3 残りのパイ生地は、同じように伸ばし包丁で切り込みを入れ、2の上にのせる。
  まわりをくっつけ、フォークで模様をいれたり、おりこんだりして形よくする。
  卵黄とアプリコットジャムを混ぜたものをパイの表面に塗る。
  200℃のオーブンで約15分焼き色がつくまで焼き、さらに160℃に下げて10分
  ほど焼く。

童子さんの長女、自称「アリエル姫」は、もう反則って思うくらいかわいいのだけど、
姫も美味しいと言ってくれましたyo☆
この写真では分からないのですが、切るときれいな2層になっていて、予想通りの
出来上がり。初めて作ったので、ちょっと不安だったのです、実は。
じゃあ、持ってくるなよと言われそうだけど・・・えへ。よかった!!
童子家ではハンバーグとコーンクリームシチューなどを作りました。
しかし姫が気に入ったのは、もろきゅうと生ハムで作ったバラ・・・。
あれ?ただ切って並べただけなんだけどな・・・それ。
ま、よいです。
「これな~に?」
生ハムを見て姫。
「バラだよ」
「バラなの?!」
すてきな反応。もう、かわいいっ!
童子さんが生ハムをたくさん食べる姫に
「ハム好きだね」
と言うと
「ハムじゃないよ、バラだよー」
きゃー!
かわいい!!

たくさん遊んで、今頃は夢の中かな。

chiwa、歌う人

2006-11-21 | Music
Soul Tribe ConnectionのVocalを勤めるchiwa。
彼女の声に出会ったとき、私は感動した。

歌がその場を空気を変える瞬間。
人の涙を誘う瞬間。
体が動きだしてしまう瞬間。
ふいに自分の過去がフラッシュバックする瞬間。
ここにいることを感謝する瞬間。

彼女の歌から始まる、魂のふるえ。
そんなすごいものがじゃんじゃん見られてしまう。

多くの人に分け隔てなく届く声。
みんな、きゅっと彼女の声につかまれる。
そしてもう離れられない。
華やかに楽しげな花を咲かす日もあれば、
艶やかな色に染まった実を付けることもある。
不思議な人だ。
楽しいのに、深い。
さっぱりしてるのに、官能的。

何度見ても、魅力は損なわれない。
それどころか増すばかりだ。

彼女の歌、話、顔、体、心。
ずるいぞ!
そんなに素敵で!

一度は生で彼女の歌を聴いてほしい。
ずっと私は彼女の歌を聴き続けたい。

STC LIVE @ spuma

2006-11-20 | Live
金曜日、渋谷のカフェ「spuma」で行われましたライブのこと。
STCね、ダーリンのバンドなんですが。
かなり、「近い」ライブでした。
ステージと客席の間に境がないような。
ちょっと盛り上がりすぎて、おかしなことになりかけたりしつつ、
それがまたよろし。
何度も見ているSTCのライブなんだけど、ボーカルのchiwaのパワフルで
包み込むようなパフォーマンスに見入る。いつも見入ってしまう。
友達と話していてもね、とにかく目が耳が離せなくなる。
そして、それを後ろから支える男ふたり。
DJ TAKADAとShingo.S。
この人たち息ぴったりなんですけど。
通じ合いすぎてて・・・。
この写真!見て!!
見つめ合う二人。
妻、嫉妬していいですか?

そんなわけで大好きなSTC。
もうすぐYellow Lilyだし、メンバーを紹介していこうではないか!と
勝手にキャンペーン週間です。

アップルパイにバニラアイス、メープルシロップを添えて

2006-11-17 | Sweets
大量に仕入れた紅玉が、我が家のインテリアとかしていた数週間。
さすがに限界に近づいてきた林檎ちゃんを使ってアップルパイを作りました。
そもそもアップルパイを作るつもりで買ったのに・・・。
しかも、パイにいれる林檎のフィリングはちょっと前にすでに作ってあった
のに・・・。
なので、今回レシピがいい加減です・・・。
忘れちゃったから・・・。
だいたいこんな感じです。

と思って書こうと思ったら、すっかり忘れて書けませんでした!!
すいましぇん。

うむむ。
たしか、基本のアップルパイと違うのは、林檎を煮る時にメープルシロップと
アプリコットジャムを入れたこと、パイに卵黄とアプリコットジャムを混ぜたもの
を塗って焼いたこと、林檎のフィリングの下にバタークッキーを砕いて敷いたこと。
とか・・・・。

味はですね、おいしかったですよ!!
「あ、芋が入ってる」
旦那の第一声。
入ってないから。
「え、じゃあなに、この食感」
クッキーだよ~ん。
「へえ、うまい」
ほほほー。

そんなわけで、美味しかったのですが、レシピが分かりません!
でも、クッキーを入れると林檎の水分をすってくれてパイが柔らかく
なりにくいし、食感に変化があっていいかなと思います。
ローストアーモンドを入れたバージョンも作り、これは香ばしいくて、
食感のアクセントも強くついて、なかなかよろしいです。
冷凍パイシートを使ったのですが、便利なのですねえ。
これからいろいろ活用しようと思います。
その時はちゃんとレシピを書きます!

さて、これからYellow Lilyのホスト、STCのライブに行ってきます!!
渋谷のカフェで、あったかい空間を堪能してきます!
早く支度をしなくちゃ!!

横浜の夜景、神の視点

2006-11-15 | Weblog
昨日のこと、ランドマークタワーの展望台へ行ってきました。
最近デートづいてるあたしたち。
というか実は今日、私の誕生日なのです。
しかし旦那さんはお仕事のため、前日にお誕生日のお祝いをしてもらいました。
朝ゆっくりと起きて、どこに行こうかと話しているうちに、掃除洗濯などなどで
あっという間に時間が過ぎ・・・。
結局当初鎌倉に行こうかと言っていたのですが、レストランの予約があるので
時間的に無理。
じゃあ、みなとみらいへ。
ということで車を走らせます。
旦那さんは私のプレゼントをみるつもりだったらしいのですが、なんか
恥ずかしいのよね・・・。
突如「展望台に行こうよ!」と私。
昨日はとってもいい天気だったし、なんとなく思いついたのです。
しかし、最近日が落ちるのが早くて、夕暮れを見たかったのに間に合うか・・・。
というか出かけるのが遅すぎなんですけど。はい。
すでに薄暗くなっているのを気にしないようにして、展望台へ。
高速エレベーターで耳が変になりつつ、最上階。
扉が開くと、思わず歓声!
そこには美しい夜景が広がっていたのでした。
やっぱり、日が落ちちゃったかな。
と思いきや、エレベーターがついたのは東側。
一人西へダッシュ。
まだいてくれました、金色の空。
振り向くとゆっくり歩いてくるダーリン。
「来て来て!」
私はいったいいくつになったのでしょう?
完全な大人なのに、このはしゃぎよう・・・。
ま、いいか。
ちょっと落ち着いてゆっくりとひとまわり。
展望台はツリーやクリスマスソングですっかりクリスマス仕様。
一足早くクリスマスを感じてしまいました。
しかし、この景色はすごい。
何度か来ているけど、いつも想像以上の風景が広がっている。
「人間が米粒みたいだねー」
「この視点で世界を見るから、爆弾とか落とせちゃうのかもね」
「高層マンションに住んでいたら、やっぱりおかしくなっちゃうね」
などと色気のないことをまじめにいろいろ話す。
満足して、時間もあまりないので・・・、下界へ。
「米粒にもどったね」
「そうだよ、米粒だよ」
「でも米粒が頑張ってあの景色をつくったんだよね」
「そうだね、初めはなにもなかったんだもんね」
「あの景色を見られるようにしたのも米粒だもんね」
米粒を連呼しつつ、笑顔ながら妙に納得した感じの二人でした。
他にも展望台はあるけど、ここの景色が私は一番インパクトがあると思う。
横浜へお出かけの際は是非、訪れてほしいスポットです。
しかし誕生日の当日、こうして家で一人ブログを更新しまくっているのって・・・。
どうなんだろう・・・。

BLOCK PARTYと三宿の山灯香

2006-11-15 | Weblog
先日の話。
全然デートをしていないと駄々をこねたあたしを映画に連れて行ってくれた
ダーリン。
21時25分、夜中の渋谷。『BLOCK PARTY』を観る。
詳細はこちらを見ていただくとして、すごいっす。
ダーリンとつきあってからだんだんと知るようになったブラックミュージック。
自然と音楽を聴き、ライブを観て、どんどんその魅力に取り付かれていき、
今ではHip-Hopダンスまで習っているあたし。
ま、踊れないけど。
PVやジャケ写、雑誌で見る才能あふれる人たち。
でもそこにあるのは彼らの姿の一部なんだと、映画を観て感じた。
もちろん映画も全てを映しているわけじゃないけど。
「立体的に彼らをとらえたい」
と、この映画を企画したコメディアンのDave Chappele氏が言っていたけど、
それは成功していると思う。
ライブの圧倒的な迫力は凄まじいほどだけど、それだけじゃない。
パフォーマーがたくさんいるからこそ、不思議な間がある。
強い強いいろんな個性が、あったかく、フィルムに収められていた。
ブラックミュージックが好きな方は必見。
そうでなくても音楽が好きな人は楽しめると思う。
お薦めです。
「あれを目指しているんだよな、Yellow Lilyは」
映画館を出て、ダーリンが言った。
あんなふうだったら、本当に素晴らしい。
あそこまではまだまだだけど、それでもきっと夢ではない。

素晴らしい時間をすごして、帰り道。
お腹すいた・・・。
絵に描いた餅ではおなかはふくれませんか。だって、人間だもの。
ではと連れて行ってくれたが三宿にある板蕎麦の「山灯香」。
実はいつもYellow Lilyの打ち合わせをするお店の下にある。
板蕎麦を食べるのが初めてのあたし。しかも、胡麻だれでいただくものを注文。
初めてづくしながら、ダーリンお薦めだったのだ。レッツトライ!
これが、すんごくおいしかった!!
蕎麦をちゃんと感じる蕎麦。それに、胡麻だれがあうのだ。おいしいの、ほんと。
言葉で説明しても伝わらないってわかるくらい美味しい。
興奮しすぎて写真を撮り忘れた。
あたしがあまりにはしゃいでいるので、ダーリンが出し巻き卵も頼んでくれた。
これもね、おいしかった。
深夜に、ぺろりと入ってしまいましたよ。
通いたい。
隣に住みたい。
そんな勢いでお気に入りです。

たまには駄々をこねてデートに誘い出すのもよいもの。
いい夜でした。
満足☆

たらこのスパゲティ-、また作るね

2006-11-15 | Cooking
「夕飯、軽く何か食べたいねえ」
という時に、我が家ではパスタがよく選択される。
だって、簡単なんだもん。
そして、何のパスタにするか決めるときのやりとり。
「なんでもいいー」
というのがダンナの口からまずは出る。
「じゃあ、トマトと大葉のスパゲティーは?」
「んー」
「キャベツとアンチョビ?」
「んー」
「・・・キノコのクリームスパゲティー?」
「ん、キノコはやだ」
「・・・そっか。じゃあ、カルボナーラは?」
「ちょっと重いかな」
「だよね・・・。えー、じゃあなに?!」
「んー。えーとね、鶏とネギのボエムみたいのか、たらこスパゲティー」
みなさんのお家ではたらこって、常備しているもの?
ここ3回くらい、なんのパスタがいいか聞くと、必ず「たらこ」が
ランキング インしているのだ。
でもないでしょ。普通。
とっさになにか作る時にたまたま冷蔵庫にたらこってあるの?
うちはない。
なので、わざわざこれを作るために買ってきました。
たらこ。

 < レ シ ピ >
・スパゲティー ・・・ 200g
・ベーコンブロック ・・・ 5センチくらい
・ショウガ ・・・ 1センチ角くらい
・ニンニクみじん切り ・・・ 小山盛り1
・たらこ ・・・ 一腹
・唐辛子輪切り  ・・・ 大1
・生クリーム ・・・ 100cc
・バター ・・・ 10g
・粉チーズ ・・・ 適宜

1 ベーコンを7ミリ角の拍子切りにし、フライパンで側面をよく焼く。
2 鍋にたっぷりの湯をわかし、沸騰したら塩を入れスパゲッティーを
  茹で始める。
3 ショウガを千切りにし、ニンニクのみじん切りとともに1に入れ香りが
  出るまで炒める。水を200ccくらい入れ、火を強める。たらこを入れ、
  さらに唐辛子を入れる。たらこに火が回ったら、生クリームを加える。
4 2のスパゲティーを目安茹で時間の3分前になったら上げて、3に加える。
  フライパンの水分で茹で上げるようにする。バター、粉チーズを加え、
  煮詰める。油分が細かくなって水と結合している状態のソースがおいしい。
  塩コショウで味を整え、パスタがアルデンテになったら、出来上がり。
  
「これですよ~、待っていたのは」
という旦那様。
ですよね、ずっと言っていたものね。
「んん」
旦那の実家では男子ばかりの家族のため、お母様に「おいしい」と言うのが恥ずかしい
らしく、みなおいしい時は「んん」と唸るらしい。
これがおいしいという合図。
でも、あたしは言わせるけど。
「おいしい?」
「おいしいー」
よし。
少しでいいって言っていたのに、気に入ってくれたようで結局足りないらしく
私の分を少し分けてあげました。ダーリンは大満足のよう。
よかった。
しばらくはこれでたらこ、たらこと言われないと思っていたら今朝。
宅急便が届いた。
ダーリンのお世話になっているエンジニアさんから福岡土産の明太子。
白い炊きたてごはんでいただく明太子のおいしいこと!!
そのとき、ダーリンの一言。
「これで、こんどは明太子スパゲティーが沢山食べられるね!」
あ、飽きてないんだ。
そんなに好きだったんだ・・・。
たらこや明太子が好きなんて結婚して一年経ったのに、そのとき初めて知った。
我が家の食卓にもっとだしてあげればよかったなあ。
無邪気に喜んでいるダーリンをみて、まだまだ知らないことがあるなあ、深い
なあと思ってしまいました。