3月2日、写真からも分かる通りひどい天気です。今回は、スープカリー屋の木多郎さんを取材してきました。
北海道といえばスープカレーです。そして、木多郎さんは3大スープカレー屋のひとつに数えられています。辛さが-1から5まで7段階ある中で、-1のチキンカレーを注文しました。頼んで5分ほどで出てきたスープカレーの一口目は、出来立てのため-1でも少々辛く感じました。味は、スープがスパイシーすぎなくて食べやすく、また使用されていた青森産の鶏肉はとても柔らかくて、美味しかったです。そんな木多郎さんは1985年2月に開店し、今年で30年を迎えます。開店当時から現在まで足を運んでくださるお客さんもいます。
店主の木下雅夫さんは、もともと会社員でしたが、仕事をやめ、澄川小学校の側で喫茶店を経営をはじめます。当時、カレーは軽食のメニューのひとつでしたが、そのときから人気は高かったそうです。その3年後にはカレーを専門に扱うようになりました。ベースはインドカレーだったので、味を知りながら試行錯誤を重ねていきました。19年ほど経営した後、今の場所に移転しました。
木多郎さんのこだわりは「ない」そうです。そうは言っても気をつけていることはあり、当たり前のことを当たり前にやることが大事だと話してくださいました。例えば、カレーの風味を損なうのを防ぐために、メニューによって違うフライパン、なべを使用することを徹底しています。また、辛さを調節するスパイスはベースが決まっているので、甘口にするときはきび糖をいれています。こうした時間がかかるからこそ、木多郎さんのスープカレーには固定客が多いのだと思います。
ちなみに、レトルトの販売も行っています。
木下さんは澄川在住なので、澄川のことについてとても詳しくお話してくださいました。ひとつは、澄川は住むには最適のまちだということ。地下鉄も通っており、薬局やスーパーなども住宅の近くにあります。さらに、地盤が固いので、外から人が来やすいという点も挙げていました。そのため、澄川は今のままで良いということを仰っていました。ただ、お店として稼ぐには少々厳しいこともあるようです。
今回は突然の取材に応じていただき、本当にありがとうございました!
名前・スープカリー木多郎 澄川本店
住所・札幌市南区澄川6条4丁目2-1
定休日・日曜、祝日、第2土曜(年末年始休)
営業時間・11:30~14:00、17:30~20:00(土曜は昼のみ)
電話番号・011-814-1203
取材・東、赤松、目黒
記事・目黒
写真・東
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