ぐんま郷土芸能助っ人塾

群馬県内各地に、保存・継承されている郷土芸能を支援します。

津久田人形

2013-05-26 16:27:51 | 活動
赤城歴史資料館に収蔵されている資料によると、なんと300年前から津久田で人形芝居が上演されていた。


番町皿屋敷のお岩さんのかしらが一番古い。(左側の一番上)

 
新しい衣裳になった人形。今後は自前の人形(三人遣い)で操る。


趣のある人形も健在


上三原田の歌舞伎舞台は有名だが(県立歴史博物館の模型がある)、上の森の舞台(津久田の舞台)もすごい。1811年に建立されたから船底形式の舞台としては現存最古。


側面のガンドウ(右側の部分)が開くと舞台が拡張される。正面の一番手前の床もロープをかけておろすと人形が扱いやすい高さに舞台がなる。まるでからくり屋敷のようで面白い。しかしこの仕掛けを人の力だけで動かすのだから、たくさんの人の手を必要とする。いかに地域の人が人形芝居を楽しみにして、大切にしてきたか。


津久田の舞台で津久田の人形芝居がみたい。