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手づくりパンとおうちでワイン --スイス堂--

「パン」と「ワイン」と「そのお供」
美味しい三位一体のお店から、“おうちで楽しむ豊かな日常生活”を応援します!

パテ、テリーヌ、リエット、ムースの違いは?

2012年07月19日 | パンやワインのお供
パンにつけて食べると美味しいパテ。

スイス堂には、リエットやムースもあります。

レストランに行くと、テリーヌというのも見かけます。

いったい、どこがどう違うんでしょうか?
なんとなく、同じといえば同じようにも見えるし・・・

そこで、ちょっと調べました。

会社員から中学生まで、なにか調べて来いといわれると、すぐウィ○ペディア
に直行が今風ですが、このテーマではキチンとした回答は得られません。

「ムースは野村克也氏の愛称」などと聞いたこともないことが書いてある
一方で、食べものについてはスイーツとしての記述しかないので、この手の
テーマについてはあてにしないほうがよさそうです。

そこで、いろいろあたってみたのですが、いちばん腑に落ちた資料は、舶来食品商社さん
の印刷物でした。
ここでは、そこに書いてあったことをベースにまとめてみました。

まず、語源です。
これを押えておくと頭が整理しやすくなりました。

パテはパイと同じ語源だそうです。
テリーヌとは、「陶製の型」という意味だそうです。
リエットとは、豚肉の塊の意。
ムースは、いうまでもなく「泡」です。

次に、料理方法としての特色ですが、パテとテリーヌはオーブンで焼くのが共通で、
パイ皮で包んだらパテ、型に入れて焼いたらテリーヌ、ということだったのでしょう。

ところが、パイ皮で包まないパテや、型を使わないテリーヌも一般化してきた昨今では、
境界線は曖昧になっています。
だから、ややこしく見えるのでしょうね。

ムースは、生クリームや卵白で泡立ててから蒸し焼きにします。
(ミルクやバターをふんだんに用いて、ほとんどムース状に蒸し焼きにした
料理を「パテ」と称して出しているところもありますから、こちらの
区別も厳然としていません)

リエットは、肉塊をいったん煮込んでから身をほぐして、別にしておいた
脂と和えて保存性を高めたものだそうです。

当店のポークリエットは、コンビーフのポーク版ですとご説明しております。
この表現がいちばんわかりやすいようです。
お客様にも一瞬でご理解いただけています。