ブログをご覧の皆様、こんにちは~
またまたブログ更新がご無沙汰になってしまいました。
さて、今日は「群馬県立桐生高等学校吹奏楽委員会第35回定期演奏会」の取材をしてきましたので、その取材日誌を兼ねて少しお話と感想をしようかと思います。
今日はあいにくも雨模様、私が午前10時に会場の「桐生市民文化会館シルクホール」に到着した時はドシャ降りの雨でした。
車を裏手の立体駐車場へ置き録音機材を会場まで運び込みホールへ入ると、背筋がピンと張り詰める様な緊張感が伝わって来るのが感じられました。
ちょうどチューニングが終わり、基礎練習(ハーモニー練習)を行ってる最中でした。どうやら1部のゲネプロは昨日のうちに終了した模様で、2部のゲネプロからのスタートでした。
顧問の先生にご挨拶をさせて頂き、機材のセッティングを開始。
機材の調整を兼ねながらマイクロフォンからの音を聴くと、指揮者の先生やコーチの先生が曲の細部までの指示が聞こえてくるではありませんかぁ~
「E♭(エス)の音をしっかり!」とか、「チューバの最後のC(チェー)の音、1本でいいよ」とかetc・・・
「これは本番が楽しみだぞ~」と思いながら収録の準備を進めました。
会場時間ギリギリまで熱の入ったゲネプロが続きました。
14時、いよいよ本番スタートです。
最初の曲はジェリー・ビリクの「ブロックM」でした。
「ポップスマーチの先駆け」と言われてるこの名曲を桐高ブラスがどんなサウンドで演奏してくれるかとワクワクドキドキです。
イントロのフレーズを聴いただけで、「これは行ける」と思うほど、勢いのあるサウンドでしたね。トリオでのTPミュートのリズミックなオブリガート、トリオのブリッジの後に出てくるバスドラムのカウンターのリズムも、見事にきまり大変素晴らしい「ブロックM」を久しぶりに聴きました。
プログラム中で私が注目した曲は、「エルザ大聖堂への行列」と「吹奏楽のための第一組曲」です。この2曲は吹奏楽曲の中でも大変重要なレパートリーでバンドと指揮者の力量が如実に現れます。
「エルザ大聖堂への行列」は1部の2曲目で、まだプレーヤーが緊張して居て、冒頭から音が固めでした。コールアングレの代役のA.saxの影譜の音をもう少しほしかったかなぁ~ClとObのソロは見事でした。
転調してからまた再度Es-durに戻った後のフォルテッシモの音の乱れが残念です、プロでも難しい場所なので仕方ないかもしれませんね。
「吹奏楽のための第一組曲」は、これはとても素晴らしい演奏でした。
シャコンヌでの低音の旋律は緊張感があり、それに続く変奏もとても良く旋律が絡み合い、桐高ブラスのレヴェルの高さを十分に発揮した演奏でした。何よりも見事だったのは「バスドラム」でしょう。一発の重要性を感じたのでは・・・
第3楽章「マーチ」にも同じ事が言えるでしょう。
指揮者の先生が、F.フェネル著書の「バンドベーシックレパートリー」のアナリューゼを忠実に再現してる様でした。
最近の私が聴いた第一組曲の中では、ベストに近い完成度だと思います。
2部で演奏した福田洋介氏作曲「ファンタジアⅠ織姫」はスコアを拝見した事は有りましたが、実際の演奏を聴いたのは今回が初めてです。
雅楽の様な旋律と和太鼓や〆太鼓などを使い、織姫伝説を見事に表現してると思いました。FlとPicのソロを、篠笛(龍笛)に代えて演奏してみるのも面白いかなぁと・・・独り言ですが。
桐生発のこの素晴らしい曲を、桐高ブラスで全国へ広めてほしいです。
この他にも今年度コンクール課題曲や、懐かしい課題曲も演奏されました。
この演奏会の模様は「吹奏楽の調べ」番組の中でご紹介させて頂きます。
放送を楽しみにして下さいね。
またまたブログ更新がご無沙汰になってしまいました。
さて、今日は「群馬県立桐生高等学校吹奏楽委員会第35回定期演奏会」の取材をしてきましたので、その取材日誌を兼ねて少しお話と感想をしようかと思います。
今日はあいにくも雨模様、私が午前10時に会場の「桐生市民文化会館シルクホール」に到着した時はドシャ降りの雨でした。
車を裏手の立体駐車場へ置き録音機材を会場まで運び込みホールへ入ると、背筋がピンと張り詰める様な緊張感が伝わって来るのが感じられました。
ちょうどチューニングが終わり、基礎練習(ハーモニー練習)を行ってる最中でした。どうやら1部のゲネプロは昨日のうちに終了した模様で、2部のゲネプロからのスタートでした。
顧問の先生にご挨拶をさせて頂き、機材のセッティングを開始。
機材の調整を兼ねながらマイクロフォンからの音を聴くと、指揮者の先生やコーチの先生が曲の細部までの指示が聞こえてくるではありませんかぁ~
「E♭(エス)の音をしっかり!」とか、「チューバの最後のC(チェー)の音、1本でいいよ」とかetc・・・
「これは本番が楽しみだぞ~」と思いながら収録の準備を進めました。
会場時間ギリギリまで熱の入ったゲネプロが続きました。
14時、いよいよ本番スタートです。
最初の曲はジェリー・ビリクの「ブロックM」でした。
「ポップスマーチの先駆け」と言われてるこの名曲を桐高ブラスがどんなサウンドで演奏してくれるかとワクワクドキドキです。
イントロのフレーズを聴いただけで、「これは行ける」と思うほど、勢いのあるサウンドでしたね。トリオでのTPミュートのリズミックなオブリガート、トリオのブリッジの後に出てくるバスドラムのカウンターのリズムも、見事にきまり大変素晴らしい「ブロックM」を久しぶりに聴きました。
プログラム中で私が注目した曲は、「エルザ大聖堂への行列」と「吹奏楽のための第一組曲」です。この2曲は吹奏楽曲の中でも大変重要なレパートリーでバンドと指揮者の力量が如実に現れます。
「エルザ大聖堂への行列」は1部の2曲目で、まだプレーヤーが緊張して居て、冒頭から音が固めでした。コールアングレの代役のA.saxの影譜の音をもう少しほしかったかなぁ~ClとObのソロは見事でした。
転調してからまた再度Es-durに戻った後のフォルテッシモの音の乱れが残念です、プロでも難しい場所なので仕方ないかもしれませんね。
「吹奏楽のための第一組曲」は、これはとても素晴らしい演奏でした。
シャコンヌでの低音の旋律は緊張感があり、それに続く変奏もとても良く旋律が絡み合い、桐高ブラスのレヴェルの高さを十分に発揮した演奏でした。何よりも見事だったのは「バスドラム」でしょう。一発の重要性を感じたのでは・・・
第3楽章「マーチ」にも同じ事が言えるでしょう。
指揮者の先生が、F.フェネル著書の「バンドベーシックレパートリー」のアナリューゼを忠実に再現してる様でした。
最近の私が聴いた第一組曲の中では、ベストに近い完成度だと思います。
2部で演奏した福田洋介氏作曲「ファンタジアⅠ織姫」はスコアを拝見した事は有りましたが、実際の演奏を聴いたのは今回が初めてです。
雅楽の様な旋律と和太鼓や〆太鼓などを使い、織姫伝説を見事に表現してると思いました。FlとPicのソロを、篠笛(龍笛)に代えて演奏してみるのも面白いかなぁと・・・独り言ですが。
桐生発のこの素晴らしい曲を、桐高ブラスで全国へ広めてほしいです。
この他にも今年度コンクール課題曲や、懐かしい課題曲も演奏されました。
この演奏会の模様は「吹奏楽の調べ」番組の中でご紹介させて頂きます。
放送を楽しみにして下さいね。