迫田和代/花冠同人

迫田和代の俳句ブログ

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17 コメント

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御礼 (小口泰與)
2013-04-12 09:14:55
迫田和代様
昨日、迫田様の素晴らしい句集「遠い日」を頂きました。
有難う御座いました。
早速拝読させて頂きました。
以下に私の好きな句をあげさせて頂き、御礼とさせていただきます。

好きな句
◎春
白梅の香りとともに明るさも
陽をあびて桜の蕾まるまると
花影を水面に映し川流る
春の日をあびる窪みはさみどりに
◎夏
広々とここより海まで麦の秋
上げ潮の水面にゆれる葉桜よ
青空をゆつたり泳ぐ鯉のぼり
D51の走る線路に月見草
岩に立ち紺碧の海へ日焼けの子
◎秋
朝早く咲いた朝顔空の色
白萩を見しより楽しき散歩かな
底なしの空の青から雁の列
野にありし姿のままを吾亦紅
陽を浴びてひらひらひらと秋の蝶
呼ぶ声も返るこだまも冬近し
◎冬
行き暮れて冬の野にある道祖神
白波の寄せる島々冬紅葉
冬薔薇の海風弾く強さ見る
星の夜の枯野を過ぎる貨車の音
どこまでも丸く大きな冬野原
有難う御座いました。
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Unknown (渋谷洋介)
2013-04-12 10:55:37
テスト
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句集「遠い日」 (渋谷洋介)
2013-04-12 11:18:46
迫田 和代様
句集「遠い日」出版おめでとうございます。
句集昨日頂戴いたしました、ありがとうございます。
さっそく読ませていただきました。

好きな句>
菜の花に明るさ残し夕日落つ
対岸の土手に咲きいて犬ふぐり
窓からの風切り燕が子のもとへ
派手な傘さして行きたい梅雨続き
岩にたち紺碧の海へ日焼けの子
湧水のふちの露草汚れなし
暮れ初めて鹿の鳴き声宮島に
膝掛けに紅葉一枚舞い落ちて
行き暮れて冬の野にある道祖神
島影が明るくなって春隣

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句集のお礼と感想 (平田 弘)
2013-04-12 12:15:51
迫田和代さん 句集「遠い日」の発刊おめでとうございます。
平坦でない人生を乗り越えて俳句の道を歩まれ、明るく生活
される句楽しく拝見いたしました。好きな句として四季一句
として
   満開の桜の下の車椅子
   派手な傘さして行きたい梅雨続き
   何処までも歩きたい夜や星月夜
   過ぎし日を明るく語る年の暮れ
まだまだ俳句とともに長生きをしてご活躍を祈ります
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句集のお礼と感想 (河野啓一)
2013-04-12 21:28:52
迫田和代さま
句集「遠い日」を本日頂戴しました。有り難うございました。
ともに戦禍を経験した同年代のお仲間として今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
素敵な御句をたくさん拝見させて頂いた中で、”私の好きな句”を以下に列挙させていただきますと。

  白梅の香りとともに明るさも
  満開の桜の下の車椅子
 一本の続く道あり朧月
 遠山に緑の冴えて梅雨に入る
 D51の走る線路に月見草
 散りてなお地にいきいきと萩の花
 吾子の住むドナウの川面に十五夜を
 国引きの大山全山紅葉かな
 過ぎし日を明るく語る年の暮
 初茜大きな海のその先に
星の夜の枯野を過ぐる貨車の音
車椅子の吾が肩に冬日がぬくし

一層のご健吟をお祈り致します。



 
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句集のお礼 (藤田裕子)
2013-04-12 22:46:04
迫田和代様、句集「遠い日」ご出版おめでとうございます。お送りいただきまして有難うございます。過去の悲しい出来事を受け入れ、現在充実した生き方をされているお姿に、尊敬の念でいっぱいです。今を大切に、まわりの人や物や自然をいとおしまれ、優しい眼差しで、明るく俳句を作られています。人生の先輩として、とても教えられることが多く、明るさの中にもしみじみとした深みを感じました。俳句に向われるお気持ちがとても真摯ですばらしく、学ばせていただきました。
次に、好きな句を揚げさせていただきます。

白梅の香りとともに明るさも
吾子よりのプレゼントにも春の色
道端に咲ける菫よ空の青
広々とここより海まで麦の秋
新緑の燃える強さに身を正し
ほととぎす何もない夜を高らかに
コロコロと胸に響いてラムネ飲む
底なしの空の青から雁の列
湧水のふちの露草汚れなし
過ぎし日を明るく語る年の暮れ
初茜大きな海のその先に
どこまでも丸く大きな冬野原

これからも、お体を大切に、俳句を作る喜びを持ち続けられますようお祈り申し上げます。句集を読ませていただきまして有難うございました。
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お礼 (小西 宏)
2013-04-13 11:57:00
迫田和代様

句集「遠い日」のご上梓、たいへんおめでとうございます。また、このすばらしい句集をお送りくださり、とても嬉しく感謝いたしております。清清しい気持をもって楽しく拝読させていただきました。
いくつもの困難に出会いながらも、人々に感謝し、何事にも前向きに生きておられるお姿に感動を覚えました。この句集にはそうした生活、思いが、決して力むことなく、明るく詠われています。迫田様は今俳句に夢中になっておられるとのことですね。いつも様々なことに熱中し、楽しんで生きてゆくことの喜びを、私も少しでも見習わせていただきたいと思っております。

高橋信之先生、高橋正子先生が共に迫田様の代表作として挙げておられる
 白梅の香りとともに明るさも
 白色が全てを結び雛あられ
は私にとっても最も感銘深い作品ですが、他にも四季それぞれに、たくさんの秀句と巡り会うことができました。どうもありがとうございました。

 如月の土手に遊べる子の叫び
迫田様の句にはしばしばお子さまのお姿が拝見でき、ご家族に対する深い愛情が見て取れます。この句がお子さまを題材とされたものかどうか必ずしも定かではありませんが、早春の土手に春の芽生えを見つけ、自らの躍動感を叫びに発して遊ぶ子供の姿がいきいきと描かれています。

 D51の走る線路に月見草
静かに咲く月見草に対し、重く力強いD51の動きを配して夏の夕べの情景が鮮明です。アルファベットとアラビア数字の表記も効果的と思います。

 上げ潮にのりし風なり花野まで
瀬戸内海に面する情景だろうと推察いたします。上げ潮の膨らみが風を呼んで花野を揺らす。これもまた、美しくも力強い風景の取り上げ方です。

 牡蠣打ちの小屋の屋根にも朝日さし
周りには牡蠣舟が停泊し、網、貝殻などが置かれているのかもしれません。広島といえども冬の朝の寒さは厳しいはずです。そこに朝日が昇り、牡蠣打ち小屋の屋根を輝かす。郷土色溢れた風景であり、希望の一日の始まりでもあります。
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句集のお礼 (藤田洋子)
2013-04-14 01:18:53
迫田和代様、このたびは句集「遠い日」のご出版おめでとうございます。お贈りいただき心よりお礼申し上げます。優しく爽やかな色合いの表紙を開き、同じ瀬戸内に住む嬉しさを感じながら読ませていただきました。一読して、これだけのリスクをお持ちながら、常に明るく前向きなお姿に驚かされました。ともすれば、リスクなど忘れさせてしまう、俳句のみずみずしさや明るさです。苦難を乗り越えられた精神力の強さに深い感銘を受けます。また、ときに少女のような純粋な眼差しにほっと心安らぎます。春、夏、秋、冬、四季をこよなく愉しむ情景に、生きる喜びがあふれます。明日への明るい希望がもてる素晴らしい句集を読ませていただきありがとうございました。これからも、どうぞお体大切にご健吟ください。
特に心に残る句をあげさせていただきます。

白梅の香りとともに明るさも
陽をあびて桜の蕾まるまると
満開の桜の下の車椅子
花祭空晴々と稚児の列
まっすぐに代田をつなぐ道のあり
光りつつ若葉あふれる平和通り
松蝉鳴き遠い日のこと懐かしき
すっきりと伸びた青田を揺らす風
朝早く咲いた朝顔空の色
底なしの空の青から雁の列
湧水のふちの露草汚れなし
車椅子吾が膝の上の濃竜胆
初茜大きな海のその先に
晴れた朝七草粥の野の香り
雪明かり総てをつつむ夜の雪
車椅子のわが肩に冬日がぬくし
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句集のお礼 (祝恵子)
2013-04-15 21:59:15
迫田和代様、句集「遠い日」の発刊おめでとうございます。お送り頂きましてありがとうございます。人生の先輩である迫田様の明るさ、強さ、優しさに感動すら覚えます。益々のご健吟をお祈りします。好きな句を挙げさせていただきます。

きらきらと木々の芽吹きのいっせいに
菜の花に明るさ残し夕日落つ
花祭空晴々と稚児の列
広々とここより海まで麦の秋
まっすぐに代田をつなぐ道のあり

瀬音たて流れる川に鮎の影
海風に揺れる棚田の田植えかな
山影を背負う棚田に夏日さす
車椅子吾が膝の上の濃竜胆
朝日射し旅ゆく楽しさ菊日和

冬の虹土手道駆ける児の上に
過ぎし日を明るく語る年の暮
冬薔薇の海風弾く強さ見る
初雪や原爆ドームの空に舞う
音たてて夜行列車が枯野行く
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御礼と御祝い (佃 康水)
2013-04-16 09:55:03
迫田和代様 この度は句集「遠い日」のご出版誠におめでとうございます。素晴らしい句集をご恵送賜りありがとうございました。和代様とはお住まいが広島で有る事、そして花冠俳句初心者添削教室で席を並べて勉強させて頂いたと言う事も有り、大変親しくして頂き本当にありがとうございます。お身体がご不自由とは言っても恵まれた環境の中に有ってちっともその暗さは無く、何時お会いしても明るく自分のお考えをはっきり持って居られる所からあの様に「はっ!」とさせる大胆で明るい句が出来るのだなと教えられるものが沢山有りました。一番嬉しい事は花冠俳句のご縁で初めて平和公園の青々と成長した被爆青桐を訪ねられた事です。そして原爆ドームを詠まれた事も花冠俳句のお蔭と私自身も嬉しく思っています。この立派な句集を最愛のご子息様もさぞお喜びになられたことでしょうね。信之先生の序分そして正子先生の跋分を含め何度も読み返し、つくづく「いい句集だな!」と度々鑑賞させて頂いております。
次に私の好きな句を挙げて句集「遠い日」の出版のお祝いとさせて頂きます。

白梅の香りとともに明るさも
白色が全てを結び雛あられ
満開の桜の下の車椅子
吾子よりのプレゼントにも春の色
ホームにもバレンタインの贈り物

松蝉鳴き遠い日のこと懐かしき
光りつつ若葉あふれる平和通り
新緑の燃える強さに身を正し
派手な傘さして行きたい梅雨続き
すっきりと伸びた青田をゆらす風

朝早く咲いた朝顔空の色
底なしの空の青から雁の列
吾子の住むドナウの川面に十五夜を
湧水のふちの露草汚れなし
ふるさとの山を偲んで栗を焼く

初冬の沖より汽笛尾をひけり
パープルのレインコートに初時雨
過ぎし日を明るく語る年の暮れ
初雪や原爆ドームの空に舞う
車椅子のわが肩に冬日がぬくし

これからも御身体にはくれぐれもお気を付けになられご健吟を願って居ます。
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