こんにちは、藤原徳訓です。
今日は、相田みつをさんの名言をご紹介していきます。
私のかつて通っていた小学校の校長先生が、
相田みつをさんのことがとても大好きで校長室前の廊下には
たくさん相田みつをさんの作品が並んでいました。
その中でも心に響いた名言の一つを今回皆さんにご紹介します。
「あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも
みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための。」
この言葉は、多くの人々の心を打つ、詩人・書家、相田みつを氏が遺した名言の一つです。
一見、何気ない言葉のように思えるかもしれませんが、
そこには、相田みつを氏が自身の経験を通して得た深い洞察と、
人生に対する前向きなメッセージが込められています。
今日は、この名言が生まれた背景、
そして相田みつを氏の生い立ちを通して、
この言葉が持つ意味を深く掘り下げていきましょう。
~相田みつを - 挫折と苦難を乗り越えた人生~
相田みつをは、1917年、大阪で生まれました。
幼少期から絵を描くことが好きだった彼は、将来は画家を夢見ていました。
しかし、中学を卒業した後、家計を助けるために就職し、
画家になる夢は諦めざるを得ませんでした。
その後、彼は様々な職を転々とし、戦争中は徴兵され、戦地へ。
厳しい戦況の中で、彼は命の危険と隣り合わせの生活を強いられました。
戦争が終わり、ようやく故郷へ戻った彼は、
再び画家になる夢を諦めきれず、絵画教室に通い始めます。
しかし、画家としての道は険しく、なかなか成功を手にすることができませんでした。
~転機 - 書道との出会い~
そんな中、彼は書道に出会います。
書道を始めた当初は、ただ単に絵を描くための練習として始めたに過ぎませんでした。
しかし、書の世界にのめり込むにつれて、
彼は書道の中に、言葉の力、そして人間の心の奥深さを見出していきます。
~挫折から生まれた言葉 - 人生の深みを知る~
相田みつをは、自身の経験を通して、
人生の苦しみや悲しみ、そして挫折の大切さを学びました。
彼が画家になる夢を諦めざるを得なかった時、
戦争で命の危険にさらされた時、画家としての道を諦めようとした時。
彼は、数々の苦難を経験し、絶望の淵に立たされました。
しかし、彼はその経験を無駄にはしませんでした。
彼は、苦しみや悲しみから逃げ出すのではなく、それらを受け止め、
自分自身を成長させる糧として活かすことを学びました。
そして、その経験から生まれたのが、あの有名な言葉です。
「あのときの あの苦しみも あのときの あの悲しみも みんな肥料になったんだ なあ じぶんが自分になるための。」
~言葉が持つ力 - 人生の教訓~
この言葉は、私たちに、人生における苦しみや悲しみは、
決して無駄ではないことを教えてくれます。
それらは、私たちが成長するための大切な栄養素であり、
より強い自分になるための肥料なのです。
人生は、常に順風満帆とは限りません。
誰もが、困難や挫折を経験するものです。
しかし、その経験を乗り越え、成長していくことで、
私たちはより大きく、より豊かな人生を送ることができるのです。
~相田みつをの言葉が与える力~
相田みつをの言葉は、私たちに、
どんな苦難にも立ち向かう勇気を与えてくれます。
困難に直面した時、私たちを励まし、勇気づけ、前に進む力を与えてくれるでしょう。
相田みつをは、自身の経験を通して、人生の深い意味を悟りました。
そして、その経験を言葉にして、多くの人々に伝えました。
彼の言葉は、時代を超えて、人々の心を癒し、勇気づけ、希望を与え続けています。
この名言が皆様の人生をより良く輝かせる手助けになれば嬉しいです。
藤原徳訓
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